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もう一度読みたい良記事

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あ、いいこと言ってる! これはすごい! もう一回読みたい! という記事を集めています。(*´ω`*) 感動メモみたいなマガジンです。
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2022年3月の記事一覧

「なぜこの本が一〇〇万部も売れるのか」――エンタメ小説家の失敗学5 by平山瑞穂

「なぜこの本が一〇〇万部も売れるのか」――エンタメ小説家の失敗学5 by平山瑞穂

過去の連載はこちら。

平山さんの最新刊です。

第1章 入口をまちがえてはならない Ⅲ
「エンタメの流儀」に沿って改稿
 さて、問題は、そのGさんに出会い頭に突きつけられた課題だった。受賞に至った応募原稿は、もともと短篇の(しかも純文学のつもりの)連作だったこともあり、物語上の帰着点が明瞭に示されるような形にはなっていなかった。ひとつの物語としての起承転結など、僕にとっては第二義的なものにすぎず

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サーカス

サーカス

わたしの幼少の頃のアルバムに、サーカスのバイクショーの鉄球の写真が貼ってある。あれはいくつくらいだっただろうか…3歳下の妹がようやっと歩き出した頃だろうか・・・・

あの頃は今より動物のショーが多く、まだまだ怖いもの知らずだったわたしは、猛獣を見ても「怖い」とは思っていなかったかもしれない。なにせ舞台と客席は離れていて、向こうは柵の中。両親の保護が絶対だったあの頃、危険なことなど「どこにも存在しな

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僕は僕を探しに旅に出る

僕は僕を探しに旅に出る

柔らかな陽春の日差し
心がわくわく動きだす。
木の芽が芽吹いて
心をそわそわと刺激する。

何者かになりたい。
心がむくむくと騒ぎだす。

ある日
僕は突然気がついた。

僕の心にはぽっかり穴がある
毎日を物足りなくて
淋しくて
つまらないものに感じていた。

何者かになるために
僕が僕であるために
僕の欠けた一部分を
埋めなくてはいけない。

僕は僕を探しに
旅に出ることにした。
自分の心の穴を

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ぬか漬け始めました 2021.09.28

ぬか漬け始めました 2021.09.28

 ぬか漬けを始めた。

 もう2カ月ほど経つだろうか、今日はズッキーニがぬかのふかふか布団の中で食べ頃になっているはずで、そわそわしながらお昼ごはんの時間を待っている。

 ぬか床は、猛暑が続いていたある日、自然食品店で見かけて衝動買してしまったものだ。

 なぜ衝動が起きたかというと、隣で小茄子が売られていたのである。今朝もぎました、と言わんばかりのつやつや、ピチピチの小茄子は丸ごと揚げようか。

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ちょっと残念なお話です。

ちょっと残念なお話です。

目標があると自分の中でかなりテンションが上がり、それに向かって突き進むことができます。
少しでも高い目標の方が、自分を奮い立たせることができるのです。

その目標を自分の内で密かに思っているよりも言葉に出して、たくさんの人に伝える方が、自分を鼓舞出来るのです。
そんな風にして目標を成し遂げよう努力するのが私流です。

最近の有言実行とばかり、勢い込んで取り組んでいたことがありました。
でも残念な結

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NHKプロフェッショナル「究極の歌姫~バーチャルシンガー・初音ミク~」

NHKプロフェッショナル「究極の歌姫~バーチャルシンガー・初音ミク~」

3月1日のNHKプロフェッショナルは、なかなか攻めています。
今回注目された人物は平成生まれのシンガー「初音ミクさん」です。

バーチャルシンガー初音ミクでなく、女性シンガー初音ミクさん16歳です。エンディングで出る「○○にとってプロフェッショナルとは・・・」これも、初音ミクさん自身に問いかけています。なかなか熱いですが、一体どういうことでしょうか🤔

ちなみに、noteも番組の途中でチラっと出

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コロナってました…

コロナってました…

実は2月中旬くらいからコロナになってたよ。
今は隔離期間も終わり、家族全員元気に社会復帰しています。

というわけで、私の経験したことが誰かの役にたつかもしれんと思って、経緯をまとめておきたいと思う。

これは、2022年2月、オミクロン株のピーク時の出来事である。

なお、行政の対応は、自治体によって大きく異なると思うので、これはひとつのケース…という程度に読んでくださいまし。
※ちなみに、うち

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The human race is governed by its imagination.

The human race is governed by its imagination.

想像力は人間活動の動力の大きな源であると共に
その制御は難しくて、時には誤った方向に暴走する
人は未来のことや未知のもの等と対峙した時に
不確実性を補完するために想像を働かせるんだけど
不確実な部分が大きいほど想像に依存し
本質に近づく確度は大きく低くなる
それでも想像を止められないのは
人類が培ってきた左脳の補完機能のなせる技なので
一朝一夕でどうのこうのできるものでもないんだよね

時代が進む

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あだ名の禁止が子どもたちから奪うもの

あだ名の禁止が子どもたちから奪うもの

あんたはガキンチョの頃にあだ名を付けられていたかい?

あだ名ってのは実に創造性が求められるものだよな。
泳ぎが上手いやつには「かっぱ」。
鰹節がスキなやつには「ぶし」。
なんとも、自由な発想だ。

ところが、今の小学校ではあだ名で呼び合うのはダメってことになっているんだそうだ。

今回は子どもたちがあだ名を使っていた意味を考えてみる回だ。

ちっと人間関係の基礎を作り出す時期のあだ名について考え

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R-1グランプリ決勝も、ちりめん山椒も、おにぎり推しです!

R-1グランプリ決勝も、ちりめん山椒も、おにぎり推しです!

【968むすび】豊田2号店(浦和)ちりめん山椒

1000日間、毎日おむすびの食リポートを書き続けるチャレンジを続けている。

まあ、こういう時代だ。
同じようなことを考える人もいるかもしれないな。

と思って、以前こんな検証をやったことがある。

半年に渡って各SNSやYouTubeなどを調査をした結果、おむすびを買って食べ続けてリポートしているのは、おそらく世界中で自分ひとりということが判明。

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売れるシナリオの条件

これまでドラマシナリオを書いてみたいと思ったことはなかったのは、これまで心揺さぶられるほど面白い日本のドラマをみたことがなかったから。

90年代前半にニューヨークへ渡って、時々しか日本に帰らなかったので、日本のドラマを見る機会もなかったことが原因である。

それが「大豆田とわこと3人の元夫」を見て衝撃を受けた。

この痛快な会話のテンポとキャラクター作り。半端じゃない。
それもそのはずで、脚本家

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