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「狛江まち-トランジションラボ」がはじまります!

2024年秋、狛江市内のデザイン事務所『studioTRUE』が、狛江のまちの将来に向けたポジティブな変化をつくり出すためのプログラム「狛江まち-トランジションラボ」を立ち上げます。

このnoteでは、プログラムの詳細と、その背後にある課題意識について紹介します。
(※まちラボは、このプログラムをサポートしています。)


「狛江まち-トランジションラボ」とは

今回立ち上げた「狛江まち-トランジションラボ」は、市民が中心となってまちに変化を生み出すための、学びと実践のプログラムです。こうなってほしい!という想いを軸に、市民からまちを変えていくための様々な活動を生み出すことを目指します。

10月から始まるプログラムでは「循環」をテーマに掲げ、狛江に新しいモノ・コト・ヒトの循環をつくることを目指します。まちを考える上で「循環」はとても大切なキーワードです。家庭で出るゴミを利活用したり、市内の個人飲食店で食事をしたり、市民が集まれるイベントを開催したりなど、様々なまちに良いことを「循環」と呼ぶことができるかもしれません。
このプログラムでは、参加者のみなさんと一緒に、地域に眠っている資源を掘り起こし、狛江の未来に向けたチャレンジに取り組んでいただきます。

コンパクトで自然にも恵まれている狛江の可能性を掘り下げることで、まちの将来に向けた取り組みを育んでいきます。そして、市民の力でまちに変化を生み出していきます。
ぜひみなさんも、その一員として「狛江まち-トランジションラボ」に参加してみませんか?

プログラム紹介

毎月第1土曜日に開催する全4回のワークショップを企画しています。参加者のみなさんは、4回ワークショップ全てに参加していただき「まち-トランジション」に向けた、小さな実験に取り組んでいただきます。

第1回:まちの未来を考える概念を 「学ぶ」

日時:10月5日(土)9:00~12:00
場所:狛江市役所
テーマ:まちの未来を考える概念を学ぶ
内容:レクチャー+グループワーク

まちの未来を考えていくにあたって、まずはみんなで勉強をしましょう!市民参加型のまちづくりの事例や、最新のトレンドなどを知っておくことで、まちの見え方が変わるかもしれません。

第2回:狛江のまち歩きから資源を 「見つける」

日時:11月2日(土)9:00~12:00
場所:狛江市役所+狛江市全域
テーマ:狛江のまち歩きから資源を見つける
内容:フィールドワーク+グループワーク

実際にまちを歩いてみて、様々な発見をしていきましょう!自分の目で見ることで、新しい発見があるかもしれません。そして、まちを変えるための資源を見つけ出します。

第3回:望ましい未来に向けた実験を 「つくる」

日時:12月7日(土)9:00~12:00
場所:狛江市役所
テーマ:望ましい未来に向けた実験をつくる
内容:グループワーク

自らの手で未来をプロトタイプしてみましょう!これまでの気づきや発見をベースに、まちが変わっていくための実験を考えてみます。そして実際にまちに出て、何らかの実践をしてみます。

第4回:成果発表—まちに 「問いかける」

日時:2月1日(土)9:00~17:00
場所:未定
テーマ:成果発表—まちに問いかける
内容:プレゼンテーション

最後は、まちの人たちへ発表しましょう!自分たちが取り組んだ実験を通してわかったことをまちへ還元します。そして望ましい未来に向けた議論を生み出します。

参加にあたってのお願い

本プログラムを、あらゆる人々に開かれたものとして開催するにあたり、以下の理念を理解した上で参加してください
理念に反していると見られる行動があった場合、注意させていただくことがあります。あらかじめご了承ください。

  • あらゆる差別や暴力を許さず、公正な社会に向けた取り組みを行います。

    • 差別的な発言や行動をしない

    • 暴力や暴言をふるわない

  • 他者とのコミュニケーションを楽しみ、共創を大事にします。

    • 他者の意見に耳を傾け、自分の意見を丁寧に伝える

    • 他者を尊重し合うことを忘れない

  • コラボレーションのために行動し、実践に貢献します。

    • 否定よりも肯定を心がける

    • 口だけでなく、行動するための努力をする

応募方法

応募に際して、個人情報と応募理由を記載いただいております。ご協力お願いいたします。
以下のフォームから応募いただけます。

※応募〆切は9/8㈰です。

また応募者多数の場合は参加をお断りしてしまう場合がございます。

お問い合わせはこちらから
info@studio-true.net

最後に|トランジションが求められる時代のなかで

トランジションには「移行する」という意味があります。私たちは、より望ましい未来に移行していくために、まちで何かに取り組むことを「まち-トランジション」と呼んでみたいと思います。
このトランジションというアイデアは、トランジションデザインという最先端のデザイン研究に由来しています。人類学や生態学、哲学、経済学、政治学などデザイン以外の分野を横断しながら、より望ましい社会へ移行するための新しいデザインを目指し、2012年にカーネギーメロン大学で提唱されたのがトランジションデザインです。

こうした概念は、ただの理念として存在しているだけではなく、現実世界での実践が伴うことでより意義を持つことでしょう。狛江という身近な場所をスタート地点にして、あらゆる人々と共に社会が移行するためのデザインに取り組んでいきたいと考えています。

参加者のみなさんが持つ課題意識は様々で構いません。気候変動といった惑星規模の課題も、格差や少子高齢化など日本社会の課題も、子育てやケアといった地域の課題も、みんなで考えてアクションすることを通じて、まちでの実践に変えていけるのではないでしょうか?そして、より良い社会へ移行していくことができるのではないでしょうか?

従来の「まちづくり」は賑わいを重視するものでした。こうした盛り上がりは間違いなく私たちの生活を豊かにしますが、その一方で取りこぼされてしまっている領域もあるのではないでしょうか?
あらゆる課題を抱えた社会を少しでも良い方向に変えていくために、「まちづくり」より積極的にまちの将来を描くためのコミュニティになるように「狛江まち-トランジションラボ」がスタートします。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
よろしければ、スキ❤ やコメント🗨 をいただけると嬉しいです!!

#まちラボ (一般社団法人 狛江まちみらいラボ) へのお問い合わせは、こちらの問い合わせフォームから受け付けています。
https://mlab-komae.jp/#contact

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