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インターナショナルスクールの時代がやってくる③
私もかつては、海外の学校がどうであるかとか、世界的にどういう潮流になっているかなど、関心を持ったことすらなかった。
しかし、私は教育者であると同時に学校という組織の経営者でもあるわけで、この日本で急速に進む少子化現象をみて、ぼーっとしているわけにもいかない。
今、選挙の真っ最中で、候補者たちはそれぞれにマニフェストを訴えているが、彼らがいうことの中で、おそらく、私が一番信用できないと思うのは、
インターナショナルスクールの時代がやってくる②
<前回からの続き>
私の目線で言うと、日本のインターナショナルスクールはいくつかの種類に分かれている。
ひとつは、もともと日本に住む外国人が国に帰ってからも困らないよう、英語を公用語と位置付けて、世界各国に日本人学校があるような感じで、教育を行ってきた歴史のあるインター。
アメリカンインターナショナルスクール、横浜インターナショナルスクールなど、歴史の長い学校は数校あるが、日本人生徒の割合は
インターナショナルスクールの時代がやってくる①
このような場で政治の話題をあえてしたいわけではないが、つまるところ、自分の保身しか考えていないような政治家たちのかけひきを見ていると、少なからず悲しい気持ちになる。
能登の人たちが不憫でならない。
国のサイズが違うので比較するのはフェアでないかも知れないが、私が良く知るニュージーランドは、以前、クライストチャーチで銃の乱射事件が起きた直後、ひと月以内に「銃規制法案」を成立させた。
ひとたび、
ひとそれぞれのハマりどころ
この歳になって、人はそれぞれ「ハマりどころ」が違うのだと知るようになった。
その人が「ハマっているもの」を知って、その人が「よりによって何故それに興味があるのか」は、そうでない人には理解できない。
日本語でユニークという言葉は「おもしろい、おもしろい人」と理解されることが多いが、英語のUniqueという単語のUnはイタリア語でUNOが数字の「1」であるように、「唯一」という使われ方をすることが
子どもを取り巻く世界は女性の活躍で成り立っている
学校のトップ役職にあって、もっとも悩ましいことのひとつは、さまざまな決断をひとりで行わなくてはいけない場合があることだ。
我々校長、園長は、決断したことに対して、その後何が起きても責任を取らなくてはいけない。
例えばコロナの時も、確か夏祭りを決行したことがあったが、それをやって感染が広がったとなったら責任問題であるし、逆に何も起こらなければ「やる決断をしていただいてありがとうございます」と感謝さ
教育の質を上げたければ教員に投資せよ
うちの学校の夏休みもそろそろ終わり、しばらく閑散としていた施設にも、木曜日からは生徒達の明るい声が戻ってくる。
みんなどんな夏休みを過ごしたのだろうか。身体もひと回り大きくなったに違いない。どんな経験をしたのか、話を聞くのがとても楽しみだ。
それにしても、今年の暑さは実に容赦ない感じだ。
そもそも、7月の平均気温が例年に比べて2度高かったらしいが、2度というのはなかなかにすごい。
世間はもうこ
広い世界を見せてあげたい
オリンピックをみていると、IB機構との類似性を感じる。
どちらも世界に広がる国際機関であるし、目指すビジョンも大きくは世界平和だ。
IB機構をざっくりと説明するのには、「国際オリンピック委員会がスポーツの世界最大NPOだとすれば、IB機構はその教育版」というとわかりやすいかと思う。
どちらもスイスが本拠地ではあるが、オリンピック委員会はローザンヌにあって、IBはジュネーブにある。
どちらも国
IBグローバルカンファレンスin Washinton D.C.
今回のnoteはワシントンD.C.の出張報告としよう。
世界のIBは大まかに世界3地域に分けられていて、年3回、それぞれの地域で関係者、教職員が集まるカンファレンスが開催される。
2024年は、アジア太平洋地区が韓国の大邱(テグ)市で3月に、南北アメリカ地域が今回のワシントンD.C.で、そして10月に欧州アフリカ地域がブタペストとなっている。
私自身は、IB機構から与えられている役職があったり