稲田英資/Web活用支援

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稲田英資/Web活用支援

Webサイトの制作会社JBN(長野県)に所属。https://www.jbnet.jp/ 「伝わる」をふやす、がミッションです。 Web戦略とWeb活用支援を担当。 Webと企業が重なりあうところを考えています。 https://twitter.com/inada_h

マガジン

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    とらねこが運営する共同マガジン。グループ合計で参加者1,200名を超えました。フォロワ数2000名以上、120,000記事以上が収録されています。🌱コンテンツを広めたい方の参加をお待ちしています。🌱マナー:①連続投稿はしない②社会一般的に不適切な記事は投稿しない③トップ画面は変えない。参加希望の方は,マガジンの固定記事からコメントしてね(ง •̀ω•́)ง

  • 書くこと・コンテンツ

    書くことについてのnoteをまとめています。特に、地方中小企業様で「コンテンツが大切だとは思うけれど書くのが苦手で…」という方に向けて書いています。

  • Web制作/Web活用支援のこと

    Web/Web活用支援について考えたこと、学んだことをストックしていきます。

  • 働くって何だろう研究所

    「働くって何だろう?」をテーマにいろいろ考えたり、話を聞きにいったりするWebマガジンです。 『第一回 働くことって何だろう会議』をいつか開催したいと思っています。 その会議にはいろんな立場や年齢の人がいて。 社会人や大学生やご隠居や、もちろん高校生や中学生や小学生もいて。 皆で「働くことって何だろうね」「へえー」「ほほう」「いやいや」と話せる会議を開きたいなと妄想しています。

  • 本や映画や音楽について

    本や映画や音楽についてのあれこれ

最近の記事

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書けない地方中小企業のための「10の社内ルール」

ブログやWebコンテンツを書くのが得意な企業ばかりではありません。むしろBtoBの地方中小企業は多かったりします。今までその必要がなかったから無理もなく。 ただ、時代や社会が大きく変わり、事業にWebを活用するならばそのスキルが必要になってしまった。それが地方中小企業の現状だと思います。 「書けない」問題を抱える地方中小企業「書くスキルの必要性はわかる。でもできない」 BtoBを含む地方中小企業はこの問題を解決する必要があります。 まず単純に選択肢はふたつあります。

    • 言語化は大喜利じゃない。

      なんか言語化っていうと「うまいこと言う」みたいに捉われがちですが(言語化が苦手で…という人ほどその印象)、少なくとも仕事においての言語化は「観察・分解・整理」ですからね。大喜利じゃない。 観察する(材料やカードを揃える) 分解する(要素別、時間軸) 整理する(優先順位、問題点) これら一連の作業が言語化です。スマートに達者に喋るのが言語化ではありません。それは別の何かです。「喋るの苦手だから…」というのもほぼ関係ありません。 言語化のポイントは観察と分解です。自分の

      • 「稲田さんの書く文章はスラスラ読めて心地よいです。言葉の選び方なのでしょうか」と訊ねてくれたA君への返答。

        「稲田さんの書く文章はスラスラ読めて心地よいです。言葉の選び方なのでしょうか」と同僚のA君からチャットで質問されました。普段なら「わーい。ありがとう」で終わるところですが、A君は文章表現に興味がありそうなのでちゃんと返答してみました。 A君への返答ありがとうございます。もしぼくの文章が読みやすいとしたらリズムを最大限に心がけているからだと思います。ただ、これは数十年にわたって身体に入れてきた文章の総体で身についたものであり、非常にフィジカルなものなのでA君は現時点であまり気

        • 国内中小企業のBtoBマーケティングでSansanがワンチャン無双できるのではないかという妄想。

          まったく根拠のない話ですが、法人用の国産CMSの決定打はSansanが打つのではないかと勝手に期待しています。名刺管理のシェアは国内随一だし、CRMやMAの領域も手を伸ばし始めている。企業のWeb活用においてあとはWebコンテンツの管理と連携なので、SansanによるオリジナルCMSのリリースで国内中小企業のBtoBマーケティングはSansanがワンチャン無双できるんじゃないか…と妄想しています。何より国内の名刺管理ツールとしてシェア82%なのが最大の強みですよね。国内企業を

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        記事

          何を喋るのかより、どのように喋るのか。

          その人が何を喋るのかより、「どのように喋るのか」に興味があります。威圧的に喋るのか、自信なさげに喋るのか、楽しそうに喋るのか。おどおどしながら、ふてくされながら、被害者ぶって、忖度しながら、マウント全開で、労わりながら、自分の世界に閉じこもりながら。本当に色々あります。 その人の話す内容がいかにロジカルだろうが威圧的だったりマウント全開な話し方をするんだったらぼくはほぼ聞く耳を持ちません。ふてくされたり、被害者ぶったり、責任逃れみたいな話し方をするんだったら、やっぱりぼくは

          何を喋るのかより、どのように喋るのか。

          これからWeb活用を始める中小BtoB企業の心構え。

          Web活用支援をしているA社様に送ったテキストです。書き終えて、『これからWeb活用を始める中小BtoB企業の心構え』がまとまっているかも…と思ったので共有します。 Webを活用する初年度のコツ営業活動の推進を目的としたWebを活用する際に初年度のコツがあるとしたら、「お客様へのメール配信を必要以上に恐れないこと」かなと思っています。メール配信はこちらから主体的に行えるものなのでどうしても慎重にななってしまいますが、ここは勇気を出して慣れていただき、一年後には毎週メール配信

          これからWeb活用を始める中小BtoB企業の心構え。

          知久寿焼さんとタテタカコさんのツーマンライブ(@ネオンホール )

          知久寿焼さんとタテタカコさんのツーマンライブ(@ネオンホール )に行ってきました。とてもよかったです。すごく気持ちよかった。 タテタカコさんこういう言い方はどうかと思いますが、タテさんの回では曲ごとに爆睡してしまいました。曲が始まる度にとろーんとしてうつらうつらして曲の終わりに目が覚めて、次の曲に耳を傾けるとまたとろーんとしての繰り返し。激しめな曲もあるし、基本的に骨太な音楽だし、激情のように、嵐がドアを打つように、人生の肩を揺さぶって振り向かせるようにピアノが鳴ることもあ

          知久寿焼さんとタテタカコさんのツーマンライブ(@ネオンホール )

          「大人になる」とは自分を特別扱いしないことこと。

          自分を特別扱いしないことが人間関係や組織運営、チーム作りにとって重要なんだなと最近しみじみ思う。「ルールは決めるが自分は逸脱できる」と思ってしまうような人とはお話にならないし信頼関係を結べない。「当然だろ。それが法治主義だ。学校で習っただろ」と言われたら、いやもう本当にその通りなんですけど。 でも、ぼくたち人間はいくらでも自分を特別扱いできる。役職とか立場とか年齢とか肩書きとか付いちゃったら尚さら。職場でも家庭でも。しかもそれが一見、アイデンティティや自尊感情と隣接してるよ

          「大人になる」とは自分を特別扱いしないことこと。

          マーケティングサイトという言葉を造語した当時の背景。

          マーケティングサイトについてこんな言葉は本来存在しません。検索してもほぼ出てきません。4年前にぼくが作った造語なので。同時多発的に業界内で使われていても全然不思議ではありませんが。4年前に初めて使ったのがこちら。 そもそもおかしな言葉なんです。Webサイトの主たる目的のひとつがマーケティングなんだから。意味が重複しています。頭痛が痛いみたいなことです。 造語が必要だった背景じゃあ、何でそんな言葉を作ったのか。コーポレートサイトの対となる概念が必要で、苦肉の策として生まれた

          マーケティングサイトという言葉を造語した当時の背景。

          「営業活動とその仕組み」の語られなさ。

          中小企業を対象にHubSpotでSFA的な導入支援をしていると「営業活動とその仕組み」の体系的かつ累積的な語られなさをよく感じます。いや、ヒアリングをすれば現場の声は出てくるんですよ。でもそれらは個人的な感想や意見であって(それも大切ですが)、「自社の営業活動はこのような仕組みでこのようにワークする」といったテーマがこれまで語られてこなかったのではないかという感触が強い。対話の累積がないために「前提となる言葉や文脈」がなく、個人的な感想や意見に終始する。経営層やマネージャー職

          「営業活動とその仕組み」の語られなさ。

          「声」から伝わるもの。恋人であり、夫婦であり、家族である二人の関係性。星野源のオールナイトニッポン

          星野源のオールナイトニッポン、今週(2024年5月28日放送)も素晴らしかった。「声」ってすごいなと思った。 まるで隣にいるかのような静かな声で新垣結衣が登場した瞬間、恋人であり、夫婦であり、家族である二人の関係性がふわっと伝わってきた。ぼくは灯りを消した寝室でイヤホンをしてベッドの中でリアルタイムで聴いていたのだけど、まるで二人の会話の横に座らせてもらっているようだった。少しドキドキして、でも穏やかで、心地よかった。テキストの書き起こしではほぼ伝わらないだろう二人の関係性

          「声」から伝わるもの。恋人であり、夫婦であり、家族である二人の関係性。星野源のオールナイトニッポン

          岡崎京子の漫画の中に東京があった。

          長野県のWeb制作会社ながらおかげさまで都心部の仕事が増えてきました。とはいえぼくは地元長野の製造系BtoB様の仕事がメインで、それらの案件は年下の同僚たちが受け持っています。同僚のWebディレクターが今どんな案件を担当しているのかを互いに共有する時間があるのですが、そこで登場する顧客企業がぼくから見たら「ザ・東京」なんですよね。すごく今っぽいサービスを提供している企業だったり、六本木のど真ん中にある企業だったり。ぼくなんてその度に「うわあ…東京だ…」と思っちゃうんですけど、

          岡崎京子の漫画の中に東京があった。

          誰も正しくないし誰も悪ではない。高密度な映画『ありふれた教室』

          気になっていた映画『ありふれた教室』が良かったです。 99分とコンパクトなのに密度はぎっしり。誰も正しくないし、誰も悪ではない。それぞれの立場でそれぞれに傷つき、それぞれに動いてそれぞれに悪化する。シンプルな内容とはいえ状況の刻一刻とした変化(悪化)をグラデーション的に見せるのは難しいはずだけど、ダレることなく緊迫感を維持したまま撮りきる手腕がすごい。ラストの対比も鮮やか。 世界的な傾向だと思うのですが、この映画にも明確な悪や敵は登場しません。事件の犯人すら明示されていな

          誰も正しくないし誰も悪ではない。高密度な映画『ありふれた教室』

          ズレ回答現象を撲滅したい

          Aさんが質問する ↓ Bさんが回答するが質問の意図とずれている ↓ それが聞きたかったんじゃないけどなあ…と思うが、一生懸命話しているので口を挟むのも悪い ↓ Bさんの回答が終わるまで待つ ↓ 知りたかった返答ではないが、ここで数分使ってしまったのでまあいいか…と思う ↓ 次の質問に移る ズレ回答現象はなぜ起こるのか上記の現象(便宜的に #ズレ回答現象 と名付けます)は日本中で起きていそうです。顧客MTGや社内会議、PTAとかでも。大小問わず。しかも、能力が低いから起きると

          ズレ回答現象を撲滅したい

          「中小企業が経営基盤の強化に向けて注力する分野」を2020年と2024年で比べてみた。

          日本政策金融公庫による資料『中小企業の景況見通し』の<経営基盤の強化に向けて注力する分野>を2020年と2024年で見比べてみました。2020年といえばコロナの国内感染者が年明け早々に初めて確認された年です。この資料はそれ以前の2019年12月に作られているので、コロナ禍を想定していない景況になります。 2020年 1位 営業・販売力の強化 2位 人材の確保・育成 3位 売価格引き上げ、コストダウン 4位 財務体質の強化(借入金返済等 ) 2024年 1位 人材

          「中小企業が経営基盤の強化に向けて注力する分野」を2020年と2024年で比べてみた。

          濱口監督は本当に悪い人だよなあ…と実感できる映画『悪は存在しない』

          いやまあ、濱口竜介監督作品を観るのだから居心地の悪さを感じるに決まっていて。嫌だなあ…と覚悟して足を運んだのですが(褒めてます)そんな気持ちで太刀打ちできる訳もなく。いやはや凄い映画でした。最期のあの場所、あの空間をぼくはずっと忘れないと思う。放り出された。 『悪は存在しない』は解説も解釈も読みたくないなと思う映画でした。ぼくはもう受け取ったんだから。宙ぶらりんなままあの場所のことを考えていくんだと思います。たまたま読んだこの随筆でふとあの場所を思い浮かべたり。 映画好き

          濱口監督は本当に悪い人だよなあ…と実感できる映画『悪は存在しない』