稲田英資/Web活用支援

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稲田英資/Web活用支援

Webサイトの制作会社JBN(長野県)に所属。https://www.jbnet.jp/ 「伝わる」をふやす、がミッションです。 Web戦略とWeb活用支援を担当。 Webと企業が重なりあうところを考えています。 https://twitter.com/inada_h

マガジン

  • トランスミッションⅠ

    • 102,237本

    参加者650名、フォロワ数1500名、100,000記事以上が収録されています。🌱コンテンツを広めたい方の参加、お待ちしています。🌱マナー:①連続投稿はしない②社会一般的に不適切な記事は投稿しない③トップ画面は変えない。参加希望の方は,マガジンの固定記事からコメントしてね(ง •̀ω•́)ง

  • Web制作/Web活用支援のこと

    Web/Web活用支援について考えたこと、学んだことをストックしていきます。

  • 書くこと・コンテンツ

    書くことについてのnoteをまとめています。特に、地方中小企業様で「コンテンツが大切だとは思うけれど書くのが苦手で…」という方に向けて書いています。

  • 働くって何だろう研究所

    「働くって何だろう?」をテーマにいろいろ考えたり、話を聞きにいったりするWebマガジンです。 『第一回 働くことって何だろう会議』をいつか開催したいと思っています。 その会議にはいろんな立場や年齢の人がいて。 社会人や大学生やご隠居や、もちろん高校生や中学生や小学生もいて。 皆で「働くことって何だろうね」「へえー」「ほほう」「いやいや」と話せる会議を開きたいなと妄想しています。

  • 本や映画や音楽について

    本や映画や音楽についてのあれこれ

最近の記事

  • 固定された記事

書けない地方中小企業のための「10の社内ルール」

ブログやWebコンテンツを書くのが得意な企業ばかりではありません。 むしろBtoBの地方中小企業は多かったりします。今までその必要がなかったから無理もなく。 ただ、時代や社会が大きく変わり、事業にWebを活用するならばそのスキルが必要になってしまった。それが地方中小企業の現状だと思います。 「書けない」問題を抱える地方中小企業「書くスキルの必要性はわかる。でもできない」 BtoBを含む地方中小企業はこの問題を解決する必要があります。 まず単純に選択肢はふたつあります。

    • 製造系企業にお薦めしたい「我社のことを褒めてくださいインタビュー」

      Webコンテンツの必要性は分かるのですがNDAで事例紹介も出せなくて…と下を向く製造系企業様は多い印象です。そんな企業様にお薦めしたいのが「我社のことを褒めてくださいインタビュー」です。今どこかしらの得意先が頭に浮かびましたか? そもそもこのテーマで取材をお願いできるお客様がいるのであれば絶対やるべきです。技術の詳細説明なんて無くても、「あなたの会社に頼んでよかった」という事実が詰まっているはずなので。それを読んだユーザーが相談してくれたときに技術説明をすればいいんです。

      • ぼくたちWeb制作会社はその名前に代わる新たなラベリングを早く見つけるべきですよね。

        企業にとってのWebの役割がどんどん変化していく。パンフレット的な扱いから重要な営業ツールに変わり、今ではCRMを軸とした事業のプラットフォームとなりつつある。もはや「Web作れます」だけだとニーズに応えられない。これまで自分がやってきたことが3年後にはもう本丸じゃなくなっているだろうと予感しつつ、明日はどっちだと手を伸ばし続ける感覚は嫌いじゃない。目の前の仕事を懸命にやりつつ、ちらちらと見え隠れする新しいニーズの欠片をパッチワークのように組み合わせて新しい地図を読む。という

        • 「自分は何者かにはなれないんだ」と認めていくこと。

          こちらのツイートにグッときました。 わかりみが凄くて辛い。本当にどうしようもない。そんな自分が嫌で嫌で20代はしんどかったです。 根がネガティブなのに誰かに認めてほしいから「自分のことが嫌い/信じられない(でも好き/信じてる)」という厄介なマインドで20代の自分には本当に手に余りました。しんどかった。真っ暗なトンネルを歩いているようだった。でも、30代、40代と過ごすうちに薄れていったので大人になることも悪いことばかりじゃないな…と思いました。 30代40代と楽になって

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        記事

          オーダーメイド系/リノベーション系/リプレイス系。製造系BtoBサイトのWeb制作における3つの区分。

          HubSpotでのWeb活用を前提とした「製造系BtoBのWeb制作」では3つの区分があると思うようになりました。 オーダーメイド系 リノベーション系 リプレイス系 オーダーメイド系のWeb制作Web活用未着手の中小企業向け 課題や方針がまだ明確化しておらず、Web活用自体が未経験な中小企業に向いています。制作前の戦略策定に大きく時間を割き、「何のためのWebサイトなのか、事業のどこにどう貢献させるのか、勝ち筋となりうる商材や市場はどれか、必要な社内のリソースや知見

          オーダーメイド系/リノベーション系/リプレイス系。製造系BtoBサイトのWeb制作における3つの区分。

          「習得のための体験型支援サービス」が必要な時代へ。

          Web活用支援を数年やってみて学ぶことがとても多かったです。最近ではノウハウやナレッジしかないサービスはもはや難しく、習得するための体験プログラムを付与しないと今後はバリューに結びつかないのでは…と思うようになりました。「習得のための体験型支援サービス」と言えるかもしれません。企業に求められるリスキリングの文脈とも相性がいい。 ただ、そうなると支援側にはそのためのスキルやパーソナリティが必要です。トレーナー的な方法論とコミュニケーション能力と言ってもいい。これまでのWeb業

          「習得のための体験型支援サービス」が必要な時代へ。

          採用サイトで「私たちがダサいと思うこと」を掲載してみたい。

          ダサいという言葉はあまり使われなくなりましたが、仕事をする上でけっこう大切な価値観だと思っています。意識高い系みたいな気持ちはそれを生み出したり維持するのが大変だけど、「こういうことしたらダサい」という気持ちは元々持っている価値観だし、自分の行動を律してくれたりするんですよね。 「陰口をいうのはダサい」とか「電話が鳴っているのに出ないのはダサい」とか「偉そうにするのはダサい」とか「マウントを取るのはダサい」とか。別に大したことじゃないんですが、「そうしなければならぬ」と義務

          採用サイトで「私たちがダサいと思うこと」を掲載してみたい。

          教育方針なんてあるもんか

          こちらのツイートが興味深かったです。 詳細はリンク先をご覧いただければと思いますが、要点としては「子どもに口をださないって難しい。つい出しちゃう」という悩みに対して、「親ができるのはここまでという土俵を示すのがいい」ということでした。確かにぼくもそうしているなあと思います。 我が家の場合18歳になったら家を出ること 高校卒業時に1000万円は用意する この2つだけ決めて「あとは知らん。自分で決めて自分でやるように。進学するもしないも自由」と子どもに伝えていました。本人

          教育方針なんてあるもんか

          佐久間宣行さんの作品に採用サイトの突破口があるのではという仮説。

          ダサいことを真剣にやるから面白い 仕事についてや人生の悩みを日常的に語ってみる 好きなものへの情熱を真剣に語る 他者や相方を正面から褒めてみる これらを今の時代に合わせたパッケージで新たなエンタメジャンルとして魅力的に再提示してくれているのがTVプロデューサーの佐久間宣行さんだと思っています。『ゴッドタン』のマジ歌選手権やお笑いを存分に語れるバー、『あちこちオードリー』の一連のトークテーマ、星野源と若林正恭の『LIGHTHOUSE』、さらば青春の光・森田と若槻千夏の『

          佐久間宣行さんの作品に採用サイトの突破口があるのではという仮説。

          3年後のWebサイトリニューアルを前提とした提案をする。

          その会社の規模や状況に適したWebサイトというものがあります。Webだけ独立して考えることはできません。Webはリアルの受け皿だからです。だから、最近はWebサイトの提案をする際に「3年後のリニューアル」も一緒に言及したりしています。同じ理由でデザインギャラリーを見ながら「どんなイメージですか?」とクライアントに尋ねるようなことはしません。デザインだけ理想に近づけてもリアルとかけ離れていたら意味がないからです。 Web活用についての知見や経験がお客様の社内にない場合、最初か

          3年後のWebサイトリニューアルを前提とした提案をする。

          10年後に自分が何をしているかなんてこれっぽっちも想像もできない。

          就職氷河期のど真ん中世代です。ただ、就職活動に致命的に向いていない性格だったので、一般的な就職活動は全然できませんでした。リクルートから送られてくる分厚い本も開く気にならない。エントリーカードもよく分からない。結局、大学の就職課に貼られていた募集に履歴書を送って渋谷の小さな広告代理店に入りました。おれの人生この先いいことは一つもないんだろうなあ…と思っていました。ネガティブとか自虐とかではなく、20代の青年だったぼくは通常モードとしてそんなものでした。ネットもほぼなかったし、

          10年後に自分が何をしているかなんてこれっぽっちも想像もできない。

          仕事における「ずるさ」とゲームメイクの重要性。

          仕事において「ずるさ」は重要だと思っています。上司や顧客から与えられた前提や条件がそもそもズレていて目的達成が難しい場合、ゲームを変えてしまった方がいい。ルールを破るのはご法度ですが、ゲームを変えるのは上手くやれば問題ありません。上司や顧客のズレを指摘して正しさを証明するのもいいですが、それで目的に近づけるかどうかは定かではありません。何より学校ではないので「正しさ」が絶対的な価値ではありません。同じように上司や顧客が絶対に正しい訳でもありません。なにしろ学校と違って正解がな

          仕事における「ずるさ」とゲームメイクの重要性。

          Web問い合わせの「質」をA社様はなぜ変えられたのか。

          Webサイトリニューアル前は「製品の金額を教えて」「部品壊れたので見積もりください」といった連絡しか来なかった設備系製造業のA社様(しかも受注にならない)。リニューアルして4年経った今では「◯◯をしたいのですが御社の何を導入するのが最適でしょうか」「GX推進で工場の電化を計画しています。良いご提案はあるでしょうか」といった相談が毎日のように届くようになりました。しかも国内の大手企業から。 最大の成果は「相談相手」として見られるようになったこと 問い合わせの件数が20倍以上

          Web問い合わせの「質」をA社様はなぜ変えられたのか。

          「会社の評価は人格の評価ではない」と捉える重要性について。

          株式会社アナグラムさんの『人事評価について考える』がすごく面白かったです。ちょっと長いですが引用します。 ベストはあり得ないがベターはあり得ると模索している感じがとてもいいですよね。会社のこういう姿勢が伝わることが人事評価という「暫定的ゲーム」においてとても大切だと思っています。 会社の評価は人格の評価ではないぼくは人事でも役員でも何でもないですが、人事評価とは社会における法整備に近いと思っています。そもそも法律とは社会をスムーズに運営するための手段であって、主役は人であ

          「会社の評価は人格の評価ではない」と捉える重要性について。

          Webサイトのマイクロコピーが苦手な人の場合。

          Webサイトのマイクロコピーが苦手な人の場合、コピーライティングのスキルに注目されがちですが、基本的な問題はそこではないと思っています。たいていはペルソナがぼんやりしている(または思い浮かべながら書いていない)ことが要因で。マイクロコピーで大切なのはロジックやTIPSなどではなく、対象者への理解に基づいた語り方です。もっと言うと、「あなたが相手を本気でデートに誘いたいと思っているかどうか」です。それはそうですよね。宿題のレポートじゃないんだから。いくら論理的に整合性が取れてい

          Webサイトのマイクロコピーが苦手な人の場合。

          ぼくやあなたの映画。『夜明けのすべて』

          いい映画でした。というか、とてもいい映画でした。タイトルやポスターの印象でよくある邦画恋愛物かと思っている方こそ観た方がいいと思います。全然ちがうので。恋愛の要素を丁寧に省いた姿勢に作り手の矜持を感じます。こういう映画が作られること自体が素晴らしい。 『夜明けのすべて』はとても良い映画です。それは間違いない。では、どう良い映画なのか?となるとぼくはまだ語るべき言葉を持ちません。ひとつだけ確かなのはここには何か新しいチャレンジや取り組みがあり、それを見事に達成しているという手

          ぼくやあなたの映画。『夜明けのすべて』