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『未来』は子どもたちのためにある

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ボクとしては、熱いまなざしを持ってみてくれる子どもたちを信じたい。 未来は子どもたちのためにあると思います。  ――石ノ森章太郎
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#日記

子どもに怒るのと叱るのは違うと考えるのは危険

子どもに怒るのと叱るのは違うと考えるのは危険

少し前に話題になっていてネットで目にしました。子どもが何か問題行動をした時に

怒るは感情が入っているからダメで叱るはしつけだけだから良い

みたいな話でした。色々な議論がなされていましたが、私はこういう考えはとても危険だと感じています。なぜなら一番大切なことが抜け落ちているからです。それは、

子どもから見たらどっちも一緒

っと言うことです。怒られようが叱られようが子どもからしたら一緒ですよ。

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子どもに買い物をさせると勉強がぐーんと伸びる

子どもに買い物をさせると勉強がぐーんと伸びる

今まで沢山の小学生と勉強をして来ましたが、小学校の勉強で1番難しい勉強って

わり算(筆算)

だと思っています。断トツで苦戦する子が多いです。小数バージョンもありますがこれまた苦戦する子が多いです。九九もひき算も入って来るのでやる事が盛り沢山なのですが、どこに1番つまずくかと言いますと商を立てる所なんですよね。例を挙げますと、

932÷28という問題があるなら、初めに93に対して28にいくつか

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子どもがわたしの知らない“社会”にいることを実感した話

子どもがわたしの知らない“社会”にいることを実感した話

今朝ね、びっくりしたんです。

4歳を園に送っていって、教室の扉を開けたら。

家でもよーーーく名前が出てくる、一番仲良しの子がまず気づいてくれて。
「きょうもあそぼーねー!」と元気に声かけてくれました。
4歳は手を振り返して、でもちょっと照れくさそう。

わかるよ、おかーさんが見てると恥ずかしいよね。
わたしもそうだった。

そのあと3人お友だちがやってきて。
「○○ちゃんいるよ!」
「○○ちゃ

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「何を書いたらいいかわからない」と言った小1息子が作文の宿題で書きたいことを見つけるまで。

「何を書いたらいいかわからない」と言った小1息子が作文の宿題で書きたいことを見つけるまで。

毎週、日記を書くという宿題がでるようになり、「なに書けばいいかわかんないよ、書きたくない」とぶつぶつ言っている小1息子。

どうしたものかと、助けを求める気持ちで息子のランドセルの中から国語の教科書をさがす。

見つけた!と思ったら日記について書いてあるのは1ページ。
”いつどんなことをしたか、どんな気持ちになったか書きましょう”と書いてあった。

そんな説明で書けたら苦労しないぜ…。

うーむ、

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書くことが好きになる分岐点

書くことが好きになる分岐点

フリースクールから帰ってきた小4長男と話していたら「今日作文でじいじの家に行った話を書いたよ!」らしい。

フリースクールでときどき作文を書いているのは知っていたけど、作文に苦手意識のある長男が自分から作文の話をするのはめずらしい。

なんとなく、ちょっと聞いてほしそうな雰囲気を感じたので「どんなこと書いたの〜?」と聞いたら、作文を読みあげるように、ところどころ臨場感や感情をこめて書いた内容を教え

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ボクは国語が嫌いだった

ボクは国語が嫌いだった

毎月、読書感想文を書くと決めたのは良いけど、最後に書いたのはいつだろう。記憶に残っているのは、小学生まで遡らないと覚えていない。中学、高校でも書いたはずなのに、何も思い出せない。高2までのボクは、国語や現代文、古文がめちゃくちゃ苦手だった。登場人物が何を思っているか試験で問われたとき、『そんなん分かるわけないやん!』と思ったのがキッカケだ。

たとえば、こんなシチュエーションを想像して欲しい。

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息子が教科書に噛み付いた日

息子が教科書に噛み付いた日

息子が教科書に噛み付いた。
何の比喩でもなく歯を食いしばって教科書の端を噛んだ。
イライラして体をこわばらせて、フーフー言いながら噛み付いた。
そしてこんな風に言った。

「僕は!国語の教科書を開くとイライラする!噛み付きたくなる!この手触りがいやだ!教科書を使いたくない!いつも授業中も噛み付きたくなるからえんぴつとか襟を噛んだりしてなんとか我慢してるけど、いやだ!使いたくない!」

気のせい、で

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子どもと「何をして遊ぶ」のが、親として正解なのか?

子どもと「何をして遊ぶ」のが、親として正解なのか?

最近「子どもと何をして遊んであげたらいいのでしょうか?」というご相談が、立て続けにありました。
また、「子どもがちゃんと遊べるようになるのは何歳からですか?」というご相談も時々いただきます。
みなさんは、お子さんとどんなふうに遊んでいますか? そもそも遊ぶ時間なんてない……!という方も安心してくださいね。
今回は、子どもと遊ぶことについて考えてみたいと思います。まずは次のマンガを見てみましょう。

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白饅頭日誌:9月13日「“スポーツ格差”の背後にある恐ろしい分断とはなにか?」

白饅頭日誌:9月13日「“スポーツ格差”の背後にある恐ろしい分断とはなにか?」

 子どもの運動能力と家庭の収入との関連性が明らかになりつつある。

 多くの人が想像するとおり、収入が高い家庭の子どもの方が運動能力にすぐれていることが、研究調査によって明らかになった。

「勉強が続かない」を無くすDX

「勉強が続かない」を無くすDX

column vol.688

知人の子供が勉強しないでYouTubeばかり見ているので、知人は不安だったそうですが、その割には子供の成績が上がる(?)

「なぜだろう…?」と思って、知人がお子さんにその理由を探ると、何と視聴していたのは「勉強を教える」チャンネル。

YouTubeを見て遊んでると思っていたら、ちゃんとYouTubeで勉強していたということです(笑)

しかも、最近の学習系チャン

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「小学校入学前」の親子の会話。もっとも大事なポイントとは

「小学校入学前」の親子の会話。もっとも大事なポイントとは

小学校の入学を控えるご家庭では、心構えはもちろん、準備すべきものも多くて大変ですね。

インターネットで“入学前にできるようにすべきこと”なんていう記事が目に入る機会も増えて、落ち着かない気持ちになります。

4月生まれと3月生まれではできることの違いや、成長にも個人差はありますが、それほど気にしなくてもいいと思います。できる子と比較して、我が子にダメ出しするほうが、よっぽどマイナスです。

そん

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一番好きなのは?「世界中の人」と言ったコリスにその心を聞いた

一番好きなのは?「世界中の人」と言ったコリスにその心を聞いた

*先日の連休中日、キャンプ泊の翌朝書いたnoteです*

眠りにつく間際、こんな話をしてくれたコリス。
(コリス:娘のnote上ネームをつけました♪)
朝起きて顔を洗った後、昨日の話について話を振ってみた。

わたし「昨日寝る時に言ってたあの好きな人の話なんだけど。」
コリス「ああ、昨日のアレね。一番好きなのは世界中の人って言ったはなし?」
わたし「そうそう、どうして世界中の人が一番好きなのかなっ

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育児は「次世代人財」への道標

育児は「次世代人財」への道標

column vol.604

昨日は、自分のできることはどんどん任せて新しいことに挑戦し、成長に繋げるという話をさせていただきました。

しかし、それでも時間が足りないのが「育児世代」ではないでしょうか?

働きながら子どもを育てる。

これは考えれば考えるほど凄いことだと思います。

仕事も出来ることをこなすのが限度で、なかなか勇気のある挑戦ができないという人も多いでしょう。

私個人としては

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「完璧じゃない」が「正解」

「完璧じゃない」が「正解」

column vol.597

実は、昨年末からとある商業施設で子育てママたちのコミュニティデザインに取り組んでおり、子育てママの日常の大変さ、課題をお聞きする機会が増えています。

そんな中、男女平等が進むフィンランドで、「悪いお母さん」の支持が広がっているというニュースを目にし、釘付けになりました。

〈AMP / 2022年3月12日〉

一体、どういうことなのでしょうか…?

「完璧」は時

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