マガジンのカバー画像

不登校にお悩みの方へ

127
不登校に関する記事をまとめています。不登校って悪いこと?いや、全然違います。まず、読んでみてくださいね♪
運営しているクリエイター

#学校教育

"ありのままに今を輝く"

"ありのままに今を輝く"

 尾木ママこと尾木直樹氏の講演会に出かけてきたので、メモを残しておこう。

 テレビで活躍している様子を拝見していて、言葉の強さがあるのに柔らかくきちんと届く様に伝える方だな、と思っていた。先日観た映画 "夢みる学校"の中で語られていたことも心に響いたので、隣町に尾木さんが見えるという情報を得てすぐにチケットを購入した。

 講演は市の"男女平等推進センター"主催行事の一環として行われた。タイトル

もっとみる
新時代の学び 気づいたもん勝ち

新時代の学び 気づいたもん勝ち

 「最近中学校で教科書の全訳が配られている」と聞いた。
訳に至るまでの過程が語学の楽しさ。それをただ配られて試験の準備をするだけなんて。語学の楽しさを伝えたいと思っている私の様な講師にはにわかに信じがたい。そういえば、よく英検の長文とかリスニングの話をすると「そんな会話ありましたっけ?」って言う子がいるけど、内容を味わわずしてテクニックだけで解いたのか、って驚く。
 
 資格試験も受験も必ず攻略法

もっとみる
子どものことは子どもに聞け

子どものことは子どもに聞け

 英語教室で、私は下は0歳から上は一応中学生で送り出す様にしている。(その後ご要望があったら、その先もう少し続く…) だから、同じお子さんの成長の根っこの時期を十数年、かなり長い間一緒に見守らせていただくことになるのだ。

カオスの中の英語はリアル

 幼児でやってきて、教室の中を歩き回ったり突如ゴミ箱の上に立っていたり。トイレに行ったかと思ったら全然出てこない…水道がいつの間にか出しっぱなし…英

もっとみる
対話の練習

対話の練習

着地点のない対話って大好物。

なぜかどっちかの意見に合わせようとか着地点を決めるから、私は学校の議論とか道徳とかが苦手だったのかも知れないな。

 ただ「違いを知る」だけの会話。楽しい。

そして子どもたちを見ていると、シェアし合っている間に少しずつその子の本当が見えてくることってある。最初乱暴で雑な話し方をしていても、少しずつ考えて本音を語り出す。話し方が上手じゃなくてもいい。でも話し続けない

もっとみる
先生の本音

先生の本音

 「あのさ、昨日あんな風に叱ったけれど、いっぺんにいろんなことが起きて、先生も驚いてしまって。思わずあまり考えること無しに、叱ってしまったと思います。ごめんなさい。もっと話を聞くべきだと思ったよ」

 先生がこんな風に話す中で、更に先生を責める生徒はあまりいないと思う。私の元に届く子どもたちの声は、「先生だって忘れ物するのに、すごく怒る」とか「先生も間違えるのに絶対に謝らない」とか、そういう不満。

もっとみる
子どもをコントロールしたら自分が自由でなくなる

子どもをコントロールしたら自分が自由でなくなる

 英語教室で子どもたちと一緒に過ごしている。気をつけるのは「対話」そしてその日の子どもたちの様子から感情を読み取ること。
あれ、今日はきっと学校で嫌なことあったんだね。来る時におうちの方に叱られたかな。明らかにいつもと違う雰囲気の時もあるし、上機嫌でどんどん英語を知りたい知りたいと吸い込んで帰ることもある。
 私が気をつけるのは、そういう子どもたちの波に任せるということ。元気がない時に元気を出せ、

もっとみる
インクルーシブって、なぁに? 

インクルーシブって、なぁに? 

 SNS散歩を楽しんでいる時に出会ってハートがギュンと吸い込まれたこの本、書店には並んでいないということで紹介されているサイトから申し込んで読了。

 「子どもを分けない場」って、魅力的なワード。人々はこれを見て古いって思うんだろうか、新しいって思うんだろうか。
今時代の最先端は「人を分けること」で、自分や我が子がいかに「勝ち組」の方にいるか、そればかりに心奪われている人も多いかも知れない。
私に

もっとみる
映画「夢みる小学校」感想

映画「夢みる小学校」感想

 ずっと気になっていたオオタヴィンさん監督の「夢みる小学校」を観てきた。映画の広告にあったのは、「宿題がない、通知表もない学校」「大人も子どももこんな学校に通いたかった」という言葉。
 正直私はあまりにも教育や子育てに近いところにいるばかりに、こういった「特別な」ケースにあまり惹かれない。みんなが憧れること、みんなしたいこと、でも社会が変わらないから仕方ないじゃん、という子育て中の皆さんの声を日々

もっとみる
これからの教育(私の仮説と確信)

これからの教育(私の仮説と確信)

 私の職業は英語講師だけれど、英語教育と同じくらい研究し続けているのは子どもを取り巻く環境。子育て。教育。
最近風呂場で娘に大発表した私の仮説は、「勉強が出来ない子どもはいない」というもの。誤解を恐れず言うならば、子どもには、否、人には"学びたい欲"がある。学ばなければいけない、のではなく「学びたい」欲。
どうやって食べ物を確保しようか、どうやって食べ物を腐らせずにずっと保存しようか…から始まって

もっとみる
勉強アレルギー

勉強アレルギー

 私は結構な子どもの頃から、かれこれ40年以上酷い花粉症持ちだ。
そしてこの40年以上ずっと周りの人が私に「これ、食べてみたら」「あれ、いいらしいよ」「あそこの病院が効くらしい」…とアドバイスをくれた。若い内はそうかそうか、といろいろな食べ物や薬を試したり、遠くの病院に行ってみたりしていたけれど。ある日ふと気付いた。

誰かに合う方法が必ずしも自分に合うわけではない、と。

 それからはアドバイス

もっとみる
相手によって変わる敬意

相手によって変わる敬意

 ALTが言っていたけれど、教育委員会の訪問や、研究授業の見学等、教室に授業の見学に入る時は、アメリカでは最初に先生が「今日はこの先生がこういう事情で入られます」って生徒に紹介して本人もきちんと挨拶するんだって。

 黙って授業中にゾロゾロ入ってくる日本の状況、不思議だって。誰かも知らされず観られるだけ。自分自身は慣れてしまっていたから気づかなかったけれど、言われてみたら改めてこの状況自体、表して

もっとみる
試行錯誤しない・させない不思議

試行錯誤しない・させない不思議

自由な教育者

 私はフリーの英語講師。自分の教室を持ち、週に数回は小学校で英語の授業をしたりオンラインで英語を教えたり、未就園児と英語で遊んだり、大人の方々と一緒に学んだりしている。そんな私の毎日は試行錯誤。
もうこの仕事をし始めて15年が経とうとしているが、それでも毎日が新鮮で毎日が発見。生徒はどんどん変わっていき、同じ生徒だとしても環境や成長でどんどん変わっていく。その時のその人の横を一緒に

もっとみる