ヒトシンカ ( 『シンカ論マガジン』『センサイクロペディア』 )

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ヒトシンカ ( 『シンカ論マガジン』『センサイクロペディア』 )

クレーム研究家にしてフェミニズムウォッチャー。現代社会に潜む様々な問題をnoteのカドで殴ります。将来思いつく面白いことが規制されていて欲しくない、自分の無限の発送への期待が自由への愛となっている。記事内のリンクにはAmazonアソシエイトが含まれる場合があります。

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目次~index of Censoyclopedia~

※作品のネタバレを含む項目があります。 ※一部項目が『シンカ論マガジン』の内容と重複するため、そちらへのリンクとなっているページがあります。 あ行あ 【会田誠展:天才でごめんなさい】 【アウディRS4広告写真】 【あえてその名を語る愛】 【あおいさん延長お願いします】(※『シンカ論マガジン』記事へのリンクです) 【碧志摩メグ】 【赤ちゃんの写真】 【茜さや】 【あからさまに性的なタマネギ】 【アクセス権】 【アクセル・ワールド】 【アザーワイズ賞】 【アツギ】 【アート

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    • 『男達の反攻:牛角とキャンセルカルチャー』2024-09-23

      反「男性差別」の夏 いわゆるキャンセルカルチャーと見なされるものが「男性差別」に対して行使される事案が今夏は連続した。   7月29日、大手衣料品チェーンのしまむらが「子供の面倒を見ないぐうたらな父親」というステレオタイプに基づく文字を書き入れた子供用靴下を発売、ネット上で多くの批判を受け発売中止となった。  8月8日、フリーアナウンサーの川口ゆり氏がX上で男性の体臭を批判して炎上、アナウンス事務所との契約を解除される事態になった。  8月21日にはタレントのトラウデン

      • 『「特撮界のキン肉マン」について』2024-08-31

        『仮面ライダー鎧武』は「勿体ない」作品である。  というのが私が、同作についてつねづね思っていることだ。  私は平成以降のライダーについては基本リアルタイム視聴勢なのだが、虚淵玄という、ダーク寄りの作風でアニメ業界(というかエロゲ業界)では著名な脚本家が抜擢されたというのは事前情報として流れていたのを覚えている。  当時、私は彼の作品をほぼ全く知らなかったので、否応なく入ってきた多少のネット情報を除けば、それほど先入観無く見られたと思う(ちなみにその次に鑑賞した彼の作品は、

        • 『暇空茜氏が支持を集めた「或る」理由』2024-08-30

           これまで3回にわたり、暇空茜氏の「シュナムル研究」なるものについて分析してきた。  その中で、気になったことがある。  というより、これまで見てきたようにおよそ事実の追及においては迷探偵と呼ぶしかない彼が、異常なまでに支持を集めた理由のひとつが「そこ」にあるのではないかという仮説が出来てきたのである。  もちろん、彼が支持を集めた第一の理由は、ネットの嫌われ者であるフェミニストを攻撃したからであろう。   しかし、あそこまで粗雑な推理に大勢の人達が疑うことなくついてい

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          (期間限定無料)『胸で脈を取ったのは「セクハラ教師」だったのか』2024-08-29

           このニュースがX上で話題になっていた。  一般的な論調としては「これはさすがに」擁護できない、教師はセクハラの言い訳として脈を取ったと言っているだけに違いない――ネットスラングでいう「表現の自由戦士」や「アンチフェミ」(両者は同義ではない)を含めて、この男性教師には厳しい意見がぶつけられている。  実はこうした傾向は珍しくない。  Xのユーザー達は、問題となっている「被疑者」の行動が本当に疑問の余地無く有罪かどうかではなく、主としてレスバ(口論)になった場合に勝てそうかど

          (期間限定無料)『胸で脈を取ったのは「セクハラ教師」だったのか』2024-08-29

          『性的に見られてるなんて知りませんでした(棒』2024-08-28

           昨年の水着撮影会事件、先般の制服・浴衣撮影会叩きに続いて、今度は子供を利用した撮影会叩きが始まっている。   この「子供は自分が性的な目で見られていると知らない」という謎の前提は、表現規制派の立論にしばしば見られるものだ。  実際のところ、現代のポルノ業界では基本的に未成年の使用がタブーとなっている。それ以前にはロリコン・ブームなどというものがあったくらいで、しかもそれは元を正せば表現規制のせいで発祥していた。というのは、かつての警察は刑法175条による取締の基準を「陰

          『性的に見られてるなんて知りませんでした(棒』2024-08-28

          『謝ってしまった企業たちへ』2024-07-31

           昨日、非常に残念なニュースが舞い込んできた。  KADOKAWAの漫画雑誌『月刊コミックキューン』が、中嶋ちずな先生の新作『エルフ先生のトイレはどこですか?』の販促掲示物を、炎上に屈して撤去すると発表したのである。  本作のテーマは一言で言えば「放尿」である。  2006年からの『いいなり!あいぶれ~しょん』をはじめ、女子の放尿・おもらしを描くことはちずな先生のライフワークといって過言でない。  この販促物は、上部を引っ張ることで主人公のエルル・シッコシー先生が着衣状態か

          『検証・暇空茜:シュナムルさんは本当に在日韓国人だったのか?③』2024-07-12 

          洗濯物たたみマシーンの「穴」? 暇空茜氏が、最初にシュナムル氏を認知したツイートはこれだったそうである。いわゆる「お父さんこれ気持ち悪い」事件以前の話であるので、表現の自由関連で彼を知っている人はこのツイートのことを知らないと言う人も多いかもしれない。 「上にある穴」ってなんぞ?  もしかしてこの赤丸の部分のことを言っているのだろうか。  これ多分、穴じゃなくて元から段ボール箱に青っぽい色で印刷してあるだけだよ。  むしろ、小さい子だからこそ適当にその場にある筆記用具で

          『検証・暇空茜:シュナムルさんは本当に在日韓国人だったのか?③』2024-07-12 

          『検証・暇空茜:シュナムルさんは本当に在日韓国人だったのか?②』2024-07-06

           暇空茜氏のお得意、認知プロファイリングが導き出すところによると、シュナムル氏は弟さんの家の居候である。つまり例の「お父さん、これ気持ち悪い」発言をしたことになっている娘さんは本当は弟の娘であり、シュナムル氏からは姪っ子ということになる。  しかも暇空氏は、さらにショッキングな「認知プロファイリング」をぶち上げるのだ。  なんと、弟さんの奥さんは本来はシュナムル氏と結婚するはずの「許嫁」だったのだが、シュナムル氏を見限った父親が弟と結婚させることに変更したという。  許嫁

          『検証・暇空茜:シュナムルさんは本当に在日韓国人だったのか?②』2024-07-06

          (無料記事)『検証・暇空茜:シュナムルさんは本当に在日韓国人だったのか?①』2024-07-03

           「岩下の新生姜」で知られる岩下食品社長・岩下和了さんがXに投稿したポストが、フェミ界隈によって炎上させられ、それを上回る支持の声が殺到した。これを書いている時点でも今もおおいに盛り上がっている。  なぜ彼のポストがフェミの不興を買ったのかと言うと、きたる東京都知事選挙で、アンチフェミとして知られるインフルエンサー「ひまそらあかね(暇空茜)」氏を支持することを公表したからである。  社長さんの個人的な支持に対してフェミニスト達は不買運動を煽り、果ては岩下の新生姜を用いた、取引

          (無料記事)『検証・暇空茜:シュナムルさんは本当に在日韓国人だったのか?①』2024-07-03

          『生成AIと児童ポルノ、の本編』2024-06-29

          ※この論考およびその筆者は、現実の児童に対する虐待をいかなる場合にも肯定するものではありません。  さて「児童ポルノ規制もまた、被写体である実在児童が映った、児童の人権を守るための規制のみが許される」ということになった。  しかし、そういうことになると反AI派は妙なことを考え出した。 「そうか! 実在児童が映ってる写真なら悪者にできるんだな! ……じゃあ、画像生成AIはネット中の画像から学習してるんだから、実在児童ポルノもあるはず! そっから学習してるんだからAIもワルモ

          『生成AIと児童ポルノ、の前置き』2024-06-28

           反生成AI派がフェミニズム同様、事実上のキャンセルカルチャー母体のひとつとなっている。  反AIというのは、要するに商業的ニーズをAIに奪われるという恐怖から生まれた一種のラッダイト運動であるが、もちろんそれだけでは世界中でいつの時代も起こってきた「技術革新でなくなった仕事」となんら変わりは無い。駕籠や飛脚がかわいそうだから自動車産業をやめさせようと言い出すようなものだ。  そこで色んな理由を付けて画像生成AIをとにかく攻撃しようとしているわけだが、彼らの言い分のひとつ

          『選挙ポスターと迷惑防止条例』2024-06-25

           東京都知事選のカオスぶりが話題となっている。  もともと東京都では知事選に限らず、国政選挙でも地方民には聞いたこともないような泡沫政党が乱立しているので元々こういう傾向はあるのだが、6月21日時点で、過去最多の56人を記録している。  静岡のこの垂木さんがおっしゃる通り、今回の選挙をめぐっては実際に次期都知事の可能性があると目される現職の小池知事や蓮舫氏だけでなく、多くが売名目的であろう泡沫候補たちの動きが面白がられている。  これが発表する政策が珍発言という程度なら、ま

          【ネトゲ戦記】

           インフルエンサーである暇空茜氏の自伝。2024年2月21日にKADOKAWAより刊行。  著者の「高校を中退して伝説のネットゲーマーとなり、ゲームクリエイターになってベンチャー会社を立ち上げたら裏切られて死にかけて、7年かけて逆襲し6億円をゲットした」(序文より)過去を綴ったものである。  取り扱いを予定していた「アニメイト」は同月16日、理由を明示せず「諸般の事情により」取り扱いを中止するむね発表した。  背景として、本作の出版は左派・フェミニストから盛んに反感を買っ

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          『コロンブスと猿』2024-06-24

           昨日、薬局のマツモトキヨシで店内BGMとして、ある曲が流れているのに気づいた。  2024年6月12日にミュージックビデオが公開された、Mrs.GREEN APPLEの新曲『コロンブス』である。周知のとおり、このミュージックビデオは公開から約17時間後に公開停止となっている。  動画内でコロンブスとされる偉人達がバンドメンバーに扮し、そこで出会った猿たちと交流する場面が、白人による侵略や奴隷制を想起させ、有色人種を猿扱いしている――という風評がネットで広まったことによるもの

          【モナ・リザ】

           知らない人はいないであろう、女性の肖像画(油彩画)。イタリアの芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチの作で、1503~1506年ごろ制作。現在、ルーブル美術館(フランス)に所蔵。  題意は「私の貴婦人」という意味で、個人名ではなく、モデルが誰かというのは美術史上の大きな謎とされる。 「世界で最も知られた、最も観られた、最も書かれた、最も歌われた、最もパロディにされた美術作品」と称されている。  それだけに社会活動家などによる【ヴァンダリズム】の標的に遭ったことが多々あった作品でも

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