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インバウンド論議を「孤立させない」 ー 文化・ビジネスの全体的構図を描く
日本のなかで「インバウンド」が盛んに語られるようになったのは、2010年代半ば(東日本におきた大災害の2-3年後)だと思います。このテーマ、どうもふらふらしている印象があります。経済効果としての是非ではなく、インバウンドがもつ最終的な意味が定まっていないのが要因だと思うのです。
例えば、イタリアの人は「イタリアの役割は世界に歴史のあり方を示すことだ」「イタリアのライフスタイルは自由時間を重視する
プロジェクト・デザイン事始め その1 ILOプロジェクト・デザイン・マニュアルを吟味する
このノートは、多摩大学大学院の講義で使用してきた教材を下敷きに、その大幅改定のためのドラフトを、クリエイティブコモンズ[©中分毅 (Licensed under CC BY-NC-ND 4.0)]として公開するものです。
8月1日にPMBOKの第7版(以下PMBOK®7thと記す)が発行され、私は8月26日に「PMBOK®7thの先へ プロジェクト・デザインでプロジェクトの発意・形成と実行をつな
「変革の時代の組織リテラシー」導入講:なぜ今、プロジェクト・マネジメントが必要か?
みなさまこんにちは、中分毅(ナカワケ・タケシ)と申します。
私は、40年余り、日本国内や中国、ロシア、ベトナム、中東等で、建築プロジェクトや都市開発プロジェクトに携ってきました。そこで、プロジェクト・マネジメントの重要性を実感し、有効性の高い(effective)プロジェクト・マネジメントのあり方を模索してきました。2015年からは、多摩大学大学院経営情報学研究科MBAコースで、プロジェクト・マネ
清水隆史ロングインタビュー 信大からネオンホール編(三/五)
(このインタビューは二〇一一年に行った)
※ 前回までのあらすじ
やりたい放題やっていた信大松本キャンパスから、人も少なく勉強も忙しい長野キャンパスに移ってきた清水さん。
思うように演劇や音楽をやる場がないので、自分で作ろうと思う。
稲田 長野にないから自分で作ろうってなったんだ。
清水 拠点が松本にあるから、最初は松本に通ってたんです。でも、当時の演劇仲間に実践派で一目置いている男がいて、「
What型とWho型:都市型人材と地方社会がコミュニケーションで気を付けること
前回、こちらの記事でWhat型とWho型について書きました。
今回は、より細かく、それぞれが留意したいコミュニケーションについて書いていきます。
(※この記事は早い人で10分、平均15分、読了にかかります。)
What型はIメッセージを心掛けるI(アイ)メッセージとはなんでしょうか。それは、主語が「私」という形で発せられるメッセージです。「私は楽しい」「私は怒っている」「私は悲しい」「私はや
目黒の星付きイタリアンのオーナーシェフは、サイゼリヤでバイトしながら2億年先の地球を思う。
※8/26追記。この記事が超大幅増強で本になりました!嬉しい!!
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さまざまな分野で活躍する方々に、「これからの美しい食」をうかがうシリーズ。今回は、目黒のイタリアン『L`asse(ラッセ)』の村山太一さんです。
と聞くとなんともガストロノミー♪な響きの村山さん。しかし、なんとサイゼリヤで数年前からバイトを続けていて、美食について聞けば数億年スケールの哲学が広がるという。。。
そんな広
47都道府県から1軒ずつ泊まりたい宿を選んでみました! 【2020年版】
先日ツイッターで「【すべて1人泊可能】2020年はここに泊まりたい!各都道府県から1軒ずつ、一番泊まりたい宿を選出した【全47軒】」という記事を読みました。
女一人旅ブロガー・月山ももさんの記事で、1万RT以上を獲得しています。
この記事を読んで「このスタイルの記事って、参考になるだけじゃなく自分用としても秀逸だな〜」とめちゃくちゃ好感を持ちました。
というわけで、僕自身も「2020年に泊ま