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子どもがわたしの知らない“社会”にいることを実感した話

今朝ね、びっくりしたんです。

4歳を園に送っていって、教室の扉を開けたら。

家でもよーーーく名前が出てくる、一番仲良しの子がまず気づいてくれて。
「きょうもあそぼーねー!」と元気に声かけてくれました。
4歳は手を振り返して、でもちょっと照れくさそう。

わかるよ、おかーさんが見てると恥ずかしいよね。
わたしもそうだった。

そのあと3人お友だちがやってきて。
「○○ちゃんいるよ!」
「○○ちゃんきてるよ!」
と、その仲良しの子がもう登園していることを口々に教えてくれました。

照れながらも、その子たちにも手を振って。
4歳は教室に入っていきました。


すごいなあ、3歳児って。
誰と遊びたいか、どんな遊びしたいかだけじゃなくて。
どの子とどの子が仲良しかまで把握してるんだ。

しかもそれを、わざわざ伝えに来てくれるのです。みんなやさしい。


うちの子は去年まで別の小規模園に通っていたので、全員今年度からのお付き合いのお友だち。
途中入園は人数が少なくて、クラスのほとんどは去年からの持ち上がりの子たちです。


4月になるまで、わたしはすごく不安でした。
慣れればすごくのびのびと遊ぶ子ですが、人見知り場所見知りをそれなりにする(当時)3歳。
今までの小規模園のお友だちよりも人数の多いクラス。
しかも、できあがってる輪の中に入るわけです。
母なら……ああ胃が痛い。

2歳までは、先生とのやりとりが中心なので、気が合わない子がいても先生がいればなんとかなる。
でも3歳児、年少からは友達とのやりとりも増えるので、知らない子だって敬遠されたらどうしようって勝手に気を揉んでました。


4月から今まで、お友だちや先生が理由で「いきたくない」と言ったことは一度もありません。
なんなら「○○ちゃんははやくきてるから、もっとはやくいきたい」と言い出すことも。

新しい園にすぐ馴染めたのは、やさしいお友だちがたくさんいるから。
名前を呼んで、手を振って、「一緒に遊ぼう」って言ってくれる子たちがいるから。

帰ってきて「今日は何したの?」と尋ねると、お友だちの名前が次々出てきます。
すごいよね、全員フルネームで覚えてるんだよ。


一昨年、保育園に預け始めたときにはまだ文章でしゃべれなくて。
連絡帳が、園の生活を知る唯一の手段でした。

それが、去年はなんとなくお友だちの名前をちらほら聞くようになって。
でもまだ平行遊び(同じ空間で同じものを使って別々に遊ぶ)の段階だから、どういう関わりがあったかまではよくわかんなくて。

今年はすごい。がっつり一緒に遊んでる。
簡単なごっこ遊びとか、同じおもちゃで同じルールで遊んだりしてるみたい。
しかもそれを、帰ってきてから教えてくれる。

そこには、わたしの知らない4歳の世界が、社会がある。


一日終わって迎えに行って。
何したかを4歳から聴くのが、わたしの毎日の楽しみです。


今日も読んでくれて、ありがとうございます。

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