マガジンのカバー画像

一国一城の梁山泊 ―世界にコミットする『起業』という生き方―

549
すべての人は人生に問われている。自分の人生の責任を引き受けることによってしか、その問いかけに答えることはできない。  ――ヴィクトール・フランクル『夜と霧』 人にはいくつもの「… もっと読む
運営しているクリエイター

#ビジネス

スタートアップを目指す若者へ

スタートアップを目指す若者へ

目の前の物や事象をその都度、貨幣価値に置き換えて考える習慣を身に付けましょう。そして自己実現の意味をよく理解しましょう。あなたが起業して少なくとも事業を軌道に乗せるまでは、学校で習ったきれいごとはすべて消し去りましょう。

資本主義のニッポン、営利企業の目的は利益を出すことであって、決してボランティアではない。つまりカネを稼ぐためにあなたはスタートアップをするのだ。学校ではできの悪い生徒が落ちこ

もっとみる
不況期こそ起業のチャンスか。北欧から学ぶ「救うのは企業でなく人」

不況期こそ起業のチャンスか。北欧から学ぶ「救うのは企業でなく人」

こんにちは、電脳コラムニストの村上です。

2022年も終わりに差し掛かり、仕事納めに向けて慌ただしい師走を送っている方も多いのではないでしょうか。要人の暗殺や戦争があり、また急激な円安も進んで将来の見通しに暗雲が漂い始めたように思います。そもそも日本経済の停滞は長らく続いており、日経新聞の人気記事「安いニッポン」は書籍でもベストセラーになりました。

2023年は多くの専門家が本格的に景況感が悪

もっとみる
「一人起業」という選択肢

「一人起業」という選択肢

column vol.858

昨日はゆるやかに挑戦する「パートタイム起業」についてお話しさせていただきました。

本日は、その続きです。

最近、「一人起業」をテーマにした記事を多く見かけます。

例えば、自身のビジネスセミナーの参加者が延べ1万2000人超えしているというネクストサービス株式会社の松尾昭仁さんも幻冬舎ゴールドオンラインで一人起業を推奨されています。

〈幻冬舎 GOLD ONL

もっとみる
#1 ビジョン経営 − ベンチャー起業家の経営学の活かし方 −

#1 ビジョン経営 − ベンチャー起業家の経営学の活かし方 −

ビジョン経営に至るまで私は、東北大学歯学部の学生時代に中小企業診断士を取得し、歯科医師として臨床を経験した後に、UCLAのビジネススクールに留学をしました。

診断士を取得したのは、日本の歯科医療を取り巻く環境・課題を客観視することで歯科医療のエコシステムとその本質を知り、そこから未来への糸口を見出そうという思いからでした。MBAを修学したのは、医療界を革新していく上で必要なのは、医療へのより高い

もっとみる

優しい人間を目指していたら起業していた話

〈3分で読める記事です〉
こんにちは。大島佑介です。

今回は優しい人間を目指したら起業していた話をします。

優しい人間を目指し始めたのは中学生の時のことです。

私がいた中学校では帰りのホームルーム直前に掃除を行い、教室に戻るといつも机が整理整頓されていました。隣の机とぴったり接している状態です。

男女で隣の席になっていたので、思春期真っ只中の中学生たちはこっそりと少し机を離す風景が日常的で

もっとみる

「美味しいものをより安く」だけが正解ではない

この業界に入った10年前。
「他の飲食店に食べに行く必要はないんや!自分の店に来てくれたお客さんに、良い商品と良いサービスを提供して、満足してもらったら、それで繁盛するんや」と言っていた。
そして「美味しいものをより安く提供することがお客さんが求めていることや」と信じていた。

今、僕は、ほぼ毎日外食をしている。
エンゲル係数が相当高いと思うが、これは投資だと思っている。
色々飲食店を見て感性や引

もっとみる
108円の商品

108円の商品

今、くら寿司さんの動画が問題になっています。

”回転ずしチェーンを展開するくらコーポレーションのアルバイト従業員が店内で不適切な行為を行い、インターネットに動画を投稿していた。動画撮影には2人が関与しており、調理場でさばいた魚を男性アルバイトがゴミ箱に投げ捨てた後、拾い上げてまな板に戻す様子が映っていた。”

簡単にいうと、厨房にアルバイトの子しかいなくて、一度ゴミ箱に捨てた魚を再びまな板に乗せ

もっとみる
「結果は出さなくて良い、挑戦と努力することが大事」という理想を掲げた企業の失敗

「結果は出さなくて良い、挑戦と努力することが大事」という理想を掲げた企業の失敗

とある会社の話。

その会社は「とにかく挑戦と努力することが大事だ、結果は出なくても良い」という主義を掲げていました。

それ自体は素晴らしい目標ではないかと思っていたのですが、結果、社内がどうなっていったか?本日はそちらをご紹介します。
例によって全ての企業がこうなるとか、こんな主義はダメだとか言う気はありません。ただ、一例として「こういうこともあるのだ」という風に聞いていただければと思います。

もっとみる
CSR企業ランキングとは?評価方法やトップ10企業を紹介!

CSR企業ランキングとは?評価方法やトップ10企業を紹介!

「企業の社会的責任」を意味するCSR。このCSR活動に取り組む日本企業を東洋経済新報社が「CSR企業ランキング」として発表しています。また、「世界で最も持続可能な企業100社」というCSR活動を評価基準に含めた世界ランキングもあります。今回は2つのランキングの概要や評価方法、トップ10企業を紹介し、CSR活動に取り組む際のヒントをお伝えします。

日本国内のCSR企業ランキング

「CSR企業ラン

もっとみる
10代で私が起業した方法

10代で私が起業した方法

「10代で私が起業した方法」に興味を持ってくださり、ありがとうございます。

まずは、簡単な現状報告(2019.12.12時点)をします。

17才から起業の準備をして、18才の最後に起業して、19才でオリジナル商品を作りました。20才になってからは、引き続き「フォーチュンボックス」と自社オリジナルブランドの商品を、クラウドファンディングとECを中心に販売していくことで、事業を成長させていきました

もっとみる
私が起業で大切にしてきた11のこと(年商3,000万円、創業2年まで)

私が起業で大切にしてきた11のこと(年商3,000万円、創業2年まで)

17歳(18歳の誕生日を迎える3ヶ月ほど前)に「18歳のうちに起業する」と決めました。

それからは手探りしながら「起業のために何を準備しなければいけないか」ということをテーマに考え続けました。

「起業の常識」というものにもいろんな「常識」があり、自分にとって向いているやり方で起業しなければいけないということを強く思いました。

そんな私が18歳最後の日に起業して、2年で年商3,000円の規模に

もっとみる
ファミリービジネスから学ぶ、継承と変革のバランス感覚について

ファミリービジネスから学ぶ、継承と変革のバランス感覚について

戦略を考える上で、今までやってきたことを継続すること、新しく取り組むこと、この2つのバランスを取ることがとても重要です。

継承すること、変革すること、このバランスが取れたときに、ブランドは力を発揮するのだと思っています。

自分は、家族経営をされているクライアントと仕事をする機会が多く、ファミリービジネスから学ぶブランドづくりの視点について書いていきます。

ファミリービジネスについては、星野社

もっとみる
起業前に「知らない自分を知る」

起業前に「知らない自分を知る」

「自分は起業に向いているか」
「自分は本当に起業できるか」

起業を考え始めたとき、そんな悩みを聞きくことがあります。

これらの悩みは、本人が自分なりに腹落ちしないと、どんな話を聞いても、どんなアドバイスを受けても、納得できない場合も多い気がします。

「起業したいけど・・・」
そんなモヤモヤから一歩、行動に移すには、自己理解を深めるのも一つ。

心理の分野でよく使われるジョハリの窓(※)でいえ

もっとみる
人材育成が経営戦略の中心に。 注目の集まる人的資本経営

人材育成が経営戦略の中心に。 注目の集まる人的資本経営

こんにちは、電脳コラムニストの村上です。

働き方改革、ジョブ型雇用、リスキリングなど、日経新聞などの経済紙においても人材に関わるニュースをよく見るようになりました。特に長引くコロナ禍で働き方に大きな変化が生まれたことで、これまでにない課題に直面したり、抜本的にやり方を考え直す契機になったのだと思います。

また、2021年4月に行われた東証のガバナンスコードの改訂をきっかけとして、上場企業を中心

もっとみる