苦手なるもの

我は就職活動の度重なる心労にこうじにけり。
研究も進みたらず、我は世の窮地なり。
我苦手なるもの多し。
苦手なるものの悪口を書きてストレス発散す。

・元野球部の人
ファッションがかたくなにてノリも合はず。声の大きなるばかりの群れずは何も言えぬ人達と思へり。

・元サッカー部の人
中高よりモテこし人特有の高きみづからの肯定感よりくる爽やかさに忍ばれず。

・元バスケ部の人
とかく自己中な奴多く貞操観念も江戸の世並み。我のトラウマが蘇ればあながち。

・体育会系の人
おのれの頭で考ふるならひの無きため、いかなる理不尽を言はるとも「ハイ!」とクソでか返事に反対意見かき消す。諸悪の根源に、日の本の衰退の所以。これらがためにブラック体質が日の本には慢延せると断定す。

・四人より上の若き人の集団
男女問はず恐ろし。隙あらば悪口を言はるべからむ、敵に回すと数の力に世より我を排斥せむとす。

・ベリーショートの女
気の強き人多し。

・低身長巨乳むちむち女
その大きなる乳は思春期に部活も学問もこころばみこざりし証なり。
乳のほかに魅力のなきくせに男にモテるがうざし。

・我を性的なる目に見くるおじ
心地悪し。煩ひ。

・飲みし後外にいでしほどの外の明るさ
楽しくせんなきほどの終はりにけることに対する絶望を感ず。

・人に指図さるること
我天邪鬼なればなかなかやるまじくなる。

古文で書けば誰も不快にならないという道義的配慮の結果このような文体になりました。悪しからず。



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