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国際結婚note

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記事一覧

うちのアメリカ人の夫は、子どもを褒めるのがうまい

うちのアメリカ人の夫は、子どもを褒めるのがうまい

常々思っていたのだけど、アメリカの人たちは褒めるのがうまい。

周りの人のいいところを見つけて、さりげなく「それいいね」とか、「そういうの好きだな」なんて言ってくれるのだ。

わたしの夫はアメリカ人なのだけど、彼もその例に漏れない。

今日一日だけでも、「おっ」と思った瞬間が2回あった。

一つめ。車で出かけたときのことだ。

夫が運転して、車内でわいわい話しながら行っていると、ある交差点を右折し

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アメリカ人の夫に日本語を教えていたはずが、途中から大喜利になった話

アメリカ人の夫に日本語を教えていたはずが、途中から大喜利になった話

前にも書いたことがあるのだけど、わたしが作る夕飯で、家族の誰もが文句なしに喜ぶメニューがいくつかある。

その筆頭が、肉まんである。

日本にいたら、肉まんを手作りするなんて思いつきもしなかったと思う。だって、出来たての美味しいものが気軽に買えるから。特に、わたしの故郷では、551というあるだけでみんなを幸せにする豚まんがある。

でも、ここはアメリカ。残念ながら、551は進出していない。551的

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スティーブ・ジョブズとうちの夫を参考に、生活を見直してみる

スティーブ・ジョブズとうちの夫を参考に、生活を見直してみる

故スティーブ・ジョブズがいつも黒のタートルネックにジーンズを穿いていたことは有名な話である。

スティーブ・ジョブズに限らない。マーク・ザッカーバーグも、バラク・オバマも、制服といってもいいくらい、いつも決まったスタイルの服を着ている。

その理由については、もはや解説は不要かもしれない。一般に言われているのは、決断するためのエネルギーを節約して、もっと大切なところに使うためらしい。

人は、朝起

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おもしろい回答をご紹介しますー国際カップルへの30の質問

おもしろい回答をご紹介しますー国際カップルへの30の質問

先日、国際カップルの日常を聞く30の質問を、アメリカ在住のののこさんと一緒に作りました。

わたしは、アメリカ人と結婚していて、異文化での生活についてよくnoteに書いているのですが、みなさんの日常も聞いてみたいなと思ったのがきっかけです。

早速答えて記事にしてくださった方々がいて、嬉しい限りです。参加してくださった皆さん、ありがとうございます!

皆さんの回答を振り返りながら、いろんな意味でお

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国際カップルのリアルな日常を聞く30の質問

国際カップルのリアルな日常を聞く30の質問

わたしはアメリカ人と結婚しています。国際結婚というやつです。

わたしは、常々思っていたんです。

国際結婚や国際カップルのリアルな日常を集めたら、おもしろいんじゃないだろうか。

先日、ヤス(ウエダヤスシ)さんが打ち上げられた「note書きさんにチョイクセのある50の質問」に答える記事を書いたところ、国際結婚バージョンで質問を作ってみたらおもしろいかも?と提案してくれた方がいまして。

わたしと

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アメリカ人の夫からわたしの日本語にクレームをつけられた話

アメリカ人の夫からわたしの日本語にクレームをつけられた話

アメリカに住んでいても、ヘビー和食イーターの我が家。週の大半は、和定食みたいなご飯を食べています。

ひとえに、炊事の主担当であるわたしの意向が強く反映されているからです。でも、それだけでなく、家族全員が和食好きだからでもあります。

なので、我が家のパントリーには、日本食材の在庫がずらりと並んでいます。例えば、食べるラー油は、夫によって随時補充されていて、途切れることがありません。それと同じよう

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バナナブレッドを焼くたびに、意見が割れる夫婦

バナナブレッドを焼くたびに、意見が割れる夫婦

たまにお菓子を手作りします。

わたしを料理へ走らせるのは、完全なる食欲です。おまけとして、無添加がいいとか、子どもと一緒にできるアクティビティになるから、なんていう理由もありますが、基本は食欲です。

先日、キッチンのカウンターの隅で、バナナ2本が黒くなって鎮座していました。完熟を通り越して、過熟です。この数日間、誰にも振り向かれず、話題にものぼらず、その場に放置されていました。

なんとなくそ

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アメリカ人の夫に、旅館風の朝ごはんをオモシロ憎たらしくリクエストされた話

アメリカ人の夫に、旅館風の朝ごはんをオモシロ憎たらしくリクエストされた話

朝ごはんを食べているときに、なんでか日本の話になりました。息子が、「日本に行きたいよお」と言い出したのです。

我が家は、アメリカに住んでいます。

この数年は、夏休みの度に日本へ帰省しています。年老いていく両親と会えるときに会いたいという気持ちと、年齢よりずいぶん遅れている子どもたちの日本語教育を少しでも取り返したい気持ちと、単純に故郷に帰って羽を休めたい気持ちと。

そこには、ずいぶん膨れ上が

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アメリカ人の夫と日本人のわたし。それぞれの国らしさを代表しているような気がした話

アメリカ人の夫と日本人のわたし。それぞれの国らしさを代表しているような気がした話

日曜日の午後は、家のメンテナンス作業をすることが多い。

つい先日は、ガレージのドアに断熱シートを貼った。

ガレージのちょうど真上が寝室なのだけど、冬になるとガレージの冷えこみが床から伝わり、他の部屋に比べてちょっと寒い。冬が来る前に、このガレージ冷え冷え問題を解決しようと、意を決したわけである。

アマゾンで購入した銀色ピカピカの断熱シートを、一枚ずつガレージドアに貼り付けていく。なんとも地味

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キレイとキタナイの基準をめぐる我が家の論争

キレイとキタナイの基準をめぐる我が家の論争

我が家では、夕飯のあと、食器を洗うのは夫の役割である。

洗うといっても、水を流しつつ、ブラシでさっと汚れを落として、食洗機に入れていく作業である。

わたしの仕事は、鍋に余っているご飯やおかずをタッパーに移し替えて冷蔵庫にしまったり、夫が、食洗機に入れず、洗剤で洗って水切りエリアにあげた器や鍋を拭いて片づけることである。

もはや暗黙の役割分担となったこの流れで、いつものように、さくさくと後片付

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国際結婚のリアルな日常ーお姑さんとの関係

国際結婚のリアルな日常ーお姑さんとの関係

誤解を恐れずにいうと、嫁姑問題はどの国にもあります。ある種、普遍的な問題です。

アメリカの、わたしの周りでも、この関係にあくせくしている人がいます。

子どもの教育方針にまで口出ししないでほしい。
家庭内の大きな決断に影響力を行使しようとするのはやめてほしい。

こういう話を聞くと、アメリカも日本も、人間関係の仕組みはさほど変わらないんだなと思ったりします。

さて、この週末は、義理の母が我が家

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アメリカ人の夫がつくる夕飯が優秀すぎる話

アメリカ人の夫がつくる夕飯が優秀すぎる話

わたしは、アメリカ人と結婚して、アメリカに住んでいます。

これは、ある日の夕方の話です。

子どもたちの習いごとの送り迎えをわたしがするので、夫が夕飯を作ってくれることになりました。

わたしたち夫婦は、夕方のオペレーションを分担しています。つまり、子どもの習いごとへの送迎か、夕飯準備か。夫は家でリモートワークをしており、時間にはわりと融通がききます。

とはいえ、夕飯の後に残業しなくていいよう

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辛いダイコンを甘くみて、謝罪するハメになった話

辛いダイコンを甘くみて、謝罪するハメになった話

「いいこと思いついた!今夜のメニューはミートボール・サブにしよう」

土曜日の昼下がり、外出先で夫が言いだしました。それを聞いて、子どもたちは、やったぁ!と手を挙げてはしゃぎ始めました。

子どもたちが通っている小学校のカフェテリアにも、毎週何曜日かにミートボール・サブがメニューに登場します。特に息子はそれを気に入って、何度か食べています。

それを家でもやろうというわけです。

作るのはいたって

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桃屋のアレがアメリカ人の夫を魅了しすぎている件

桃屋のアレがアメリカ人の夫を魅了しすぎている件

「困ったことになったよ」

キッチンで食事の後片付けをしていたときに、夫が真顔でわたしに語りかけてきました。

声が深刻です。一体なにごとかと、彼の顔を見つめながら、その次の言葉を待ちました。

「僕の大好きな、赤いウマミのやつがもう残り1個しかないよ」

……はい?

わたしは、真顔のまま数秒待ちました。夫は、ニヤリと笑いました。

夫が言っているのは、日本が誇る旨味食品、食べるラー油のことです

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