「環」とは輪の形であり端が存在しないことを意味する。自然は循環することで輪を作り和を生み出す。日本がかつて「倭国」と名乗っていたのは、自然の循環の中で生きていた証といってもいいだろう。「倭」とは「人に委ねる」と書く。当時の人たちは自然の循環を大切にして生きていたのだと思う。
自然は循環で成り立っている。今、この地球で循環の輪の外にいるのは、人間だけといってもいいだろう。これまでは人の都合で自然を開拓していた。しかし、これからは人間が自然に合わせていくようになっていく。人が循環の輪の中に加われば、人本来の能力が目覚め自然の一部となって生きることになる。