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仕事は自分で創れ

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2022年4月の記事一覧

囲い込みの時代の窮屈な生活者

囲い込みの時代の窮屈な生活者

ビジネスホテルでのチェックイン。
最近、結構煩わしい。
コロナ禍前は、そう気にならなかった。
これは、日本のビシネスホテルでの話だ。

以前は、海外を動き回っていたので、新興国の地方でのホテル利用は結構大変だった。予約が出来ていなかったり、空いているはずの部屋が埋まっていたり。まあ、日本で言えば、数十年前の感覚だから、仕方がない。ある意味馴染んでいた。

ところが、最近、便利過ぎる日本で、ビジネス

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ポケベルの時代とSNSの時代の違い

ポケベルの時代とSNSの時代の違い

先日、オンラインでブレスタフェスタを開催中に、ひょんなことからポケベルの話になった。

ブレスタフェスタ

老若男女が参加しているのがブレスタフェスタの特徴でもあるが、試しに聞いてみた。

やっぱりではあるが、概ね今の40歳以下は、ポケベルを使ったことはない。
30歳以下ぐらいになると、そういうものの存在すら知らない。当たり前と言えば、当たり前なのだが、ポケベルの話題だけでも結構盛り上がるものだ。

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勉強しますは2つある

勉強しますは2つある

勉強します。
皆さん、日常のビジネスの場でどれほど使いますか?目上の人に対してであれば、勉強させていただきます。というのが自然だと思う。

私も時々は、勉強します。と今でも使うことはある。ただ、正直、自分がプロと考えている領域では言わない。
例えば、私の専門のITや出版の分野で、身内以外に対して勉強します。とはまず言わない。
理由は簡単でプロとしての自負と流儀だからだ。

とは言え、世の中の変化は

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孤独とどう向き合うかは人それぞれ

孤独とどう向き合うかは人それぞれ

孤独を好きな人はどれぐらいいるだろうか?

私は、仕事もプライベートでも一見社交的に見えると思う。なぜ、そう思うかと言うと、人に関わるのが好きなのと、そういう人が集まる機会を仕事の場として、それなりに創造してきたからだ。

まあ、オーソドックスには、ビジネスの交流会や経営者のゴルフコンペ。あとは、何か面白いテーマを見つけたら、それで集まりを創る。

そして、私の超オリジナルは、新興国への旅だ。仕事

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そもそもビジネスチャンスとは何だろうか?

そもそもビジネスチャンスとは何だろうか?

ビジネスチャンスを掴め。
結構私も好んで使ってきた言葉だ。
本のタイトルにも使ってきた。

特に、新興国で活動していると、見るもの聞くもの体験するもの、全部がビジネスチャンスに感じるのである。
ベトナムには随分沢山の日本の創業社長をお迎えした。単なる体験視察の方もいれば、本気でビジネスネタを探しにこられた方も多い。
総じて言うと、だいたい65歳以上の創業社長がベトナムを訪れると、皆一様にテンション

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久しぶりの空の旅路で想うこと

久しぶりの空の旅路で想うこと

最近、めっきり飛行機に乗る機会が減った。
最大の理由は、ご多分に漏れずコロナ禍である。

飛行機ブランクが長くなってくると、飛行機の存在意義と飛行機に乗る意味を結構考えることが多くなってきた。
コロナ禍以前だと、毎月必ず海外に出かけていたので、少なくとも2回はフライトすることになる。アフリカへのフライトだと乗り継ぎの関係で、数回のフライトになる。
かれこれ、そういう生活が20年近く続いていたので、

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神戸の街の再開発と建築を見ていて思う事

神戸の街の再開発と建築を見ていて思う事

建設ラッシュ。
日本の高度経済成長時代の代名詞の一つだ。
私は、建設産業に長年関わってきて、日本の建設産業の行く末には人並み以上に関心がある。

日本の建設業は、とっくに曲がり角にある。
簡単に言うと、新築のオンパレードから建設物のメンテナンスをどうするかという大きな転換が必要である。高層ビルや大型マンション、そして高速道路やトンネルや橋。ありとあらゆる建設物が老朽化する。当然、放置すればいずれは

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私の思う上司像

私の思う上司像

"どんな上司と仕事したいですか?"
これから社会人になる若者に聞いたら、
どう答えるだろうか?
まあ、きっと、人間力が豊かであるとか、優しいとか、頼りになるとか、だいたいこのあたりが上位にくるではないか。私も、社会人になりたての頃、そんな風に思っていたと思う。
厳しいとか、妥協を許さないとか、甘えを認めないとか。こういう部分は誰しも敬遠するだろう。

長年、ベトナムで社員を雇って、一緒に仕事をして

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やっぱりアナログ庁が必要な訳

やっぱりアナログ庁が必要な訳

今、日本はデジタルブームと言っても過言ではない。要因は大きく二つある。
一つは、DXが世間を席巻していて猫も杓子もDX一色になってしまったことだ。
ITに関する世界では、こういうバズワード的なブームを繰り返しているにすぎない。私のように約40年近くこの業界に関係していると、またかと、ある意味残念な気分にもなる。

もう一つは、デジタル庁が創設されたことだろう。国民にとってはとても新鮮だ。
平たく言

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会議はとにかく短い方が良いわけ

会議はとにかく短い方が良いわけ

会議を行わず仕事ができるだろうか?
世の中の大抵の仕事には会議はつきものだ。

仕事でなくても、学校のPTA、町内会の集まり、首脳会談、国連の会議。実に沢山の会議がある。そして、会議と言うのは総じて長い。

私は率直に、会議はできるだけ短くしたい。
会議の目的は、様々ある。
会社の経営会議であれば、重要な経営戦略を吟味し意思決定する。取締役会であれば会社法に則って議事が行われる。経営会議レベルの会

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仕事のプロセスを共有できない人が多すぎる

仕事のプロセスを共有できない人が多すぎる

仕事ができる人は、世の中に沢山いる。
十把一絡げ(じっぱひとからげ)で言えば、仕事が出来そうな人は皆一緒に見える。しかし同じ仕事ができる人でも、やり方の違いによっては、仕事ができる人の価値は雲泥の差になる。

そのやり方とは、仕事のプロセスを見える化するかどうかだ。
今、日本ではDXの必要性が声高に叫ばれている。今や全くITを活用しない、利用しない仕事はないと言っても過言ではない。
もちろん、まだ

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起業に準備と勉強はどれぐらい必要か

起業に準備と勉強はどれぐらい必要か

起業塾、創業塾。
あるいは言い方は違うかもしれないが、この類の勉強会やセミナーは、起業数が欧米に比べて圧倒的に少ない日本でもそれなりに存在する。
逆に言うと、少ないからこそ、起業家を増やそうと言う意図も理解する。また、中小企業の第二創業も創業塾の対象となる。

仕事でもスポーツでも、全くの素人で独学での上達はなかなかしんどいものがあると思う。
だから、学ぶことは大切だ。
とは言え、起業は特殊な行い

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シニアでないと出来ないことは何か?

シニアでないと出来ないことは何か?

シニアの方の遣り甲斐や働く機会の創出、社会活動への参加など、色々と充実したシニアライフが送れるように社会が進化することは、誰にとっても望ましい。
一方で、シニアが若者たちと競い合いながら、働いたり活動したりすることはあまり望ましくない。出来る事なら、シニアだから出来る事、シニアにしかできない領域を担ってほしいし、そういう機会を増やしたいと思っている。

そういう中で、まず考えられることですでに世の

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