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ポップカルチャーは裏切らない

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”好きなものを好きだと言う"を基本姿勢に、ライブレポート、ディスクレビュー、感想文、コラムなどを書いている、本noteのメインマガジン。
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2020年3月の記事一覧

00s to 20s 〜チャットモンチーとリーガルリリー

00s to 20s 〜チャットモンチーとリーガルリリー

時代は2020年代。僕がポップカルチャーに自覚的に触れ出したのが2000年代半ば。15年程が過ぎた。当時リアルタイムで触れていたモノに共振するような作品がここ数年増え、2000年代は既に影響元として語るべき世代になったと実感する。この「00s to 20s」シリーズの記事では音楽を中心にしながら、ゼロ年代とトゥエン年代(byスカート澤部氏)を繋げ語りしていきたい。

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2010年代ベスト映画30

2010年代ベスト映画30

今更ながら勝手に至極個人的な2010年代を振り返りたい、ベストトラックに続くベスト映画。平成ベスト映画と比べて、重たいテイストの作品が加わったけど、邦画好きからすると直球なセレクトが多い気がする。50音順30本。

1.愛がなんだ

ずっと引きずってきていた想いに額縁がついて飾られた気分になったような。人と人との結びつきに悩みは尽きないし、いつだって正解などないのだけど、落ち着いて見返した時に、ふ

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私立恵比寿中学、ドキュメンタリー映画3作に記録されたタフでポップな歴史[補足版]

私立恵比寿中学、ドキュメンタリー映画3作に記録されたタフでポップな歴史[補足版]

Real Soundに7回目の記事を寄稿しました。現在、YouTube上で期間限定公開中の私立恵比寿中学を捉えたドキュメンタリー映画3作に関してのレコメンド記事。良い意味でエビ中ファミリーに向けられたコアな作品であるため、基本情報などを諸々すっ飛ばした編集がされており、初めてエビ中を観る人は「今流れてるのはどういうくだり?」ってなっちゃうはず。なので、ある程度は状況を把握してもらえるよう、副読テキ

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春の陽射しが眩しくて目を閉じるプレイリスト

春の陽射しが眩しくて目を閉じるプレイリスト

1月、2月、4月、6月、8月、8月末、10月、11月、12月、めちゃくちゃ埋まってきた、そして本稿は3月のプレイリスト。別れの季節なので、そういった曲は充実してたけど、自分なりにピックアップするならこの24曲かなぁ

1.春の嵐/ふくろうず[AM1:00]
ふくろうずの春の〇〇って曲、いくつかあるけど、ひときわハイファイでワクワク感溢れるこちらをオープニングに。リフを担うシンセが気持ち良い。

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眉村ちあきのすべてを僕はまだ知らない

眉村ちあきのすべてを僕はまだ知らない

本来であれば今日は福岡DRUM Be-1で「CHIAKI MAYUMURA 2nd Tour 劇団オギャリズム」を観るはずだったのだけどコロっちゃった結果延期に。本来であればライブレポを挙げたかったけれどそれも叶わず、振替日程には行けなさそう、、けれども語りたい。メジャー2ndフルアルバム『劇団オギャリズム』についてのこと、そして映画『眉村ちあきのすべて(仮)』の事をね!

年明け1/8のリリース

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2020年2月の色々(tricot/ROTH BART BARON/アーバンギャルド/ラストレター/甘い手/スペシャ列伝/グッドバイ/Breezin Vol.1)

2020年2月の色々(tricot/ROTH BART BARON/アーバンギャルド/ラストレター/甘い手/スペシャ列伝/グッドバイ/Breezin Vol.1)

月ごとの色々、昨年7月ぶりの復活!

2.1 tricot 『真っ黒リリースツアー「真っ白」』@福岡DRUM Be-1 公演3日前にリリースされたばかりのメジャー1stアルバム『真っ黒』、そのツアー初日。白い衣装に身を包んだtricotはさながら"あの頃の赤い公園"のようだなぁと思いながら、1曲目からいきなり長尺のアレンジが施された「混ぜるな危険」で、さすが一筋縄でいかんなぁと唸ってしまう。ワン

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