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2023年10月の記事一覧

神宿る島「篠島」で見た天使のカーテン

神宿る島「篠島」で見た天使のカーテン

愛知県にある「篠島」

「東海の松島」とも呼ばれる美しい島で
「ふぐ」「生しらす」などの水産物が有名です。

ふぐと言えば下関のイメージですが、
水揚げ高とふぐの美味しさは、下関、篠島
両者競り合うほど。絶品とのお話を伺いました。

篠島は、三重県にある「伊勢神宮」と関りが深く、
千年以上に渡って白装束に身を包んだ島の神職が島で採れた鯛を塩づけに調製し、船団を仕立てて対岸の伊勢神宮内宮へ献上してい

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プリーズプリーズフリーズドライドコーヒーアンドミー

プリーズプリーズフリーズドライドコーヒーアンドミー

珈琲と彼女と僕にまつわるショートストーリー

「今日は明日の昨日だから、だから怖くて仕方がないのです。」

彼女は、いつも致死量の毒薬が入った小さな筒状の容れ物を首からぶら下げていた。

それは一見、洒落たペンダントにも見えたから、まさか誰もそんな物騒なものを彼女が身につけているなんて思いもしなかっだろう。

そして、彼女は、決してさりげなく任務を遂行するサイレントキラーやスパイファミリー

の類

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遺志を継ぐ。

遺志を継ぐ。

心の蘇生。

アウグスティヌスが云う
「悪人は他人を害する以前に
自分自身を害するものである」

ボクは
仮想空間の生活を想った
ボクにとっての
仮想空間は
オンラインゲームの世界
その仲間

偉人で云うなら
セルバンテス

有名な作品は
「ドン・キホーテ」
その作品もそうだが
彼の作品はいつも
狂気をテーマにしていて
いわば仮想空間
メタバースを自身の
拠点としてる

あくまでも
乱世で生きる対

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「出さねえコンテストは、買わねえカップ麺懸賞と同じだ」元ヤンの言葉は深かった…

「出さねえコンテストは、買わねえカップ麺懸賞と同じだ」元ヤンの言葉は深かった…

今日はまず、くだらないお笑いネタ⇒へこみヒスイ(笑)の順で書きます。

先日、同居人ケロリンとニュースを見ていましたら、東京・渋谷で改造車が事故を起こしたって。
「東京・渋谷のスクランブル交差点近くの喫煙所付近に乗用車が突っ込み、歩行者をはねる事故が発生。男性7人がけが」(https://news.yahoo.co.jp/articles/0399204c3befa8f7f57ad5c13b11f

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もしも夢がひとつだけ叶うとしたら…#1ヶ月書くチャレンジ 𝐃𝐚𝐲‬28

もしも夢がひとつだけ叶うとしたら…#1ヶ月書くチャレンジ 𝐃𝐚𝐲‬28

こんばんは。

バタバタしておりましたが、娘ちゃんが熟睡している隙に書いております。

今回のお題は、「もしも夢がひとつだけ叶うとしたら」。

そもそも、私の夢ってなんだったかなぁと考えさせられました。

子どもの頃、抱いていた夢は、色々あったはずなのだけど。

現実という名の壁にぶち当たってきたような気も致します。

幼いころの夢は、「お団子になりたい」でした。

書いた小説は完結したことがあり

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わたしの街になっていく

わたしの街になっていく

夏のあいだ、西へと向かう帰り道を運転していると、夕陽を背にする山が見えた。

それは、私の見慣れた山の高さよりも遥かに高い。
夕映えの稜線はうつくしいと思うが、その見慣れぬ高さに、故郷から遠く離れた街にいるのだということを実感させられる。

山の高さなんて、故郷にいるときには意識することなどなかったのに。

離れてみると、生まれ育った街の景色にどれほど愛着を持っていたのかわかる。

蛙や虫がうるさ

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寄付をしにいったら、逆に多くの豊かさをもらった。pt.4

寄付をしにいったら、逆に多くの豊かさをもらった。pt.4

集まったお金を全額寄付するメンバーシップ
「かつおクラブ」

先日、4度目の寄付へと行って参りました。

こうして寄付が行えるのは、
かつおクラブに賛同下さっている
たくさんの方たちのおかげです。

本当にありがとうございます!

かつおクラブメンバーの皆さん、
心から感謝申し上げます!!!

今回の寄付先は前回に引き続きこちら。
愛知県名古屋市にあります
デイサービス型地域活動支援事業 SWAG

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ブギウギからの言葉

ブギウギからの言葉

今回はみずのけいすけさんの記事「仕事についてのnoteを書くのをためらってしまう人が、振り返りに使える〈6つの質問〉を考えてみた」から
良い項目を見つけたので、
それについて書きたいと思います。

その項目とは

◎印象に残っている誰かの言葉

「誰かの言葉」というよりも、
ドラマを観ていて出てきた言葉なんですけどね。
今、私が夢中になってみているNHKの朝ドラ↓

『ブギウギ』

第3週目はドラ

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南瓜一句

南瓜一句

一通の手紙が届いていた。
招待状である。
どうやらまだ時間があるらしい。
参戦するしかあるまい。

抱き上ぐる南瓜抱えし少女ごと

創作大賞、ベストレビュアー賞受賞いたしました。

創作大賞、ベストレビュアー賞受賞いたしました。

いま、ちゃんみなを聞きながらこれを書かせて
いただいております。

この歌詞がメロディに乗ると弾けるところ
ほんとうに、惹かれております。
しびれております。

そうそういうときは

あっという間
いっという間
うっという間

なんでございます。

わたしがわたしであるとき。

それはあったのだろうか。
あったとしたらいつだろうかと。

そんなときわたしがわたしであるとき。

ありました。

わた

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壁の中の僕たちは。

壁の中の僕たちは。

「村上春樹って、つまらないよね」

彼は出し抜けにそういうと、煙草を吸って大きく息を吐いた。このビルにある唯一の喫煙室であるカフェの一角、僕が無心に読んでた本を覗き込んで彼はそう言った。

「話題だから買ってチャレンジしてみたんだよ。でもさ、どうしても数ページで眠くなるの。毎晩数ページ読んでは寝てだから、話がよくわからんのよ。もう枕の上のオブジェみたいなわけ」

僕は目線を上げて彼を見た。本にも相

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本を贈る文化を育てたい。

本を贈る文化を育てたい。

――自分のために時間をかけて選んでくれて、その本を通していろんなメッセージをもらって、いつまでも手元に残すことができるし、また読み返すことだってできる……あまりライトが当たらないけれど、本はギフトとしての価値が高い代物なんですよね。

人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

今回は「本を贈る文化を育てたい。

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もう風にもなれない

もう風にもなれない

次女を大泣きさせてしまった。「いややあぁー」とわめきながら大粒の涙をぽろぽろとこぼす彼女の背をさすり、自分の不自由さを感じた。



夕食の支度をしているとき、ラジオからTHE BOOMの『風になりたい』が聞こえてきた。あら、懐かしい。高校生のとき、クラシックギター部の演奏会で弾いた記憶がある。

なにより「風になりたい」という歌詞が好き。誰か大切な人に会えた喜びを噛みしめつつ風になるだなんて、

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夢が日常になっていくということ

夢が日常になっていくということ

風が心地よく感じられる季節になった。

暑い時期に胃腸炎になってから、食べるのが少し億劫になってしまって、甘酒と豆乳を混ぜたものを口にして、仕事に行っていた。

暑さが和らぐと同時に、身体にべったりとはりついていた重苦しさも少しずつ薄れていくような気がする。

10月に入り、美術館の学芸員として、ようやく本採用となった。

半年間特に大きな問題を起こさなければ、条件付採用から本採用になる。大きな問

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