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前菜・おつまみ レシピまとめ

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前菜・おつまみのレシピまとめです。
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本場メキシコ人ホルヘの本格&簡単ワカモレとアボガドとキューバとヘミングウェイの食卓

#創作大賞2024 #レシピ部門 #フードエッセイ 90年代勤めていた事務所はいろいろな国籍の若手の出入りする、楽しい事務所だった、と先々週週も書いたようにフランス人とドイツ人のインターンが多かったが、本当に皆個性的。 プロとしてデザイン事務所を奥さんと共同経営していたのにその奥さんが急に亡くなって、人生を考え直そう、と各国のデザイン事務所をインターンとして渡り歩いているスペイン人のアントニオなども印象に残る人物だった。 そしてみんなで自国の料理を披露し合う夕食会も時々開い

簡単妙味・その2・著名パティシェ、クナムとフェデリコ教授のチョコにヒントを得たオリジナルレシピ ー 前菜&おつまみ ゴルゴンゾーラ・チョコレート

#創作大賞2024 #レシピ部門 #応募 昨年の7月にノートを始めたので今年初めて創作大賞に応募しています。 私の投稿は基本フードエッセイで、レシピのみではなく、イタリア生活で色々な人に教わったレシピを必要があればアレンジし、一緒に過ごした時間をエピソードとともに綴りイタリアの食文化の豊かさを伝えたいという意図で書いています。 投稿するレシピは、教わったものを自分流にアレンジしているものも多いですが、創作大賞のレシピ部門の応募はそれでいいのか、自己開発レシピでなければいけ

簡単妙味、お酒のおつまみにも最適!セージとアンチョビのフライとピエルパオロの夏の家

ミラノの街は桜が散ったと思ったら藤の花が咲き乱れています。 そう、日本の北国のように春の花がほぼ一斉に咲くのです。 さらに新緑も吹き出してもうすっかり春たけなわという感じ。 ここ一週間程和食ばかり食べていて、イタリアンのレシピを投稿する気分ではなく、今週は何のレシピについて書こうか困っていました。 簡単なお肉料理にしようかとも思いましたが、あまりお肉も食べたくない。。。 今年は春先たくさん雨が降ったせいか緑が豊富、と、ふとキッチンの窓に目を向けると香草、特にセージとイタリ

ワルサー集落クネアツ(キュネア)のパオラの山の家と村祭りのナンダの簡単タルト

友人知人と交換するレシピの話なら、そろそろクネアツの話もしなければ。 クネアツのパオラの山の家に、頻繁に呼んでもらう。 毎月というほどではないけれど、少なくとも2、3ヶ月に1回は週末泊まりに行くし、多い時は月2回行くこともある。 夏休みを半分過ごしたことも何度かある。 近所の人がいれば、昼夜一緒にご飯を食べる。 当然の事ながら、レシピ交換、新レシピ仕入れの絶好の機会となっている。 *** このレシピは毎年8月15日、クネアツ(キュネア)の村祭りで上の階に住んでいる

風邪気味の時のオレンジとアンチョビの前菜サラダ

出来る限り毎週投稿を心がけていますが、今週はちょっと風邪気味で元気がないだけでなく食欲もありません。 普段イタリア料理大好きでも具合の悪い時はお粥などを欲するところで「やっぱり日本人」と再認識します。 そんな時でも美味しく頂ける超手抜きのオレンジの前菜サラダをご紹介します。 超手抜きですが美味しく、免疫力を上げるビタミンCも豊富です。 中くらいの大きさのオレンジは1個だけで1日に必要なビタミンCの約2/3が含まれていると言われています。 こんなふうに調理すると、食間だけで

ステフィーのカプリーノ・クリームとディスコ・プラスティックとミラノの年越し

ステフィーのクリームはごく簡単だけどとても美味しい。 こんなシンプルに三つの食材をただ混ぜただけ。3分でできるのに、必ず 「美味しい。どうやって作ったの?」と聞かれる。 ステフィーがこれを作ったのは、確かあの年越しの時だったと思う。 ステフィーのカプリーノ・クリームとディスコ・プラスティックとミラノの年越しの話はレシピの後に <材料> ・カプリーノチーズ 1本 ・良質のエキスラヴァージンオリーブオイル 適量 ・にんにく 1カケ ・パン(フランスパン、クラッカーなど

マンマ・ピーナのためのレッドチコリ、チーズ、アンチョビの新前菜とプラダ財団パーティーの定番カナッペ

さて今年の大勢の会食の前菜は新開発の前菜1点とNOTEで仕入れた2つの前菜を我流にアレンジしたものと書きましたが、新開発といってもこのラディッキオ(レッドチコリ)、フォンティーナチーズ、アンチョビの前菜は元々は今年の早春、ピーナを招待するときに考案したもの。 ***** 新型コロナの最初のロックダウン中にタミーのお父さんが亡くなり、以前何度もお家に呼んでくれたお母さんのピーナを励ますために一度うちで食事をと約束しながら、そろそろ招待をと思う矢先にいつも感染者が急上昇し、2

お財布の味方「イタリア風ひよこ豆のサラダ」のビーガン風アレンジ

イタリアではひよこ豆をこんな風に調理したものを「ひよこ豆のサラダ」と呼びます。 でもイタリアではサラダはセコンド=メインの後に頂きますが、これは前菜に向く一品です。 日本でならお酒のおつまみにも良いでしょう。 ***** 最近私の身の回りにもビーガンが何人かいてメニューに頭を痛めることが時々あります。 招待する人が食べられないと分かってるものをまさか出すわけにはいきません。 私自身はビーガンでもヴェジタリアンでもありませんが、子供の頃からのお豆好きと合わせて、地球環境の

サンドラの簡単美味メロンサラダ

ブログページはこちら https://cucina-kajorica.blogspot.com/2023/09/blog-post_28.html インスタグラムページはこちら https://www.instagram.com/p/Cxu3lHEsCNz/?img_index=1 そもそもこのブログは一緒に食事をした友人たちの思い出を綴りながら綺麗な写真を撮って、できれば私の大好きなアンティークやヴィンテージの食器を使い、美しいテーブルセッティングも紹介しようというのが

タマルのイスラエルの夏の簡単前菜とそのバリエーション

長文の前置きのあるレシピ紹介を連投してしまったので、今回は簡単に。 タマルとマウロという親しいグルメカップルがいる。 何度夕食会に呼びあったか数え切れないグルメカップルで、この二人はこの後も多数回登場の予定。 妻のタマルはイスラエル出身でお菓子を作るのが無茶苦茶上手。 (村上春樹の小説1Q84にタマルという名のマッチョな男性が登場しますが、旧約聖書ではタマルは女性名。) 長年、私の誕生日には彼女にバースデーケーキを作ってもらうことに決めている。 夫のマウロは塩っぱいも