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セイのカクリツ:「多様“性”」に満ちた未来をいきる

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太古の時代、生物の「性」は一つのみであり、細胞分裂や株分けで自分のクローン体を増やすだけだった。そこから「メス」と「オス」に分化し、遺伝子交換によって生殖するようになったのは「多… もっと読む
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#女性

ジェンダー活動家よ教えてくれ、「女性」とはなんだ?

ジェンダー活動家よ教えてくれ、「女性」とはなんだ?

人気保守派論客のマット・ウォルシュ(Matt Walsh)がCBSの人気トーク番組Dr.Philに出演し、大反響を呼んだ。ジェンダーをテーマにした討論で、ノンバイナリを自称する活動家カップルを言い負かしたのである。

放映内容をところどころクリップした動画は複数あり、いずれもバズっているのだが、今回の記事ではそのうち2本に日本語字幕をつけた。

また、討論内容を見た世論の反応と放送終了後の活動家カ

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国際女性デーのバズりから考えた「女性としての生きにくさ」

日本の外に出てから気づいた「女性の権利」についてツイートしたら、共感の嵐でびっくりしました。

日本に住んでる人と話しても「でも最近変わってきたよ〜」とか「日本のこと嫌いなの?」みたいなことしか言われなくて「違うんだ…!そういうことじゃないんだ…!一度外から見てみて欲しいんだ…!」と思ってました。

だけど、この反応見て「私だけじゃなかった」と確認できたのと、反応が色々面白くて視野が開けたので、

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【雑談】 レディファーストは女性蔑視かも?

【雑談】 レディファーストは女性蔑視かも?

ども!女性も男性もどちらも人間です!の会、特殊会員の老害戦士です。

東京都と戦う暇空茜さんを応援している自分としては、どうしても「フェミニスト」という言葉がチラついてきます。

自分の時代で「フェミニスト」といえば、女たらしとか、女性に媚びを売るとか、

「女性を意識し過ぎている男性」

に使われていた気がします。

しかし、今は全然違う見たいですね^_^;

皆様、「レディーファースト」という

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こどもの頃からのジェンダー平等教育をサポート。『10代のためのジェンダーの授業』を作成。

こどもの頃からのジェンダー平等教育をサポート。『10代のためのジェンダーの授業』を作成。


こんにちは、「POLA サステナビリティ公式note」です。

今回わたしたちは朝日新聞社と共に、ジェンダー平等に関する冊子を作成しました。本冊子は小中学校のキャリア教育支援の教材である「おしごと年鑑」と共に、2022年6月、無償で全国3万校の小中学校に寄贈し、授業等で活用してもらう予定です。
*おしごと年鑑についてはコチラ おしごと年鑑 | おしごとはくぶつかん (oshihaku.jp)

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ジェンダーギャップ指数116位と肌感覚

ジェンダーギャップ指数116位と肌感覚

7月13日に世界経済フォーラムが発表したジェンダーギャップ指数で、日本は116位。G7のなかで最下位なのはもちろん、対象さんカ国が146カ国なので、他国と比べて低い順位なのは明らかでした。

ジェンダーギャップ指数は一見、国の政策や社会など大きな括りの中の話で、私たち市民には関係ないように思えます。しかし、日々 仕事をする私たちにとって大きく関わる『暮らしのこと』でした。

ジェンダーギャップ指数

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「愛される女」を脱皮することはできるのか?

「愛される女」を脱皮することはできるのか?

私は、いわゆる”フェミニン”な服装が好きだ。
春や夏は軽やかで揺れる素材が好きだし、淡い色も発色の強い色でも「綺麗」「可愛い」と思えば身につける。背が低いので流行のオーバーサイズは似合わないので、タイトな服を着るし、そのために冬についた脂肪を削ぎ落とすようなダイエットもする。

ネイルもアクセサリーもメイクも全部好きだ。

それら全ては「私は私が大好きだ!」という叫びのようなものだ。
もちろんTP

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女性に優しい差別

女性に優しい差別

かねてから、ずっと思っていることがありました。

それは、今一つ言語化できておらず、それこそ長い間、
頭に"モヤッ"と滞留していて(笑)、話す機会もなかったことです。

年明けに考えている、ストアカで開講予定のセミナーでは、
参加者の皆さんから、頭に滞留している"モヤッ"としたことを、
話して頂いた上で、それについて他の参加者達と話し合う、
という内容を考えており、少しずつではありますが、
時間を

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シンカ論:㉕信じられるか?これ学者なんだぜ。

シンカ論:㉕信じられるか?これ学者なんだぜ。

 前回、様々なフェミニスト達の「表象批判」について、彼女ら(ときどき彼ら)がいかに一貫していないか、場当たり的にものを言っているかを明らかにした。
 しかし、相当数の読者の脳裏に浮かんだのはこういう疑問ではないだろうか?

「そうは言っても、滅茶苦茶なのは単にツイッターで喋ってるだけの一般人だろ?」
「ちゃんとしたフェミニズムの”先生”だったら真っ当で一貫したことを言うんじゃないか?」

 なる

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「女性だからね…」というモヤッとした発言には、スキルの見える化が有効かもしれないと思った話

「女性だからね…」というモヤッとした発言には、スキルの見える化が有効かもしれないと思った話

日本の女性管理職比率に注目が集まっています。努力義務では、先進国平均に到達が難しいのかもしれないという雰囲気にもなりつつあります。実際、下記の記事では、女性管理職比率を上げるために欧米で採用されている「女性登用義務化≒クオーター制度」についての言及もあります。記事中の、目標未達成の企業のコメントをみると、「そもそも女性管理職希望者がいないから」という寂しい意見も見られます。経済学の考え方でもあ

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「名言との対話」2月10日、平塚らいてう「原始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。今、女性は月である」

「名言との対話」2月10日、平塚らいてう「原始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。今、女性は月である」

平塚 らいてう(ひらつか らいちょう、1886年〈明治19年〉2月10日 - 1971年〈昭和46年〉5月24日)は、日本の思想家、評論家、作家、フェミニスト、女性解放運動家。

東京生まれ。東京女子高等師範附属高等女学校(お茶の水女学校)卒業。20歳、日本女子大卒業。21歳、閨秀文学会に参加し講師の森田草平と出会う。22歳、恋人となった森田と死の旅に出るが捜索隊に発見される。(塩原事件)。25歳

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『愛という名の支配』

『愛という名の支配』

ドイツの精神学者エーリッヒ・フロムによると、愛とは「愛する者の生命と成長を積極的に気にかけること」であり、その要素は「配慮、責任、尊重、知」だという。しかし本書のタイトルにある「愛」とは、それとはまったく別物の、なんとなく幻想として漂っている概念としての「愛」である。

それは抑圧者にとっては都合のよい隠れ蓑になり、被抑圧者にとってはその立場で満足するための言い訳になり、両者にとって他人または自分

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生理のことについて考える

生理のことについて考える

ぼくは男なので女性の生理について、その辛さなどを身体で感じることはできません。
しかし、話を聞き、その辛さや面倒な部分、痛みを想像し、苦労を推し量ることはできると考えています。

▼そんなこと?って何だ?ついこの間・・・ある日の午後、
打合せ後に入った喫茶店で煙草を吸っておりました。
喫茶店の喫煙室は今は電子タバコが主流なのでしょうか…紙巻きタバコが吸えないところが多くなりました。

ぼくの隣の席

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「女性だから上がった」をまず潰したい

「女性だから上がった」をまず潰したい

最近、女性登用が徐々にではあるが広がってきている。そしてその都度言われるのが「女性だから上がった」という言葉である。

なくならない意見つまり、本当は能力がないけれど、女性等用の割合を○○%にあげる目標があったからこの人になったということである。

ぼくは、女性が活躍する社会を作っていくために、まずこの意見を潰しておく必要があると思っている。

そこで、「女性だから上がった」と言う考えは、正しい批

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