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人生観の見直しをした
人生とは,坂道を登るようなものだとずっと思っていた。
キツイ,そろそろやめたい,でも登らなきゃ,という気持ちで登る,終わりの見えない上り坂。
一度転がり落ちてしまったら,そのまま下へ下へゴロゴロゴロゴロと…
そう考えると恐ろしくて歩みを止められないけど,ここらでもう転がり落ちた方がいっそ楽かも…なんて思うこともあった。
でも,よく考えたら人生の道のりという精神世界に万有引力の法則を適用する
「産まなきゃよかった」と言われて育った人へ
「産まなきゃよかった」
親にそう言われるのが普通のことでは無いと知ったのは,高校に入ってからだった。
少しでも認められたくて,猛勉強の末入ったお嬢様高校には,全くの別世界が広がっていた。
自分のような片親家庭など存在しないどころか,親が医者,弁護士,会社の役員なんてのはザラだった。
余裕のある親に育てられたかわいくて真っ直ぐな女の子たちは,もちろん親から殴られた事もないし,暴言を吐かれた事
北大1年。所属サークルはまだ、ない。
2019年、春。
私は染めたての茶髪をぎこちなくゆるふわ巻きにし、nonnoと睨めっこして東京で買ったチェックの膝丈ワンピースに身を包み、教養棟の前に立っていた。眼前には極彩色の団体特異的な装束をまとった先輩と多種多様なビラが飛び交っている。オシャレのオの字もない名門女子校から単身北の大地に文字通り武者震いしながら飛び込んできた私は、その光景にただ気圧されていた。
サークル選び。数多のサ