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アメリカ人と国際結婚し、アメリカ在住8年。毎日投稿170日。7歳と6歳の二児の母。家族…

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アメリカ人と国際結婚し、アメリカ在住8年。毎日投稿170日。7歳と6歳の二児の母。家族と一緒に暮らすことを優先し、2020年に国家公務員を辞め、フリーランス(ライター)へ転向。昔から海外志向で、アメリカ以外には中国滞在歴7年。趣味:ピアノ、ブラジリアン柔術。

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桃屋のアレがアメリカ人の夫を魅了しすぎている件

「困ったことになったよ」 キッチンで食事の後片付けをしていたときに、夫が真顔でわたしに語りかけてきました。 声が深刻です。一体なにごとかと、彼の顔を見つめながら、その次の言葉を待ちました。 「僕の大好きな、赤いウマミのやつがもう残り1個しかないよ」 ……はい? わたしは、真顔のまま数秒待ちました。夫は、ニヤリと笑いました。 夫が言っているのは、日本が誇る旨味食品、食べるラー油のことです。 桃屋のこの商品は、アメリカのアジア系スーパーでも売っています。これを見つけ

    • 良質のインプットが良質のアウトプットを生む?

      我が子たちを見ていると、しみじみと思うことがある。 それは、インプットしたものが、アウトプットとして出てくるということ。 シンプルな公式である。1+1=2と同じくらいシンプルである。でも、生きた材料を目の前にして、わたしはこのことを痛切に感じている。 どういうことかというと。 我が家はアメリカに住んでいる。子どもたちは日本人の親をもち、日本の文化に触れる機会を日常的に持ちながらも、圧倒的にアメリカ社会に浸かって生きている。 例えば言語。家の中では、わたしは日本語で、

      • アメリカで婦人科健診にいったら、検査代を値切りたくなった話

        先日、かかりつけの婦人科クリニックからメールが届きました。 「アナタの定期健診の時期になりました。予約はこちら」 ああ、もう前回の健診から1年が経ったのか。予約をとって、健診にいかなきゃ。 日本にいた頃は、職場で定期的に健康診断が行われていたので、言われるがままにそれを受けておけば、最低限の健康チェックが受けられました。年齢に合わせて何を受診すべきかも、特に自分で調べたりせずとも、「アナタはこの検査を受けなさい」と教えてもらえます。 でも、アメリカに来てから、そんな便

        • チェスをしたら、自分の生き方のクセが見えた話

          アメリカに来るまで、チェスの指し方は知りませんでした。 わたしは、アメリカ人である夫から手ほどきを受けました。細かいルールはさておき、おおざっぱにいうと、西洋版の将棋です。将棋を知っていれば、チェスを覚えるのはそう難しくありません。何度かやるうちに、わたしはそれなりに戦えるようになりました。 数年前、ネットフリックスの『クイーンズ・ギャンビット』というドラマが流行りました。チェスの天才少女の半生を描いた話です。 あのとき、アメリカではちょっとしたチェスブームが起こりまし

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        記事

          秋を迎え撃つようになったわたしの、秋の楽しみ方

          皆さんがお住まいのところにも、秋の気配が感じられるようになってきたでしょうか。 アメリカの、わたしが住む地域では、木々の葉がちらほら黄色や赤に変わり始め、地面が落ち葉に覆われるようになってきました。晴れた日には、気温がまだ30度近くまで上がりますが、朝晩は20度を下回るようになっています。 今日は少し雨がぱらついています。夏の日の夕立のような、どかんとした降り方ではなく、物憂げな曇り空から静かに降ってくる、しとしと雨です。今夜の満月は、どうやら雲に遮られて見えなさそうです

          秋を迎え撃つようになったわたしの、秋の楽しみ方

          アメリカ人、見送りあっさりしすぎ問題

          わたしは、常々思っていたんです。 アメリカ人って、見送りあっさりしすぎじゃない……? いや、もちろんアメリカにはいろんな人がいます。異なる文化に属する人が集まった移民の国ですから、十把一絡げにして「アメリカ人は…」と語れない複雑さがあるのはわかっています。 なので、誤解と偏見を承知の上で、わたしの目に映るアメリカ人について書いています。 という前置きをしてもなお、アメリカ人の見送りはあっさりしすぎです。 例えば、子ども同士を遊ばせるプレイデイトのとき。アメリカでは、

          アメリカ人、見送りあっさりしすぎ問題

          国際結婚のリアルな日常ーお姑さんとの関係

          誤解を恐れずにいうと、嫁姑問題はどの国にもあります。ある種、普遍的な問題です。 アメリカの、わたしの周りでも、この関係にあくせくしている人がいます。 子どもの教育方針にまで口出ししないでほしい。 家庭内の大きな決断に影響力を行使しようとするのはやめてほしい。 こういう話を聞くと、アメリカも日本も、人間関係の仕組みはさほど変わらないんだなと思ったりします。 さて、この週末は、義理の母が我が家に遊びにきていました。 結論からいうと、わたしと義母との関係は、まるで友達のよ

          国際結婚のリアルな日常ーお姑さんとの関係

          義理の母が遊びに来ている。食事は、いつも外で食べるか、夫が作るのだけど、今晩はわたしが作ることに。メニューどうしようかといって、夫にリクエストされたのがカレーライス。「これ本当にうまいだろ」と夫は義母に力説してたけど、得意料理がカレーライスって、日本の家族には言わないでほしい。

          義理の母が遊びに来ている。食事は、いつも外で食べるか、夫が作るのだけど、今晩はわたしが作ることに。メニューどうしようかといって、夫にリクエストされたのがカレーライス。「これ本当にうまいだろ」と夫は義母に力説してたけど、得意料理がカレーライスって、日本の家族には言わないでほしい。

          【映画感想文】なんてことない日常の価値を思い知らされる瞬間がある―『雪山の絆』

          最近、子どもたちが寝静まった後は、夜な夜な夫と二人で映画観賞会をしている。 昨晩は、Netflixで配信中の『Society of the Snow(邦題:雪山の絆)』を観た。 (以下、ネタバレあり) ウルグアイのラグビーチームを乗せたチャーター機が、アンデス山脈の奥深くで墜落する。生存者たちは、実に2か月もの間、雪山の過酷な環境に閉じこめられる。寒さと飢えだけで、身体的にも精神的にも、極限の状況まで追いやられる。 でも、それだけではない。雪嵐、雪崩。人間の力ではどうに

          【映画感想文】なんてことない日常の価値を思い知らされる瞬間がある―『雪山の絆』

          アメリカ人の夫がつくる夕飯が優秀すぎる話

          わたしは、アメリカ人と結婚して、アメリカに住んでいます。 これは、ある日の夕方の話です。 子どもたちの習いごとの送り迎えをわたしがするので、夫が夕飯を作ってくれることになりました。 わたしたち夫婦は、夕方のオペレーションを分担しています。つまり、子どもの習いごとへの送迎か、夕飯準備か。夫は家でリモートワークをしており、時間にはわりと融通がききます。 とはいえ、夕飯の後に残業しなくていいように、生産性と効率性を重視して仕事に取り組んでいるのを知っています。なので、夫が夕

          アメリカ人の夫がつくる夕飯が優秀すぎる話

          【米大統領選】熱狂の裏で、政治に口をつぐむアメリカ人

          今日の午後、夫がスーパーでレジに並んでいたとき、後ろにいた年配の男性から、こう話しかけられたらしい。 「いやぁ、昨日、カマラ・ハリスはよくやったよねえ」 この男性は、昨晩アメリカで行われた、大統領候補者による討論会のことを言っていた。 民主党候補がカマラ・ハリスに代わってから、初の候補者討論会。我が家でも、子どもが寝静まったあと、夫と二人でライブ放送を視聴した。 アメリカの今後を左右しうる重要なイベントである。わたしには投票権がないけれど、見ないわけにはいかない。

          【米大統領選】熱狂の裏で、政治に口をつぐむアメリカ人

          アメリカ人、ピーナッツバター食べすぎ問題

          アメリカにきて8年。この国の文化をたくさん吸収してきました。そんなわたしでも、いまだにマネできないことが一つあります。 それは、ピーナッツバターの食べ方。 皆さんもアメリカにきたら、遅かれ早かれ、こんなことに気がつくはずです。 つまり、どういうことかというと、この国のピーナッツバターの消費量はおかしい、ということです。 例えば、ピーナッツバター&ジェリー・サンドイッチ。これ自体はクレイジーな食べものではありません。が、本場のサンドイッチで使われるピーナッツバターの量を

          アメリカ人、ピーナッツバター食べすぎ問題

          『君たちはどう生きるか』ジブリ好きの我が子が冒頭10分で離脱した理由

          宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』。 アメリカでは、9月6日からMaxでストリーミングが始まりました。待ちに待ったストリーミングです。 この映画は、アメリカでもやっぱり人気で、ハヤオ・ミヤザキの名声をさらに不動のものにした感があります。 昨年(2023年)12月に全米で公開となったこの作品。公開初の週末に、北米で週末興行収入第1位をかっさらいました。ゴールデングローブ賞アニメ映画賞、アカデミー賞長編アニメ映画賞をはじめ、多くの賞を獲得したことは周知のとおりです。 さ

          『君たちはどう生きるか』ジブリ好きの我が子が冒頭10分で離脱した理由

          子どもの「できた!」を目撃できた話

          子どもの生活には、初めての体験が溢れている。 知らなかったことを知り、できなかったことができるようになる。そこには、驚きがあり、喜びがあり、成長がある。 わたしは、そういう子どもたちの体験を、見逃したくない。そばで目撃して、受け止めて、いちいち書き残したいと思っている。 ◇ 休日の朝。夫と息子が、自転車に乗ってちょっと遠出するといって、二人で出かけていった。 わたしと娘も自転車に乗るのだけど、家の周辺をゆっくりと回る。娘はまだ補助輪が外れていないので、息子のペースに

          子どもの「できた!」を目撃できた話

          絵描き歌に合わせて娘が描いたドラえもんが秀逸。 目の焦点が合ってない。あご外れた?肩から腕がだらんと下がって唖然としている。 なにがあったの、ドラえもん! メガネかけてることが瑣末な問題に思える。

          絵描き歌に合わせて娘が描いたドラえもんが秀逸。 目の焦点が合ってない。あご外れた?肩から腕がだらんと下がって唖然としている。 なにがあったの、ドラえもん! メガネかけてることが瑣末な問題に思える。

          人生のステージが変われば、金曜日のキモチが変わる

          金曜日といえば、独身の頃は、いつも例外なくわくわくしていた。 この日を乗り切れば、仕事を切り上げて街へ繰り出す。誰かと美味しいものを食べたり飲んだり。どうでもいい、しょうもないことを喋り倒したり。 それか、一人で静かに食事を済ませて、心ゆくまで本を読んだり、勉強したり。賑やかでも静かでもどっちでもよかった。ただ、気の向くままに過ごす時間が好きだった。 だが、家族ができて、会社勤めをやめて、金曜午後の様相はだいぶ変わった。 今日は金曜日。ちらっと時計を見ると、4時前だ。

          人生のステージが変われば、金曜日のキモチが変わる