記事一覧
今日は時々焦げ臭い。
本と映像メディアの、共通点は物語性で、差異点は現実を再構築する作用かな。後者は生きる力になる。
【随筆】拡がった『自己』の先にあるもの
「3億円の税金で、公立の美術館にウォーホルを展示するなんて…」
夕方のニュースでそんな街頭インタビューを見た。インタビュアーがどんな尋ね方をしたのかは知らないが、他にインタビューを受けていた中高齢の方々は、概ねこんな意見だった。
『芸術を理解しないなんて風情がない!』
こう捉えてしまうこともできる。けれど、冒頭のコメントが云いたいことはつまり、「自分は満たされていない」という事なのではな
【随筆】心理療法と侵襲性
ぼんやりと職業をカミングアウトしたばかりだけど、実はある程度当事者性も持っている。尤も、そういう支援者は多いのではないかと思うけれど。
そういう要素のせいか、トラウマティックヨガとか、ポリヴェーガル理論とか、そういうのを勉強していると、ふと心がざわつくことがある。共通するのが、身体へのアプローチについて触れられている場面だ。別に直接身体に触れられているわけではないのに、身体にアプローチすると
【随筆】ソマティックなメンタルヘルスのすゝめ
実はひっそりとメンタル関係の職種なのだが、近年、フィジカルな要素に注目した理論や心理療法が増えてきたな、と感じている。健康な生活を送っている、特にメンタル需要のない人でも、「マインドフルネス」「ヨガ」などの言葉は聞いたことがあるだろう。要は、「心」と「身体」を切り離して考えることはできないのではないか、という考え方だ。
個人的にも、そういう方向性には賛同しているし、社会的にも世界的にもそうな