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記事一覧
自然の神々―その織りなす時空
自然の神々―その織りなす時空
世界各国の、さまざまな神々を紹介した本です。
国や地域ごとではなく、機能ごとに紹介しているのが、特色です。天の神、海の神、鳥の神、山の神、石の神、といった具合です。
題名にあるとおり、自然の中にある物や、自然現象の神ばかりが載っています。
地域的には、非常に広い範囲の神々を取り上げています。
日本、朝鮮半島、中国、モンゴル、インド、メソポタミア、
密教法具 (日本の美術 No.282)
密教法具 (日本の美術 No.282)
仏教の中の密教では、いろいろな「法具」というものを使います。この「法具」について、解説した本です。
一般向けに、密教法具を解説した本は、ほとんど、ありません。本書は、貴重な資料です(^^)
一般的に、最も知られた密教法具と言えば、金剛杵【こんごうしょ】でしょう。独鈷杵【とっこしょ】、五鈷杵【ごこしょ】などといった言葉を、聞いたことがありません
美少女の美術史 -浮世絵からポップカルチャー・現代美術にみる"少女"のかたち
美少女の美術史 -浮世絵からポップカルチャー・現代美術にみる"少女"のかたち
本書は、同名の展覧会「美少女の美術史」の図録として作られた本です。
とはいえ、展覧会を見ていなくても、充分に楽しめます(^^) 展覧会を見た人でも、本書の解説を読めば、展覧会の意味が、より、わかりやすくなると思います。
本書のいわく、「美少女とは、実在しない。観念的な存在である」。
この意見には、異論の
アジアの仮面―神々と人間のあいだ
アジアの仮面―神々と人間のあいだ
アジアの仮面を使った芸能について、書かれた本です。仮面劇、仮面舞踊などですね。
日本、韓国、中国、ネパール、インドネシア、インド、スリランカの七カ国が、取り上げられています。
日本人であっても、日本の仮面の文化について、詳しい方は、少ないでしょう。
ましてや、他国のこととなれば、情報は、ごくわずかです。
本書は、複数のアジアの国々を取り上げ
日本の憑きもの―俗信は今も生きている
日本の憑きもの―俗信は今も生きている
日本の憑きものについての、古典的名著です。
日本の憑きものを調べるにあたって、本書を抜きにすることは、考えられません。決して欠かせない基礎文書です。
本書を読めば、日本の憑きものについて、基本的な知識は、押さえたことになります。
ただし、内容がぎっしりなので、読み通すには、時間がかかります。
狐憑き、犬神憑き、蛇憑きなど、憑きものには、
宗像大社・古代祭祀の原風景 (NHKブックス 1119)
宗像大社・古代祭祀の原風景 (NHKブックス 1119)
福岡県にある有名な神社、宗像【むなかた】大社について、書かれた本です。
宗像大社の歴史と、その果たしてきた役割について、とてもよく、まとまっています(^^)
宗像大社は、今でこそ、福岡県宗像市が本拠地のようになっています。
が、その祭祀の原点は、遠い海上の島にありました。玄界灘に浮かぶ沖ノ島です。
沖ノ島は、二十一世
霊をよぶ人たち (ちくま少年図書館 96 社会の本)
霊をよぶ人たち (ちくま少年図書館 96 社会の本)
かつて、山形県の一部にあった、死者の霊と交信する文化を紹介した本です。
「死者の霊と交信する」というと、恐山のイタコを思い浮かべる方がいるでしょう。イタコも、死者の霊を呼び出して、交信できるといわれます。日本古来の形を伝える巫女【みこ】ですね。
イタコに相当する者は、昔の日本には、各地にいました。山形県の一部では、それは、オナカマ
考古学の教室―ゼロからわかるQ&A65 (平凡社新書 387)
考古学の教室―ゼロからわかるQ&A65 (平凡社新書 387)
考古学の入門書です。Q&A方式で書かれています。
考古学初心者なら、誰もが思う疑問が挙げられ、それに対する答えがあります。全部で、65問です。
本書を読み通せば、考古学の基礎知識を、おおむね得ることができます(^^)
考古学の初心者には、むろん、お勧めです。
考古学について、ある程度知っているという方でも、本書
学校の怪談―口承文芸の研究〈1〉 (角川ソフィア文庫)
学校の怪談―口承文芸の研究〈1〉 (角川ソフィア文庫)
学校という場で、生徒たちによって語られる怪談について、書かれた本です。
民俗学的な視点から、解説されています。
著者は、有名な民俗学者の常光徹【つねみつ とおる】さんです。
この人の、この本から、「学校の怪談」ブームが始まりました。常光さんは、学校の教員だった経験を生かして、実際に、子供たちから、「学校の怪談」を聞き取り調査