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介護施設の経営者。 【キャリア】訪問介護の管理者、サービス提供責任者、ヘルパー、介護タ…

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介護施設の経営者。 【キャリア】訪問介護の管理者、サービス提供責任者、ヘルパー、介護タクシーの運転手、介護施設の廃止経験あり。

最近の記事

責任感のない人に「もっと責任感をもて」と言っても効果は薄い。 なぜならば、責任感とは”自発的行動”と”他者との関わり”により 養われるものだから。 何に対しても受動的で、自分が良ければそれで良い人に責任感を 課そうとしても、残念ながら責任感を理解できる土台がないのだ。

    • 介護事業は高齢者のためというより、行政の書類作成のために運営していると思うときがある

      ■ 介護報酬改定と義務要件の追加 令和6年4月、介護報酬改定にともないBCP(事業継続計画)、感染症まん延防止、高齢者虐待防止において指針策定・委員会の開催・研修の実施が本格的に義務化となった。なお、BCPは年1~2回の訓練も行う。 自然災害BCPとは別に避難確保計画の策定や避難訓練などの開催も必要であるし、感染症まん延防止においては感染症BCPと類似しているものの、意図が異なることから分離して策定する必要がある。 当然ながら、これらは指針や計画などの書類があることは前

      • 他人の間違いを責めたり陰口を言っているとき、 「自分だって間違いを犯す」という事実を忘れている。 これを書いている私だって、間違いだらけの人生。

        • 「特変なし」「お変わりありません」は貴重な情報がある

          ■ 介護記録によくある「特変なし」 介護記録に「特変なし」と書くスタッフがいる。 職員同士の申し送りで「お変わりありません」と伝えるスタッフがいる。 これらの意味するところは・・・ 「特別なこともなく、利用者はお変わりなく過ごされてました」 「大きな異常もなく、いつもと同じお体の状態でした」 ・・・という報告である。 介護サービスを提供していて、変わった出来事や状態異常を発見することはあまりない。 「いつもと同じ」「変化がない」だって大切なことであり、変わらない日

        責任感のない人に「もっと責任感をもて」と言っても効果は薄い。 なぜならば、責任感とは”自発的行動”と”他者との関わり”により 養われるものだから。 何に対しても受動的で、自分が良ければそれで良い人に責任感を 課そうとしても、残念ながら責任感を理解できる土台がないのだ。

        • 介護事業は高齢者のためというより、行政の書類作成のために運営していると思うときがある

        • 他人の間違いを責めたり陰口を言っているとき、 「自分だって間違いを犯す」という事実を忘れている。 これを書いている私だって、間違いだらけの人生。

        • 「特変なし」「お変わりありません」は貴重な情報がある

          落ち着いて行動できるようになるためには 「時間をかける」を身につける。 その訓練法としてストレッチがお勧め。 なぜならストレッチは、時間をかけて肉体を伸ばす。 体を伸ばす際には息をゆっくり吐くこともポイントで 心身ともにリラックスすることもできる。

          落ち着いて行動できるようになるためには 「時間をかける」を身につける。 その訓練法としてストレッチがお勧め。 なぜならストレッチは、時間をかけて肉体を伸ばす。 体を伸ばす際には息をゆっくり吐くこともポイントで 心身ともにリラックスすることもできる。

          「頼る」というのもエネルギーがいる。「頼られる」ためには日常の関係づくりと努力が必要

          ■ 「頼る」ためには「準備」が必要 忙しそうにしている人を見て「一人で頑張らずに手伝ってもらえばいいのに」「あの人はもっと周りを頼ればいいのに」と言う人がいる。 これは私もたまに言われることがある。介護サービス事業において、現場業務や運営管理、経営、人事などを総合的に動いていると、慌ただしい雰囲気が態度に出てしまうことがある。 しかし、だからと言って人の手を借りるというのは難しい。 それは「他人に頼ることが苦手」「他人に手を出してほしくない」という理由ではない。むしろ

          「頼る」というのもエネルギーがいる。「頼られる」ためには日常の関係づくりと努力が必要

          「苦手なこと」には、少しだけ努力してみる。 やっていれば、"それなり"になる可能性があるから。 でも、「苦しいこと」からは逃げてもいいと思う。 世の中、努力ではどうにもならないこともあるから。

          「苦手なこと」には、少しだけ努力してみる。 やっていれば、"それなり"になる可能性があるから。 でも、「苦しいこと」からは逃げてもいいと思う。 世の中、努力ではどうにもならないこともあるから。

          介護業界は一体何に答えを出すべきか?介護という概念を見直すべきか

          介護事業を営んでいると、現場から「人手が足りない」という不満と「人員を増やしてほしい」と要請されることはよくある。 これは一時的あるいは慢性的な多忙さからの訴えであるわけだが、だからと言って「わかりました。すぐに人員を手配します」とはいかない。 それは、求人を出しても応募がすぐに来るわけではないことと、事業としては収支を踏まえて人員補充を考える必要があるからだ。 特に介護事業におけるコストの大半は人件費である。人員補充をしたほうが良いと分かっていても、経営としては人材を

          介護業界は一体何に答えを出すべきか?介護という概念を見直すべきか

          もしも、できないこと・分からないがあっても、 落ち込んだり自分を責める必要はない。 そんな暇があれば、勉強したり練習を繰り返して ほんの少しでもできる・分かるようになればいい。 ついでに、他人のできないこと・分からないことを 責めたり馬鹿にすることもやめよう。

          もしも、できないこと・分からないがあっても、 落ち込んだり自分を責める必要はない。 そんな暇があれば、勉強したり練習を繰り返して ほんの少しでもできる・分かるようになればいい。 ついでに、他人のできないこと・分からないことを 責めたり馬鹿にすることもやめよう。

          他人と働き方を比較しても意味はない

          ■ 他人と働き方を比較しても意味はない 「〇〇さんのほうが休みが多い」 「✕✕さんのほうが業務量が少ない」 「後から入社した△△さんのほうが待遇が良い」 「上の人間は楽をしてばかりいる」 ・・・経営や人事の立場にいると、このような職員からの不満を耳にする。 いや、私の場合は職員から直接言われることのほうが多いかもしれない。 そのたびに不満の内容に耳を傾けて、ときには背景を説明する。 しかし、いくら詳細な説明をしたところで、不満を抱いている人が納得することは稀であ

          他人と働き方を比較しても意味はない

          評価を得るためには、成果を出すことが前提。 成果を出すためには、相手のニーズを叶えることが前提。 ニーズを叶えるためには、相手を課題や期待を把握することが前提。 課題や期待を把握するためには、傾聴と分析をすることが前提。 ―― 評価を得るとは独りよがりであってはいけない。

          評価を得るためには、成果を出すことが前提。 成果を出すためには、相手のニーズを叶えることが前提。 ニーズを叶えるためには、相手を課題や期待を把握することが前提。 課題や期待を把握するためには、傾聴と分析をすることが前提。 ―― 評価を得るとは独りよがりであってはいけない。

          子供は大人の背中を見て育つと言うが、高齢者も周囲の言動に影響を受ける

          「子供は大人の背中を見て育つ」と言う。 それはその通りだと思う。たまに子供同士の会話が耳に入ってくると、明らかに身近な大人がしゃべったであろう口ぶりをすることから、心の中で「おいおい」と思ってしまう。 子供が横にいるのに親同士で「お隣の✕✕さんのお宅でねー」と噂話をしたり、車道に車がいないことから「ほら、今のうちに行くよ!」と赤信号なのに横断することを、子供はちゃんと覚えている。 そして、子供は身近な大人の振る舞いを見て、その影響を受けて大人になっていく。「三つ子の魂百

          子供は大人の背中を見て育つと言うが、高齢者も周囲の言動に影響を受ける

          労働者は「長期雇用してくれる会社が安心」と思わないほうが良い。 変化のめまぐるしい時代において、長期的かつ安定的な経営が続く 保証はない。 経営者も「長く働いてくれる人がいれば安心」と思わないほうが良い。 むしろ「働き手は3年くらいで辞めるのが普通」くらいに考えるのが 現代的。

          労働者は「長期雇用してくれる会社が安心」と思わないほうが良い。 変化のめまぐるしい時代において、長期的かつ安定的な経営が続く 保証はない。 経営者も「長く働いてくれる人がいれば安心」と思わないほうが良い。 むしろ「働き手は3年くらいで辞めるのが普通」くらいに考えるのが 現代的。

          無理に「好かれる努力」なんてする必要はない

          ■ 生きているかぎり人間関係から逃れられない 介護サービスとは、高齢者とマンツーマンに関わる仕事である。 どの仕事でも他人と関わることにはなるが、介護においてはご本人の心身の状態や家庭環境に足を踏み入れることから、直接的にも間接的にも、利用者とのコミュニケーションおよび人間関係は避けて通れない。 さらに、利用者のご家族との関わりもあるし、職場の上司や同僚などの関わりも加わることから、人間関係に精神的負担を強いられることがある。 その結果、介護の仕事を辞めるということに

          無理に「好かれる努力」なんてする必要はない

          いい歳こいて、独りよがりな振る舞いをするのは迷惑だが いい歳こいても、興味あることはどんどんやる大人になりたい。 いい歳こいて、子供じみた考え方をするのは困ったものだが いい歳こいても、子供のような発想と純粋さは持ちたいと思う。

          いい歳こいて、独りよがりな振る舞いをするのは迷惑だが いい歳こいても、興味あることはどんどんやる大人になりたい。 いい歳こいて、子供じみた考え方をするのは困ったものだが いい歳こいても、子供のような発想と純粋さは持ちたいと思う。

          「リスキリングって何を学べばいい?」と正解を求めず、手あたり次第に自分で道を切り開く姿勢をもつ

          ■リスキリングとは何か? 昨今「リスキリング」という言葉を耳にする。 リスキリングとは、時代の変化に即したスキルを身につけることである。 つまり、時代に適応するための学びである。 現代においてはDX(デジタル・トランスフォーメーション)と結び付けて語られることもある。 「学び直し」という言葉とも言い換えられるが、これは過去に勉強したことの焼き直しではない。個人あるいは社会の成長につなげるための、いわば「創造」のための再学習でもある。 ・・・と、色々と語ったが、つまり

          「リスキリングって何を学べばいい?」と正解を求めず、手あたり次第に自分で道を切り開く姿勢をもつ