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詩・日記

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日々を徒然なるままに。自由に書いています。
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表現方法を磨くことに、人生を捧ぐ

表現方法を磨くことに、人生を捧ぐ

自分の中の真理を深めるような出来事が、最近あったので忘れないようにここに留めようと思います。

「大事なのは、"真実"ではない、
   大事なのは、"表現方法"である」

これは、私の価値観です。

例えば貴方はピカソが好きじゃないとする。
絵画そのものに興味が無いということではなく、ピカソの絵にピンとこない。良さがわからない、とする。

それに対して、貴方のそばにいる誰かが
「絶対に心からピカソ

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サリエリになれたらいい

サリエリになれたらいい

アートが好きなので(絵画から建築まで)、行ける場所には足を運び、行けないものも写真や動画で観て楽しんでいる。
そう、楽しんでいる…けど、いつも心の隅にはそれらを創り、造る者達への尊敬と畏怖のほかに嫉妬、そして自己卑下の感情があることにも気付いている。

どうして私はそちら側に行けなかったのだろう?
あんなに想像することも生み出すことも大好きだった、幼き日を思い出す。

保育園の頃は、「ハカセ」にな

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今年の仕事の話

今年の仕事の話

私がInstagramを始めたキッカケは、インテリア、内装、設計、施工、といった初めての業界に飛び込むこととなった「株式会社float」への転職。
 
 
SNSを通じて、最新の建築やインテリアの情報を得たり、新しいアートに触れたり、右も左もわからない業界へ飛び込んだ者なりにも、インプットすべく過ごす日々です。
(そしてその延長で、更新しないまま放置していたnoteも再開!無事1年以上毎月更新して

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大人になっても

大人になっても

忘れたくないな。
そして、できれば
また感じてみたいな。
 
 
初めて花火を真下から観た時の衝撃や
初めてビョークを聴いた時の衝撃や
 
初めて仕事終わりに飲んだビールの味や
初めて始発に乗って帰った時の空の色や
 
 
生まれて初めての
こんなに素晴らしいものが
この世にあるなんて
こんなに楽しいことが
この世にあるなんて
 
と感じずにいられなかった、あの感覚を
 
 
大人になっても、

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あの子に会いたくなったら

あの子に会いたくなったら

昔の自分の言葉に、気付かされたり励まされたりすることってありませんか?
 
 
とすると私が言葉を残そうと思うのも、未来の自分に送りたいから、なのかもしれない
 
 
青くて破茶滅茶で、悪びれることもなくマイペースで、生き急ぐように駆け回ってた私
 
 
あの子がまだどこかに居るのなら
会ってみたい 話してみたい
でももういない

 
人は変化する。
成長と呼ぶ変化もあれば、衰退と呼ぶ変化もあるけ

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5分間だけの

5分間だけの

帰路に着いて

駅に降り立ったその瞬間
ちょうど、プレイリストから大好きな曲が流れてきて。
足早に過ぎ行く人々を流し観ながら
誰の目にも留まらないような場所へ移動して。

ただ、目を瞑りイヤフォンだけに神経を集中する。

この一瞬のために自分は生きてるのではないか…
と錯覚さえする、
それくらい大切な5分間。

目をもう一度開けば
ほら、私も雑踏の
足早に過ぎ行く背景に戻るよ

プレイリストはもう

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自己紹介はしません

自己紹介はしません

何か決まった発信したいコンテンツがある場合、肩書きという意味での自己紹介は有用だと思います。
例えば「節税」について日々記事を更新している人であれば、会計士なり税理士なりの詳細なプロフィールがあるとその言葉に説得力が増しますよね。
または、同じ境遇の者同士が集うにも有用だとも思います。
就活中だったり、子育て中だったり、起業を目指していたり…有意義な情報交換のためには、プロフィールから選別すること

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ひとさじ

ひとさじ

私をひとさじ、あなたにあげる

毎日ひとさじ、あなたにあげる

あなたの舌の上で溶けて

あなたの喉を通って

あなたの中で、消化され吸収され

あなたの細胞の中に

少しでも私が刻まれますように

お腹いっぱいにはならないでね

少しずつ、ひとさじずつ

私のことを味わってね

毎日変化する味で、きっと飽きさせない

毎日ひとさじだけ

きっと足りないくらいが丁度良い

たったひとさじでも無限で

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砂時計と少年

砂時計と少年

道草ばかり 僕の靴
ちっとも言うこときいてくれなかった

あの頃は夕方がとても長くて
夜が短く感じたものさ

一度流れてしまったら戻らないと
思ってたけど、そうじゃなかった

白い月 追いかけて走った朝
太陽が昇りきるまでずっと見てた

懐かしい夢から覚めたら今日も
サラサラサラ時を刻んでゆく

砂時計みたいな僕たちの心に
優しい気持ち詰め込んで
ひっくり返してみる

溢れることはなくても、決して

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等々力渓谷とともに

等々力渓谷とともに

久しぶりに等々力渓谷を散策。
軽く歩けば汗ばむほどの気候でも、渓谷に踏み入れると一転。
スン、と背中から冷える空気が辺りに立ち込める。実際に渓谷内外では3〜4度ほどの気温差があるとのこと。
深い深い緑には、空の青や、建造物の赤が映えて、思わず何度も立ち止まって見渡したくなる。
鴨や白鷺に挨拶をして、苔の香りを楽しんで、葉がはらはらと舞う様子には移りゆく季節を感じ。
進めば、古墳〜奈良時代の横穴墓、

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25歳の私へ

25歳の私へ

2010年3月9日 18:44

「あなたにとって、人生とは何ですか??」

この問いに、みんななら何て答える?

きっと十人十色の答えになるだろうから、興味があります!

教えてー!

ちなみに私なら、こう答えます。

「私にとって人生とは、味わうものである。」

…どういう意味か説明すると、

たとえば、人生における悲しい出来事、面倒くさいこと、傷ついたり逃げたくなったり、その他もろ

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あの夜を

あの夜を

忘れるわけないじゃない
あの夜からもう13年と10日が経ったけれど

かかっていたヴァーブの新譜も
食べかけのシーザーサラダも
借りたのに観なかったキューブリックも
一瞬で蘇るほど
あの夜は私たちの真後ろにいるよ

あの夜が寂しそうに呼んでいるよ
もう来てくれないのかい、って

カールの取れた毛先も
マニキュアの禿げた指先も
汗と安物のコロンの匂いも
一瞬で蘇るほど
あの夜は私たちの真後ろにいるよ

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満員電車の車窓から

満員電車の車窓から

我思う故に我あり
なんて言葉があるけれど
それはつまり、自分の意識があるから、自分というものを認識できているんだということだろう。
あれあれ、そんなに小難しい話では無いですよ。少しだけ、最後までお付き合いください。

動物としてただ呼吸をして摂取して排泄しているだけ、
そこに自己という概念がなければ、人を人たらしめているとは言い難い気がする。

途方もない広い宇宙と、地球。この世界。
世界と自分を

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