ホリディ

noteがとても居心地が良いと聞いてやってきました。フリーランスのライターや広報、健康…

ホリディ

noteがとても居心地が良いと聞いてやってきました。フリーランスのライターや広報、健康経営エキスパートアドバイザーをしています。こどもが2人(3才5才)、40か国以上の放浪歴あり、京都在住。Studio Holiday代表。育児、旅、アート、お金のことなど書いていきます。

記事一覧

自分の書いた記事が本屋に並んだ日

ずっと。ずっと不思議だった。 本屋に行くと本や雑誌があふれてる。毎月毎日新刊が出てる。 私はもうずっと前から物書きになりたかったのに、 私以外のこんなに多くの方々…

ホリディ
1日前
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京都市動物園の58年ものの観覧車、シマウマ、とフェネック

今年のGWは省エネモードで過ごした。夏から秋にかけていくつかの大きめの旅が控えているということもあって、山の中腹にある実家に数泊。もっとも子どもたちはそれで充分旅…

ホリディ
11日前
9

ヴィヴィアン・サッセンー京都国際写真祭ーKYOTOGRAPHIE 2024

京都新聞社の印刷工場跡地、地下に広がる廃墟を舞台に暗闇を照らし上げる200点以上の作品群。オランダ出身のアーティスト、ヴィヴィアンサッセンが世界に向けて提示する…

ホリディ
2週間前
7

子どもたちの眠る場所ー京都国際写真祭ーKYOTOGRAPHIE 2024

今年で12年目を迎えるKYOTOGRAPHIE(京都グラフィー)。 春の京都に「写真祭」という文化としてすっかり根付いたように感じます。 KYOTOPHONIEというミュージックフェステ…

ホリディ
2週間前
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川内倫子写真展ー京都国際写真祭ーKYOTOGRAPHIE 2024

京都の岡崎、平安神宮の巨大な鳥居の近くにある「京都市京セラ美術館」が、今現在ものすごい豪華なラインナップの展示であることをご存じでしょうか。 「金曜ロードショー…

ホリディ
3週間前
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トイレで泣いてた新入社員が飛び立った話

*写真はエベレストです。10代の頃にエベレストベースキャンプに息も絶え絶えの状態で向かう途中に撮った写真。 書くことはもうずいぶん昔から好きだった。 小学生の時に…

ホリディ
3週間前
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小さな子が一番よろこぶ遊びについて

予定のない祝日、夫は大学院の授業があって早朝から不在。祝日に授業があるなんて、と思うけれど、ながーい夏休みがあることを思うと何も文句は言わまい。 いつもよりのん…

ホリディ
3週間前
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空からきて空に還る

「ママとパパは先にしんじゃうん?なんで?」 朝ごはんのグラノーラを食べながら3才の娘が問う。昨日から何度も繰り返して問われてる。 ことの発端は動物の図鑑。 犬のペ…

ホリディ
4週間前
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書きたいことは旅のこと、今日のこと。忘れたくないこと忘れてもいいこと。 好きなもの、ときどき嫌いなもの。変わるべきこと変わらないでほしい風景。今しかない空、明日にしか吹かない風、見た世界に見たい未来。

ホリディ
1か月前
1

大人が一番恐れていた息子と娘の注射の話

この日がくるのが怖かった。 先日、小児科に娘の検尿を1人届けに行ったとき、部屋の奥でえらい泣き叫んでいる子がいて、あぁこれは予防接種だなと。 大きく泣きながら出て…

ホリディ
1か月前
5

育休復帰した春を思い返す

元々、春は好きだったように思います。 春の花粉症ではない、というのもひとつの要因かもしれないけれど。 人間の本能的なものなのかもしれないけれど。 子どもが2人生ま…

ホリディ
1か月前
1

京都国際写真祭ーKYOTOGRAPHIEー2024

京都国際写真祭ーKYOTOGRAPHIEーに今年はスタッフとして参加しています。いろんな会場で、ご来場の方と話をしたり、多様なバックグラウンドのスタッフと関わったり。 そし…

ホリディ
1か月前
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いちばん可愛い時期

「今が一番かわいい時やで、しっかり見ときや。すーぐ大きくなって忘れてしまうからなぁ」電車に乗っていたらおっちゃんに声かけられた。 おー久々やな言ってもらうん。 …

ホリディ
2か月前
9

うれしい言葉をたくさんもらう別れの時期、心と目がつながってるかのようにあふれた感情が目から滲み出る

ホリディ
1年前

3月の終わりに

3月末の桜が咲く頃 色々な思いが入り交じる、多くの人もきっとそうなんだろうなと 去年は桜が散ることはとても寂しく切なく、ひとつの終わりを意味していた でも今年は 野…

ホリディ
1年前
1

生き方を考えようと思ったので仕事をやめることにした 
新しい道を切り拓く、かつてバックパッカーだったころのワクワクが蘇ってきてる。明日どこで何しよう、分からないを楽しんでいたあのころに。

ホリディ
1年前
自分の書いた記事が本屋に並んだ日

自分の書いた記事が本屋に並んだ日

ずっと。ずっと不思議だった。
本屋に行くと本や雑誌があふれてる。毎月毎日新刊が出てる。
私はもうずっと前から物書きになりたかったのに、
私以外のこんなに多くの方々が次々と出版しているのに、
どうして私にはチャンスが巡ってこないのかな。と。

正確には、一度は書いた旅コラムが本に掲載されたことはあった。
ウユニ塩湖を1人旅した時のことを綴った12ページ。
仕事を通じて知り合った出版社のメンバーに頼ま

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京都市動物園の58年ものの観覧車、シマウマ、とフェネック

京都市動物園の58年ものの観覧車、シマウマ、とフェネック

今年のGWは省エネモードで過ごした。夏から秋にかけていくつかの大きめの旅が控えているということもあって、山の中腹にある実家に数泊。もっとも子どもたちはそれで充分旅行気分。

夫が大学院生になり、私が正社員から自営業となり、世帯年収は激落ちしている。こりゃーまずいね、と笑っちゃうくらいに。
企業派遣の大学院生なので、給与は出るけれど頼みの「残業手当」が出ないので、手取り大幅ダウン。
私はまだまだ駆け

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ヴィヴィアン・サッセンー京都国際写真祭ーKYOTOGRAPHIE 2024

ヴィヴィアン・サッセンー京都国際写真祭ーKYOTOGRAPHIE 2024

京都新聞社の印刷工場跡地、地下に広がる廃墟を舞台に暗闇を照らし上げる200点以上の作品群。オランダ出身のアーティスト、ヴィヴィアンサッセンが世界に向けて提示する作品を見て感じたのは「自由の肯定」。
枠組みなんて気にせず作りたいものを自由に表現したら良いんだろうな、という前向きな感情。

ディオール、ステラ・マッカートニー、アディダス、アクネ、ミュウミュウなど一流ブランドのファッション写真も手掛ける

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子どもたちの眠る場所ー京都国際写真祭ーKYOTOGRAPHIE 2024

子どもたちの眠る場所ー京都国際写真祭ーKYOTOGRAPHIE 2024

今年で12年目を迎えるKYOTOGRAPHIE(京都グラフィー)。
春の京都に「写真祭」という文化としてすっかり根付いたように感じます。

KYOTOPHONIEというミュージックフェスティバルが始まったり、KG+という公募型の展示会場が100カ所を超えて開催されるなど、京都の街とアートがゆるやかに繋がりながら、表現者の舞台が広がっていると感じます。

そして何より「見る側の人間」にとって、敷居が

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川内倫子写真展ー京都国際写真祭ーKYOTOGRAPHIE 2024

川内倫子写真展ー京都国際写真祭ーKYOTOGRAPHIE 2024

京都の岡崎、平安神宮の巨大な鳥居の近くにある「京都市京セラ美術館」が、今現在ものすごい豪華なラインナップの展示であることをご存じでしょうか。
「金曜ロードショーとジブリ展」
「村上隆もののけ展」
「KYOTOGRAPHIE ー川内倫子・潮田登久子・川田喜久治ー」

この3つの展示が!なんなら5つ!
ひとつの美術館で開催されています今。
無理ですよ、一度になんて。
頭パンクします。
【参考情報】ジブ

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トイレで泣いてた新入社員が飛び立った話

トイレで泣いてた新入社員が飛び立った話

*写真はエベレストです。10代の頃にエベレストベースキャンプに息も絶え絶えの状態で向かう途中に撮った写真。

書くことはもうずいぶん昔から好きだった。
小学生の時に書いた作文を、担任の先生にみんなの前で褒められたうれしい記憶。
そのあたりから、文章好きの道が拓けたんだと思っている。

就職先は出版社を目指したけれど、最終で落ちてしまった。
無念さを抱えて、印刷会社に入った。
新人の頃、出版営業、と

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小さな子が一番よろこぶ遊びについて

小さな子が一番よろこぶ遊びについて

予定のない祝日、夫は大学院の授業があって早朝から不在。祝日に授業があるなんて、と思うけれど、ながーい夏休みがあることを思うと何も文句は言わまい。

いつもよりのんびり起きる。うっかり、もう10時だよとパジャマで朝ご飯を食べながら気づく。
さすがにダメやなぁ、と息子が笑う。
私はどうにも朝起きるのが苦手。朝の光景への憧れは強いのだけど。
深夜高速を運転して、朝の光を見ることも大好きなのだけど。

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空からきて空に還る

空からきて空に還る

「ママとパパは先にしんじゃうん?なんで?」
朝ごはんのグラノーラを食べながら3才の娘が問う。昨日から何度も繰り返して問われてる。

ことの発端は動物の図鑑。
犬のページを見ていて
「昔この犬飼ってたわぁ、ゴールデンレトリバーのももちゃんって言ってね」
と私がポロリと呟いた時から。

ももちゃんどこにいるの?
しんじゃったの?
なんで?

「しぬ」という概念をどうやって伝えるべしか。
病気になってね

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書きたいことは旅のこと、今日のこと。忘れたくないこと忘れてもいいこと。 好きなもの、ときどき嫌いなもの。変わるべきこと変わらないでほしい風景。今しかない空、明日にしか吹かない風、見た世界に見たい未来。

大人が一番恐れていた息子と娘の注射の話

大人が一番恐れていた息子と娘の注射の話

この日がくるのが怖かった。
先日、小児科に娘の検尿を1人届けに行ったとき、部屋の奥でえらい泣き叫んでいる子がいて、あぁこれは予防接種だなと。
大きく泣きながら出てきた女の子、あ。保育園のクラスメイトやん。
「どうもすみません…」
いやだーいやだー!待合室でまだ泣き続ける女の子、泣きすぎて吐いた。
あわわわ、慌ててティッシュを渡す。

そうか、これが予防接種か。
忘れていたうえに、先延ばししてきた幼

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育休復帰した春を思い返す

育休復帰した春を思い返す

元々、春は好きだったように思います。
春の花粉症ではない、というのもひとつの要因かもしれないけれど。
人間の本能的なものなのかもしれないけれど。

子どもが2人生まれて、少し田舎のほうに引っ越ししました。
引っ越したのはちょうどお雛祭りの日でした。
少しして、4月になって。
川沿いの桜と黄色い菜の花(西洋からし菜というらしい)が咲き誇りました。春満開。
ここに引っ越してきた意味はもうこれで十分だと

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京都国際写真祭ーKYOTOGRAPHIEー2024

京都国際写真祭ーKYOTOGRAPHIEー2024

京都国際写真祭ーKYOTOGRAPHIEーに今年はスタッフとして参加しています。いろんな会場で、ご来場の方と話をしたり、多様なバックグラウンドのスタッフと関わったり。
そして何より、かつてないほどじっくりと作品と向き合う時間になっています。

今年のテーマは「SOURCE」ーすべてのものの起源

心の内をお伝えすると、13の展示はそれぞれ作者の思いのベクトルが全然違うように思えて、共通点は何なんだ

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いちばん可愛い時期

いちばん可愛い時期

「今が一番かわいい時やで、しっかり見ときや。すーぐ大きくなって忘れてしまうからなぁ」電車に乗っていたらおっちゃんに声かけられた。
おー久々やな言ってもらうん。

でもなおっちゃん、私思うには一番かわいい時期は生後7か月から2歳弱までやねん。お座りハイハイ時期からイヤイヤ期までが天使。可愛いのみの存在。叱ることなんて何一つない時期。

もうそれ以降は大変大変。
ある日の保育園の連絡帳より
連絡事項

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うれしい言葉をたくさんもらう別れの時期、心と目がつながってるかのようにあふれた感情が目から滲み出る

3月の終わりに

3月の終わりに

3月末の桜が咲く頃
色々な思いが入り交じる、多くの人もきっとそうなんだろうなと
去年は桜が散ることはとても寂しく切なく、ひとつの終わりを意味していた
でも今年は
野に放たれる決意をした今年は
桜の季節が終わることすら楽しみで
羽が生えたかのように気持ちは軽い

去ることを伝えた時
驚き悲しみ最後は優しい眼差しをくれた
仲良しの同僚、先輩、あの怖かった人でさえ
それは驚きであったしちっぽけだと思って

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生き方を考えようと思ったので仕事をやめることにした 
新しい道を切り拓く、かつてバックパッカーだったころのワクワクが蘇ってきてる。明日どこで何しよう、分からないを楽しんでいたあのころに。