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みゆ上【ポエム】

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心に浮かび上がる思いをすくいあげて 紡いでいる日々。
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記事一覧

【ポエム】「穏」

【ポエム】「穏」

ずんと 鉛背負うよな足取り

くらくらしながら歩みゆけば
それは一瞬

足をとられ 穴の中

ここは寒くも暑くもなく
あの厳しい向かい風からも
心 守られる

大好きなコーヒーを淹れたり
ワクワクするあの言葉を学んだり
心のおもゆくままに

この穴の中
私一人きり

やがて

褪せたこころが
キラキラしはじめてくる

人生の道 ふらふら歩きゆき
ふいに落ちた
この穴の中には

侵略もない
罵声さえ

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【ポエムorエッセイ】〜循環〜

【ポエムorエッセイ】〜循環〜

頭をぶつけ
泣き笑いしながら生きてきた人生に
ちりばめられた思いを

壊れないように手に取り
いろんな角度から眺め

すくい上げて
その思いの一つが
言葉となる

その言葉の一つ一つを
紡ぎゆき
「詩」となってゆく

その詩を読みかえすと

またその気持ちがすーっと
私の心の中に帰ってくる

私の心の「詩」と
この心が重なったとき

私の詩は
心の中に沁みこんでゆく

この時が
なんだかとっても

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【ポエム】〜ほどよく〜

【ポエム】〜ほどよく〜

なにもかも抱えていては
生きてはゆけないよ

人は ほどよく忘れていくから
生きてゆける

ほどよく忘れながら

重すぎず 
でもけして軽くもない 
この心を抱いて

さあ歩きだそう
また一歩 

まだ見ぬ未来へと

【ポエム】〜シンプルライフ〜

【ポエム】〜シンプルライフ〜

何年たっても

大好きなベレー帽と
飾り気のないTシャツに
リーバイスのジーンズで身をまとい
大好きなあの歌を
いつも口ずさんで空を見上げる

my シンプルライフ

流行りの歌も
人気のタレントも
流行の服も

何も知らない

それでも心穏やかに生きていける

心のアンテナで受信して
いつの間にか
わくわくしながら夢中になってる

簡素だけれど
楽しさあふれる

my シンプルライフ

【ポエム】〜緑の音〜

【ポエム】〜緑の音〜

新緑の中
歩幅を合わせ
二人並んでつなぐ
叔母の手が

いつの間にか
とても小さくなっていた

なぜだろう
風に揺らされる緑の音が

今日は悲しく心に響く

来年も
どうかこの新緑の中を
一緒に歩けますように

【ポエム】〜ある時ふいに…〜

【ポエム】〜ある時ふいに…〜

あんなに大好きで
追い求めていた物にでも

すぅーっと力が抜けていくように
ある時ふいに
情熱が冷めてしまうことがある

情熱が冷めて
冷静に見渡すといろいろ見えてくる

捨て去ることは簡単なこと
でも捨て去るのはもったいない

「まぁいいさ
また情熱が再び燃え上がる時も
あるかもしれん」

壊れないように
そっと心にしまいこんだ

いつでも取り出せるように

【ポエムorエッセイ】〜僅差で勝ち取れ!!〜

【ポエムorエッセイ】〜僅差で勝ち取れ!!〜

それは30分しかない休み時間

「起立 礼… 」
キーンコーンカーンコーン♪

教室を抜け出し廊下を速歩き

急げ〜〜❢

グラウンドに出れば
みんな一斉に全速力!!

目指すは
4つしかないあのブランコ
負けられない戦い

僅差で勝ち取り
ブランコをこぎ出せば

大好きな青空が
近づいたり遠のいたり
おおっ!と心鷲掴み♥

セロトニンとドーパミンが
脳内にあふれだし

爽やかな幸せが
スーッと心

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【ポエムorエッセイ】〜忘れたころに〜

【ポエムorエッセイ】〜忘れたころに〜

人生は…
理想としちゃぁ

ずっとずーっと輝いて

ずーっとずっと
高く高く飛んだままで
いたいけど

ずーっとずっとは
なんだかとってもしんどそう

やっぱり
人生は…

低空飛行でただよって

時々 波のって風のって
調子にのって 血まよって

忘れた頃に

高いところを飛べたなら
それがやっぱりちょうどいい

つかの間の幸せ
じっくりと噛みしめながら

【ポエム】〜無の住人〜

【ポエム】〜無の住人〜

「眠り」
それは安息

「眠り」
それは逃避

なにもかも禁じられ
縛られた人生を

生きる苦しさ
もがいては潰される空しさを

「眠り」の中では
すべて「無」になる

私の人生を縛りつけるあの人でさえも
眠りの世界までは
土足で踏み荒らすことはできはしない

あの人のいない場所
何の気持ちもない場所

生きることも
死ぬことも
許されないならば

命を燃やすため
備えられたこのエネルギーを
垂れ

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【作文風ポエム】〜空色の自転車で〜

【作文風ポエム】〜空色の自転車で〜

空色の
父さんの自転車

優しさと好奇心を胸に

颯爽と
街を駆けゆく

雨が降っても
雪が降っても

風にも負けず
駆ける父さん
なんとも頼もしい

僕の自慢の父さん
いつまでも

元気でいてください

【ポエム】〜影踏み〜

【ポエム】〜影踏み〜

「あなたのようにはけしてならない」と

強く誓い
反発し

あなたの助言の
常に反対側を歩んできたけれど

いつの間にか
あなたと同じような道を
歩んでしまっていることに

気づいてしまった…

知らず知らずに
あなたの影を踏み
歩んでしまったことに…

引き返すことはもうできない

時は

戻らない

【ポエム】〜枝〜

【ポエム】〜枝〜

望んで 
力いっぱい手をのばし

やっと手に入れた大切なものを
奪われ
引き裂かれ

空虚と憎悪が
心を掻きむしり続け
のたうち回り

もがいて 
また求めて 
かけがえのないものを手にいれて

抱きしめて 
暖めあい

力の限り生き切って

定命をむかえたそのときは

風に折れた枝のように
ぽきっと音をたて
地へ落ちていくように

一人静かに
消えてゆきたい

「やるだけやった」と

この人生を

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【ポエムorエッセイ】あ〜した てんきにしておくれ♪

【ポエムorエッセイ】あ〜した てんきにしておくれ♪

あしたは遠足♪
リュックサックに
お菓子も入れたし

おかあさんのお弁当も楽しみだ♥

あとは あした天気になってくれたら…

てるてる坊主を
ひと〜つ
ふたつ
みっつ と

これだけ下げれば
もう大丈夫!!

後は楽しい明日をまつだけさ♪

てるてる坊主におやすみ言って
眠りにつけば

待ちに待った遠足の日

     
                ??
寝ぼけながら聞こえる音に
はっとする

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