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にわとこの実のジャムとムーランとトマトピューレとイタリアのマンマ
ご存知の方も多いと思いますが、ヨーロッパのイギリスを除く大陸側では「甘い朝食」というのが主流で、それをコンチネンタル・ブレックファーストと呼びます。
「朝から甘いもの?」と、イタリアに住み始めてすぐの頃は少し抵抗があったけれど、慣れると朝から塩っぱい食事というのに大きな違和感さえ覚えます。
食というのは習慣に大きく左右されるものですね。
甘いもの中心のコンチネンタル・ブレックファーストでかかせ
暑い日向けパスタ ミントとアーモンドのペーストとロックダウンのミラノ脱出
今年は北イタリアは雨が多く、気温も30度を超えない日が多かったのですが、ここ一週間だいぶ気温が上がりました。
5月ににわとこの花のレシピをご紹介した時に。実のなる季節になったら、にわとこの実を取りに行って、にわとこの実のジャムのつくり方をご紹介すると書きましたが、気温に負けて出不精になっています。こんな陽気に町のハズレまで出かけるなんて大変すぎる。。。
夏の定番パスタというとNo.1はこちらで
本場メキシコ人ホルヘの本格&簡単ワカモレとアボガドとキューバとヘミングウェイの食卓
#創作大賞2024 #レシピ部門 #フードエッセイ
90年代勤めていた事務所はいろいろな国籍の若手の出入りする、楽しい事務所だった、と先々週週も書いたようにフランス人とドイツ人のインターンが多かったが、本当に皆個性的。
プロとしてデザイン事務所を奥さんと共同経営していたのにその奥さんが急に亡くなって、人生を考え直そう、と各国のデザイン事務所をインターンとして渡り歩いているスペイン人のアントニオな
ヴェネツィア風干し鱈のペーストとサッカー観戦と2006年のサッカーW杯
#創作大賞2024 #レシピ部門 #フードエッセイ
鱈のペーストはベネト地方が発祥で町により、人により、作り方はかなり異なる。
ベネト地方内でもヴェネツィア風は基本、干し鱈を茹でるなどして火を通しオイルと混ぜるだけだが、ヴィチェンツァ風は始めに炒めてその他の材料と煮込む。
少数の食材で作るヴェネツィア風が個人的には好みです。
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イタリア語でバッカラ・マンテカートと呼ばれるこの料理。
「イカしたパスタ、カラマラータ」=イカ型パスタのイカパスタ。言葉の遊び、視覚の遊び。
#創作大賞2024 #レシピ部門 #応募
アイテム別に目次を作ってみたら、自分の食傾向を再認識することになった。
魚料理はイワシばかり。好きだし、安いし、健康にも良い。。でもそのうち別の魚の料理も載せます。
パスタはスパゲッティーやリングイーネなどの麺類ばかりで短いパスタを使っていない。。。
そこで麺類ではないパスタ料理を一つ。
一見ゴージャスですが、ごく基本的な作り方の簡単なパスタです。
イ
お寿司の試作の合間に作る季節のフランスのお菓子、クラフティ。分量比較付き。
早くも六月半ば。
メルシェには様々な野菜や果物が眩しい程並び、投稿するレシピには全く困らない季節。
イタリアに留まろうと決めたのはもしかしたらこの野菜と果物達のためかもしれない、と思う程。
でも、ここの所お寿司ばかり食べています。
何故かと言うとイタリア人の友人達のリクエストで来週、初の「お寿司教室」をする事になったのです。
美味しい日本食は好きだけど、実は私自身は日本料理上手と言えるレベルで
エマヌエルのちょっと特別なサルビアのパスタをレリチの友人宅で作る。
#創作大賞2024 #レシピ部門 #エッセイ部門
家に常備している少数の材料で簡単に出来るのに、ちょっとスペシャルな味のパスタです。
これは英国人デザイナーのセバスチャンのフランス人の奥さんのエマヌエルのインスタグラムの写真を元に想像したレシピです。
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タミーと私は時々レシピの交換をする。
一昨年、タミーとエンリコのレリチの新しい別荘に招待された時の事。
「こういうレシピを仕入れ
サンレモ風カボチャの花(ズッキーニの花)の詰め物とミラノ・ピアノ・シティーとイブニング・ピクニック
#創作大賞2024 #レシピ部門 #応募
先々週とその前の週に野の花を摘んできて食べる話とレシピを書きましたが、今週はメルシェで売っている花のお料理です。
カボチャの花、日本ではまだかなり高値のようですが、きっとその他の外来野菜のように、そのうちこなれた値段になることを祈りつつ、この季節の大好きな料理のレシピをご紹介します。
カボチャの花の詰め物にはモッツァレラ・チーズとアンチョビを詰めて揚
簡単妙味・その2・著名パティシェ、クナムとフェデリコ教授のチョコにヒントを得たオリジナルレシピ ー 前菜&おつまみ ゴルゴンゾーラ・チョコレート
#創作大賞2024 #レシピ部門 #応募
昨年の7月にノートを始めたので今年初めて創作大賞に応募しています。
私の投稿は基本フードエッセイで、レシピのみではなく、イタリア生活で色々な人に教わったレシピを必要があればアレンジし、一緒に過ごした時間をエピソードとともに綴りイタリアの食文化の豊かさを伝えたいという意図で書いています。
投稿するレシピは、教わったものを自分流にアレンジしているものも多い
五月に野の花を食べる・その2・エルダーフラワーの4つの食べ方
#創作大賞2024 #レシピ部門 #応募
先週花を摘んだアカシアの木は、雨が降ったこともありもうすっかり花は終わっていますが、にわとこはまだ咲き続けています。
アカシアとほぼ同時期に咲くにわとこの花=エルダーフラワー。
アカシアよりも少し先に咲き始め、アカシアの花が終わっても一、二週間は咲き続けます。
エルダーフラワーもまた食べられます。というか、こちらの方が西欧では一般的かも。
料理をす
パレルモ風イワシのパスタとジョバンニ宅のランチ
#創作大賞2024 #レシピ部門 #応募
先々週家の下のメルシェで珍しく「幻の野菜・野生のウイキョウ」を見つけたので、このレシピを投稿することにします。
ステファニア・ジャンノッティのレシピ本「粉砂糖」(邦題:イタリアを食べる 人生を彩る食卓とレシピ)ではこのレシピの紹介はこんな文章で始まる。
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パレルモ風イワシ入りソースのパスタ
「それは生まれたところで、自然に育つ。人が空腹を覚
簡単妙味、お酒のおつまみにも最適!セージとアンチョビのフライとピエルパオロの夏の家
ミラノの街は桜が散ったと思ったら藤の花が咲き乱れています。
そう、日本の北国のように春の花がほぼ一斉に咲くのです。
さらに新緑も吹き出してもうすっかり春たけなわという感じ。
ここ一週間程和食ばかり食べていて、イタリアンのレシピを投稿する気分ではなく、今週は何のレシピについて書こうか困っていました。
簡単なお肉料理にしようかとも思いましたが、あまりお肉も食べたくない。。。
今年は春先たくさん雨が
ビーガンの旨味、パオラ風カボチャ入り自家製野菜のブイヨン・減塩バージョンあり
美味しいカボチャがあるうちに自家製野菜のブイヨンを作ろうと思いつつ、、、
ああ、4月になってしまった。
冬が旬のカボチャはもう市場から姿を消しつつある。
カボチャの収穫のピークは10月から12月。でも2、3ヶ月置いた方が甘くなって美味しいとか。
なので3月まではメルシェで見かけます。
野菜のブイヨン、つまり洋風だしのお肉や魚を使わない野菜だけの旨味調味料。
作り置きしておくと、リゾットにでも何