見出し画像

スタートアップを目指す若者へ

目の前の物や事象をその都度、貨幣価値に置き換えて考える習慣を身に付けましょう。そして自己実現の意味をよく理解しましょう。あなたが起業して少なくとも事業を軌道に乗せるまでは、学校で習ったきれいごとはすべて消し去りましょう。
 
資本主義のニッポン、営利企業の目的は利益を出すことであって、決してボランティアではない。つまりカネを稼ぐためにあなたはスタートアップをするのだ。学校ではできの悪い生徒が落ちこぼれないよう底辺に合わせて授業するが、企業は優秀なトップランナーに合わせて経営されるものであり、落ちこぼれは淘汰されるべき存在でしかない。
 
過去の経営の偉人たちは、最も大事な経営資源は人であるとか、社員がいたからここまでこれたとか、多くの従業員を雇うことが社会貢献、それを育てるのが経営者の仕事だなどと語っていた。時代背景もあり別にそれらが間違っているとは思わないが、こんな戯言を語れるほどの余裕が今のニッポンにあるのだろうか。現代ニッポンのスタートアップ企業にこれを当てはめようとする風潮が優秀な開拓者の足を引っ張っている。あまりにも世間は無責任すぎる。
 
弱肉強食・自然淘汰・自己責任の時代、スタートアップに勝ち抜き従前の大企業に苦汁をなめさせるためにはポエムを語っている場合ではない。スタートアップ企業が真っ先に考えなければならないのは従業員ではなく利益を生み出す仕組みであり、あなたのプランに沿って従業員に仕事をさせ、それに乗っかるものを報い、そうでないものをカットすること。でないと、あなたがつぶされます。従業員を平等に扱う必要などない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?