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エッセイ・散文・評論 Essay

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2024年1月の記事一覧

三途の岸辺で by the shore of Styx Jan 22 2024 12 12 am

If a guignol cobbler could by calculating (*) how many pebbles in the kingdom of France had ruined the rich dames and gents expensive shoes----then could he see the farcical design of the string-pulle

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摩訶不思議 ガリア人の穀物 Could such things be? Gaulic Grain

摩訶不思議 ガリア人の穀物 Could such things be? Gaulic Grain

かつてのケルトのガリア部族は、南ローマ部族の全能の首領カエサルへの平和の捧げ物として、50~70キロもある純金製の巨大なトルクを作ったことがある。
これは狡猾な手だった。
万夫不当のカエサルがあれほど大きな金の首輪をつけ、ローマの小さな宮殿と言う石畳小屋(嗚呼、カラタクスや)で、外交上の重要な来賓に見せびらかしているところを想像してみてほしい。
そして、吟遊詩人たちがやってきて歌を奏で始め、舞踏会

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自戒 速さの争い

怠惰よりウサギが勤勉なカメに速さの争いごとで負ける事もあれば
ウサギが途中で目覚めて、自身の速さでそれを追いつく、追い抜く事もある。
或いは始めから怠惰をしていない、或いはカメの方が遅いのに怠惰をしている。或いは。。。
ああ、わからない、あのアイソポスのおとぎ話に出てくる、実在する瞬間に居るウサギとカメの関わるすべての物理データを
手中にしていない我々に対しては
寓喩(ぐうゆ)、アレゴリー、例え、

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幽玄への賛歌 Ode to Eternal Inanimation

嗚呼 大和の神々や
くだされ くだされ 嗚呼
「かしこし」「かしこし」「ゆゆし」
O crow- and goblin-gods of Yamato,
This oath I prithee to bind!
Dark-Dark-and-Pallid-White

この獣(アニマル)の泥濘の道に轍を刻んで
車輪を失い、はまり込んだ牛車のために;
For the sake of this ox-c

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刀と鍬 堕落論

刀と鍬は似てる
前者は生きものより尊厳なる命を奪って残酷な死を与えり、
後者は死人より尊厳なる死を奪って
生を与えず
只管過ぎ去ったものより死を求めるだけ
鍬で土を掘る事の、
そしてその後での種を蒔く事の意味は
生者へ死を下さる事
その逃げられないゆゆしく裁きを
そして畏い物たちが嘲笑される時も来るべきだろうよ
春で生者が鍬を背にしょって、種に溢れた袋一つ
そして笑いながらかつて凝った冬の無邪気の

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(モネの描いた)水百合や 俳句

(モネの描いた)水百合や 俳句

水百合や
紫衣を着せずに
spring --tides 「Fall of Fall」(訳:湧き出す滝壺の潮よ「Fall of Fall」)

『復讐の豚 Orc』の神へ捧ぐ祈る 堕落論 ポエム

足が地の上についてるままに
堕落する人間だからか
自分が言ている、他人より言わさせている物事はすべて
その堕落の重力を持たなくちゃならない
ゆゆしきにならなくちゃならない、すべての狂言妄語や譫言(うわごと)
人を地にいる虚ろへ引っ張らなくちゃならない
あの燃える地獄たる地核には
真を鍛えてるオークの鍛冶神が
欲望と戯れによって堕落した言霊を
人々の紡ぐ運命の石の真実に造り上げる
地獄より詠み変えれ

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『シ』の起承転結

『シ』の起承転結

あたいは「庖」という牛の解体人だ
まともな事について胎教されたいません
但し生まれた時より、包丁の持ち天性を持つ
そして年の足しにつく経験により
薔薇(ばら)肉と炙ら(あぶら)の泡、
そして冷たい白い骨に纏わる
シタイの解体幻想の調べについてをよく学んだ
あたいの結論は、それが「起承転結」と言う「予定調和」ではなく
「斬る、斬る、少し黙ってて、そしてまた斬る」
北地の青銅制のゴングたる板の発する愉

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数音痴さへの沈思 Meditation on being Bad at Counting

Woe, O Woe be to his whose intuition feels,
by the light of day, that the growth of the growing reason,
outgrows the growing mind--O for Man's fate he is affright,
that there is a kind of milky whiten

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師走り 瞑想短歌

霧氷
むひょう

牧師走す
ぼくしはす

蠟布(ろうぎ)の救え
ろうぎのすくえ

香ばしい
こうばしい

明り絶えば
あかりとなえば

香いくら?
こういくら?

霊車
れいしゃ