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記事一覧

世界の好きを集める。集めた好きを伝える。

世界の好きを集める。集めた好きを伝える。

写真を撮るということはなんなのか。常に考えている。と書こうとしたら、一つ前の記事でも似ていることを書いていた。毎日同じようなことを考えているのだろう。

さいきん、noteを書き始めた頃の内容を見返して、言葉尻の修正を加えている。なるほど、書くときのテンションと読む時のテンションは全く別の盛り上がり方をみせるのだな。と1人で感心している。

何かを自分自身が発信する。ということは、
その送り手と受

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家族より他人の方が話は早い

家族より他人の方が話は早い

朝日新聞社さんが2022年5月5日の子どもの日に発行する『未来空想新聞』で「家族の未来」をテーマに、エッセイを書かせてもらいました。

紙面には「家族を愛する、距離を愛する」と題して1,000文字で載っていますが、みなさんすでにお察しのとおり、性懲りもなく3,000文字近く書いてしまったため、ノーカット版を公開します。

ユニークな機会に感謝するとともに、新聞をきっかけにみんなで話してみようね〜と

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書くことに慣れたい

書くことに慣れたい

そうしよう!と意気込んだわけではないけど、ここ1週間くらい毎日noteを書いている。日々なんとなく書きたいことがあるのも理由だし、来たるべき本当に書きたいことを書く日へのステップを踏んでいる感じもする。

最近書いているのは本当に書きたいことではないってこと?
いいえ、違います。これもちゃんと頭にある書きたいことです。

なんていうか、「写真について」みたいな自分の中心部にあることを書こうとすると

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その「おもしろい」にこそ価値がある

その「おもしろい」にこそ価値がある

ほんとうにうれしい、長らく2人体制だった会社に3人目のメンバーが加わった。わたしのななめ前に座る彼女はまだまだ緊張が解けない様子で、部屋を出入りする姿も遠慮がちだ。

わたしといえば、ほとんどはじめて真正面から「先輩をする」ということで、ここ数週間はとれたての春野菜のようにしゃっきりと生きている。といっても彼女のお世話をするわけでもなく、とにかく呪いをかけないよう——偏見を与えたり芽を踏んだり摘ん

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人生で、楽しい流れを作り続ける秘訣

人生で、楽しい流れを作り続ける秘訣

人生を楽しみながら、いい流れを作るのにパターンブレイクは、とても大事なことのように思う。

パターンブレイクとは、今まで、当たり前のように続けてきた習慣とは別の行動をとったり、今までの自分だったら選ばない、全然別の選択肢をあえて選ぶことだ。

この考えは、昨日出版した書籍「心の力の抜き方」にも書いたことだが、人生を軽やかに生きている人や、楽しく過ごしている人ほど、このパターンブレイクを上手に取り入

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「合う人に会う」

「合う人に会う」

僕はオードリー若林さんが紡ぐ言葉の世界観が好きだ。

飾らない、だけど気づいたら心に刺さる、誰もが一度は思ったことあるけど見てみぬフリをしてきた部分を見事に言語化する。

きっと見てみぬフリをした方が、知らない方がいいこともあるから我々は言語化してこなかった。

だからその部分を言語化するってすごい純粋なんだと思う。
そんな言葉たちが刺さる僕の心も純粋なはず(笑)

というのはさておき。

若林さ

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【私は私を幸せにする】

【私は私を幸せにする】

旦那と入籍をして、今年で13年目を迎える。5年ほど付き合って結婚したので、トータル18年も一緒にいる。私が実家で過ごした年数を越すくらい一緒にいたんだなぁ、と感慨深くもある。

当たり前だが、好きで結婚した。愛し合ったうえで一緒になった。おそらく旦那の側も、そのときの気持ちに偽りはなかっただろうと思う。

どこですれ違ったのか、思い返せば行き当たるのは、やはり妊娠がきっかけだった。入院するほど酷い

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Design&Art|フィンランドのアートと人を巡る旅 〈03.アーティストとリカレント教育〉

Design&Art|フィンランドのアートと人を巡る旅 〈03.アーティストとリカレント教育〉

アアルト大学院でアート教育やアート思考を学ぶまりこさんが、フィンランドのおすすめスポットやイベント、現地に暮らす人々の声をお届けします。

アトリエ訪問

先日、トゥルク在住のヴィジュアルアーティスト・サンナ・カナノヤ(Sanna Kananoja)のアトリエを訪ねました。トゥルクの中心地から車で15分ほど、森に囲まれた静かなアーティストレジデンスの一室です。

彼女との出会いは、私が企画したワー

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コーヒーが好きすぎるただの女子大生がコーヒー屋さんを始めた話。

コーヒーが好きすぎるただの女子大生がコーヒー屋さんを始めた話。

「まなみん、やってみたら?」

私が通っているコーヒー屋さんのマスターからこう言われたのは4月のこと。

なにをやるのか。

それは、「コーヒー屋さん」だ。

ちょうどその日、別の常連さんが来店して、「まいこさんのカレーを食べてきた!」と報告していた。

「まいこさんのカレー」は「やまんば庵」という一度聞いたら忘れられない古民家で週末営業しているという。

Instagramで調べてみると、そこに

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職場での「キャラ設定」永遠にミスる今生

職場での「キャラ設定」永遠にミスる今生

この文章は、パーソルホールディングスがnoteで開催する「 #私らしいはたらき方 」コンテストの参考作品として主催者の依頼により書いたものです。

昔から、学校や職場で「初動のキャラ設定」をミスりまくる人生だった。

具体的に言えば、人から好かれたいと思うあまり、すぐに良い人ぶってしまうのである。

本当の私は決して善人ではないが、ニコニコと口角を上げて周囲に愛想を振りまく。

すると当然、関わった

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旅の変わりに私の五感を起こしてくれる鍵を求めて #100枚で写す夏の日 を終えて

旅の変わりに私の五感を起こしてくれる鍵を求めて #100枚で写す夏の日 を終えて

底が見えるくらいの中途半端に高いところと、物凄く早口で喋る人。観たいアニメのない静かな夜に、田舎の暗闇に突然現れる自動販売機。空虚を見つめ続けるうちの猫。

生きている中で怖いものは沢山あるけれど、その中でわたしが最も恐れてることのひとつに、五感が死んでしまうことがある。
何を見ても何をしていても心が目が味覚が触れた指先が、決して熱をおびず、ただただ途方もない時間だけが横たわり、流れていく。

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無敵の用務員

無敵の用務員

ある人と同じモノを使っているのに、それが全く違うモノに見えた事はあるだろうか。

昔の通販なんかは、わりとよくあった。
中でも一番ひどかったのはトランペット。
映像ではすごくカッコよく演奏しているのに、3日でキミもこうなれるってガイジンのおっさんは言ってたのに、家に届いて箱を開け20年が経過した今でも、マウスピースすらまともに鳴らない。

親父にあげたら、2日で鳴った。

完璧にその人のコピーなん

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雨ニモマケズ~静かなる挑戦状

雨ニモマケズ~静かなる挑戦状

雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫な体を持ち
欲はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米四号と
味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
良く見聞きし分かり
そして忘れず
野原の松の林の陰の
ちいさな茅ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行って怖が

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本好きは本屋でなにをしているか

本好きは本屋でなにをしているか

何の本を読むべきか、というのは人生の課題です。

そう思っている人は案外に多いとみえて、本好きを自称していると同年代のともだちから「本屋でぶらぶらとは実際何をしているのか」というイイ質問や、「どうやって読む本・読みたい本を選んでいるのか教えて」というリクエストをときどきいただく。社交辞令は一旦本気で受けとるのがモットーなので、このたびまとめて書いてみたい。

わたしは読むのが遅いし、読書履歴も浅薄

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