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#コーチング

独立事業主としてのプロコーチの特質 その1ー労働集約型産業であること

独立事業主としてのプロコーチの特質 その1ー労働集約型産業であること

サラリーマンからプロコーチとして独立する場合、初めて独立事業主(自営業)になるケースが多々あります。

周りに自営業の方がおられると少しは心構えもできていますが、予備知識無しで独立し、「こんなはずではなかった・・」と戸惑う方もおられます。

今回と次回に分けて、独立事業主という側面でのプロコーチ業についてお話したいと思います。

プロコーチという職業を収入という観点で考えてみると、その特質は2つあ

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独立事業主としてのプロコーチの特質 その2ーSクワドラントであること

独立事業主としてのプロコーチの特質 その2ーSクワドラントであること

前回は、プロコーチ業は労働集約型産業の一つだということをお話しました。

今回は、別の角度からお話します。

Sクワドラントである

Sクワドラント、これは耳慣れない言葉かもしれせん。

「金持ち父さん貧乏父さん」シリーズで有名なロバート・キヨサキ氏は、著書「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント 」の中で、全ての人々は以下の4つのクワドラントのいずれかに属していると言ってます。

Eクワド

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中高生のリーダーシップ開発

中高生のリーダーシップ開発

岡山県山間部に設立された「ユースセンターまぁぶる」さんにて、中高生、大学生世代向けに、リーダーシップ研修と題して、自分らしいリーダーシップの発揮と、チームづくりについて2時間の講座を実施した。

目的は、子どもたちの「より主体的な活動」を引き出すこと。
この講座での目標は、子どもたち自身が自分らしいリーダーシップに気づき自信を持ってもらうこと。

結果として、6名の中高大生、社会人にご参加いただき

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シンプルなポジションチェンジをしてみよう(前編)

シンプルなポジションチェンジをしてみよう(前編)

 「ポジションチェンジに興味がある!」「やってみたい!」「上手になりたい!」

 そんなかた大歓迎です。一緒に探求しましょう。ぼくは多分、世界トップレベルにポジションチェンジ(以下PC)を多用しているコーチだと思います。なんでこんなにPCを多用するのか?僕の人生も大きく変わったし、たくさんのクライアントがこれで人生を変えてきたからです。

 僕は、PCは、個人が幸せに生きるための最高のツールの一つ

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中小企業経営者こそコーチングを受けた方がいいたったひとつの理由

中小企業経営者こそコーチングを受けた方がいいたったひとつの理由

こんにちは!エグゼクティブコーチの中井茉由子です。

「エグゼクティブコーチ」ってなんだか仰々しい言葉ですよね。
エグゼクティブといえば、上場企業とか、外資系企業とか、皆が名前を知るような大きな会社の経営者のように感じるのですが、実は私の法人クライアントの90%は中小企業の経営者です。

私は中小企業経営者が大好き。
中小企業経営者の力になりたいと心から思っています。

本記事では、これまであまり

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めんどくさいという気持ちは、なぜ出てくるのか?

めんどくさいという気持ちは、なぜ出てくるのか?

※以下の音声配信では、今回の内容をコンパクトにまとめています。

夏の暑い日は特にですが、何をするにも「めんどくさい」と感じることがありますよね。

何かをやろうと思ってもなかなかそれに取り掛かれない。
なんてことは頻繁にあります。
かと思えば、気合を入れなくても、サクサクと動けるときもあります。

この違いは一体何なのでしょうか?

結論から言うと、その答えは「エネルギー」にあります。

気力や

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コーチがカフェを始めた理由 その2 なまえとその想いについて

コーチがカフェを始めた理由 その2 なまえとその想いについて

「ありをり」というなまえについて

「ありをりとゆるり」は、正確に言うと、「喫茶ありをりと、ゆったりサロンゆるり」なんですが、ゆるりの方は、店長である妻にあらためて語ってもらおうと思いますので、今回は私が命名者である「ありをり」についてお話したいと思います。

「ありをり」は、「あり、をり、はべり、いまそがり」という、古語のラ行変格活用から取っています。
漢字で書くと「在り 居り 侍り 在そがり」

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実践できて失敗できる場を

実践できて失敗できる場を

今日は、コーチングを学んだけど「ビジネスの現場にどう活かしたらいいんだろう?」「独立して社外コーチや人材育成をやっていきたいけど、どうすればいいんだろう?」と感じている方へのメッセージです。

僕がコーチングの勉強をしたのは、自分の職場でのコミュニケーションに疑問を感じたからでした。仲間のプロコーチやコーチングスクールで講師をやっていた時の受講生の中にも「ビジネスの現場でコーチングを活かしたい!」

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コーチの社会分析 Note【アンラーンⅢ・間違いだらけのキャリア教育を解説するシリーズ⑦】

コーチの社会分析 Note【アンラーンⅢ・間違いだらけのキャリア教育を解説するシリーズ⑦】

「新しいことを学ぶ能力ではなく、一度は効果があったものの、今は成功の邪魔になっている考え方ややり方を捨て去ることが出来ない」

というアンラーンを中心に前回は考察しました。
そして在り方から始まる「目的の言語化」。さらには「自分の弱さを認める姿勢」という必須条件と「成功(体験)は罠になりえる」というリスク。ここも改めて思い出しておきましょう。
 
そのうえで今回は、リラーン(脱学習・再学習)の話

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コーチングNote【育むとは? やさしさとは? 指導者とは?】

コーチングNote【育むとは? やさしさとは? 指導者とは?】

ちょっと話題の記事があり、興味深かったのでキャリアの続編より先にこちらをアップしてしまいます。

☆「向き合う」という視点

ちょうど二か月ちょい前くらい。中学生、高校生が中心となる語りの「場」で、大人がさらけ出しをしていったときのこと。その大人のリアルを受け止めた10代達がリアルな言葉を伝えてくれました。ちょうど、このテーマに合うと思いますので、まずはご紹介したいと思います。内容としては、
 

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コーチングNote【責任(responsibility)と二番手の病】

コーチングNote【責任(responsibility)と二番手の病】

☆二番手病の真実は、ただの「責任逃れ」。

キャリア系のコーチングをしていると年に何度かあるのが「二番手病」。自称「支えるタイプでリーダーは出来ません」「軍師タイプなんです」という話にやたらと拘泥している方々に出会います。
 
一応、軍師とは具体的に誰のイメージですか?と聞いてみるのですが、ちゃんと答えられる人は実は少なかったりします。
 
まあ、歴史を学んでいればわかりますよね。例えば三国志で軍

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|コーチ向け|コーチングを科学・学問するーイベント開催要項ー

|コーチ向け|コーチングを科学・学問するーイベント開催要項ー

【※好評につき、6月29日に募集を終了いたしました】

IPU環太平洋大学で特任教授とキャリアセンター長を兼任し、プロコーチとして実践しつつ、キャリア教育にコーチングをどう活かすかを研究している佐藤典子さんに、コーチングを学問としてどう捉えるか、未来のコーチングはどうなるのかについてお話いただく、コーチ向けのイベントのご案内です。

参加希望の方は、以下のGoogleフォームでお申し込みください。

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コーチングでは高尚なことを話さなきゃいけない、なんてことはない

コーチングでは高尚なことを話さなきゃいけない、なんてことはない

今日は貴重にも、THE COACH Academy プロコース時の同期にセッションをしてもらいました。

コーチをしていると、自分はもちろんコーチングを提供しているし、受ける側も定期的にやります。

だけど、たくさんのコーチのセッションを受ける機会というのはそんなにありません。

セッションとは1回に1時間ほどかけるものだし、セッションをしあいたいコーチとお互いに出会って、時間をあわせてセッション

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誠実にNOを言わないから、人とつながれない

誠実にNOを言わないから、人とつながれない

今となっては、この私にNOと言えない時代があったなんて、どなたも信じてくださらないかもしれませんが、管理職一歩手前のチームリーダー時代は、そうでした。

お得意先にプレゼンテーションしたプランに先方から修正依頼が入り、それを持ち帰って社内でミーティングをすると、チームの中には、せっかく手放れると思っていた仕事に面倒な横やりを入れられたことへの反感が立ち込めます。特に、プレゼンテーションに参加してお

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