村井裕一郎

種麹メーカーの29代当主。種麹とは、麹菌を商品化したもの。麹や発酵のこと、ビジネスのこと、日常生活のこと、色々こちらに書いていきます。京都芸術大学大学院修了しMFA・Thunderbird国際経営大学院にてMBAのダブルマスター。愛知・豊橋・東三河

村井裕一郎

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    マガジン

    • 仕事に関すること

      仕事のスタイルに関すること、ノウハウ、気づきなどをまとめます。

    • 種麹屋の日常思考記

      発酵に関係ない日常思考はこちらに入れていきます。

    • 地域再生に思うこと_東三河・豊橋を中心に

      地域再生、地域活性化について思うことや、東三河・豊橋地域での実践、逓減などをまとめています。

    • 発酵・麹のマガジン

      発酵・麹などの記事をまとめたマガジンです。

    最近の記事

    当社のコアバリューを明文化・イラスト化しました。

    経営していく上で、また、会社を取り巻く人々とコミュニケーションをとっていく上で、当社の価値観や考え方を、改めて見える形にしておく必要性を感じていました。 そこで、コアバリューとして明文化し、当社の若手社員にイラストを整えてもらいました。イラストは麹菌をモチーフにしています。 中心価値観はこの7つ。 なかでも、『探究心』をセンター、キーの位置に置きました。 研究開発企業としての当社、株式会社ビオック・糀屋三左衛門の強みの源泉は『探究心』だと思っています。 それぞれに、

      • 値上げは食品メーカーの逆襲~「良いものをより安く」は、もはや正義ではない~

        食品の値上げラッシュが続いています。これは、食品メーカーがついに耐えきれなくなった逆襲に近いと考えています。その背景には「良いものをより安く」という『古い正義』があるのではないかと考えます。 相次ぐ値上げラッシュ近年の経済情勢により、食品の値上げラッシュが報道されています。しかし、私は、この値上げラッシュは、いわば、食品メーカーの逆襲、長年、不当に安く販売価格を抑えられてきたメーカーが、ついに耐えきれなくなった悲鳴に近いものがあると体感しています。 食品の物価は下がった

        • 判断的な仕事の進め方・知覚的な仕事の進め方

          MBTIというタイプ論を当社でも導入しています。人間、自分が当たり前だと思っている仕事の進め方こそが「正しい仕事の進め方」だと思いがちです。 MBTIにおいて、判断的か知覚的かというところが、特に仕事の場面だと「違い」となって出てきます。 そこで、テキストなどから、抜粋を含めて私なりにまとめてみました。 みなさんは、どっちの進め方がしっくりきますか? そして、お互いが出会うと、相手の「計画性のなさ」「柔軟性のなさ」が、相互のイライラポイントになりやすかったりするようで

          • 発達障害を「治してあげよう」の善意の人

            今日は、発達障害ネタです。 先天的に聴覚が不自由な人に出会った時、「頑張って耳が聞こえるようになりましょう!」とはならないだろう。 その時のサポートは「手話を覚える」とか「筆談を取り入れる」とか、「聴覚が必要な仕事は避けるよう配慮する」とか、代替手段や、周辺環境の整備を想起するのが一般的だと思う。 しかし、先天的にコミュニケーション能力がないアスペには「頑張ってコミュニケーション能力を身につけましょう!」みたいな指導が最初に来るのは何故だろう。 そして、コミュニケーシ

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            女性雇用とあわら温泉【LDLインタビュー】

            縁あって、Locally Driven Labs(LDL)という、地域やまちおこしに関心がある全国のメンバーが集まる勉強会に参加しています。主催は『まちづくり幻想』『地方創生大全』『稼ぐまちが地方を変える』などの著書で有名な木下斉さん。詳しい説明はメンバーの岡崎さんの記事をご参照ください。 さて、こちらの企画で、メンバー同士のインタビュー記事を掲載しよう!ということで、8月は、福井県あわら温泉でホテル八木を経営している八木司さんになりました。 素敵なホテルです! ちなみ

            国税庁がサケビバをやるのは税収目的?

            国税庁主催のビジネスコンテスト、サケビバが、「税収増加のために若者に酒を飲ませる企画」として批判を集めていることについて。ボリューミーな記事ですが、読んでいただければと思います。およそ、20分程度と予想されます。 また、最初にポジションをはっきりしておくと、私は、種麹という日本酒や焼酎、泡盛の製造に欠かせない麹菌を商品化したものを販売する事業を600年ほど家業で行っている、従業員30名以下の小規模な工場経営者です。日本酒業界の中といえば中なので、一定のポジショントークの要素

            【LDL】メンバーインタビュー 浅田恵子さん

            縁あって、Locally Driven Labs(LDL)という、地域やまちおこしに関心がある全国のメンバーが集まる勉強会に参加しています。主催は『まちづくり幻想』『地方創生大全』『稼ぐまちが地方を変える』などの著書で有名な木下斉さん。詳しい説明はメンバーの岡崎さんの記事をご参照ください。 さて、こちらの企画で、メンバー同士のインタビュー記事を掲載しよう!ということで、私のお相手が、伊豆で『滝尻わさび園』を経営していらっしゃる、浅田恵子さんになりました。 既に浅田さんに、

            枠内思考と軸思考

            今日は、年度方針の中で、社員に向かって話した内容を、文字にまとめてみたいと思います。 柴田昌治さんの著書に出てきた「枠内思考と軸思考」という概念を用いています。話の内容の多くに引用や、インスピレーションを得た内容が含まれてています。 「枠内思考」と「軸思考」とは 「枠内思考」と「軸思考」という言葉があります。 「枠内思考」とは、「まず枠があり、その枠の中でどうやって仕事を捌くか」という仕事への取り組み方。それに対して「軸思考」というのは、思いや価値観、目的、ビジョンを

            統計で見る豊橋市と都心の『仕事』の違い

            さて、詳細は下記の記事の通り、今までも書いておりますが、東三河は毎年400人、若い女性が出て行っており、その多くは『希望する仕事がない』という状況です。 というわけで、これを、また、別の指標で見てみたいと思います。 データ出所は相変わらずRESASです 産業特化係数さて、地域ごと産業構造を見るのに当たって、『産業特化係数』という指標が一般に用いられます。 産業特化係数とは という、指標です。(生産額のところには従業員数などが入ることもあります)、詳しくは検索していた

            現代人が、趣味として『麹をつくる』意味 vol.2 『発酵とはチームマネジメント』

            現代人が、趣味として『麹をつくる』ということの意味合いについて、自分なりに思うところを書いてみるシリーズです。 発酵とは環境を整える作業ところで、そもそも、「発酵」ってどういう意味合いを持つ現象なのでしょうか。 私は、その一つの説明は、「微生物が活動しやすい環境をコントロールする作業」という説明です。 様々な微生物が、これまた様々な環境で生息しています。我々の生活環境に近い条件で活動する微生物もいれば、海底の奥底、火山の噴出口など、我々からすると極端な環境で生息する微生

            現代人が、趣味として『麹をつくる』意味 vol.1 『五感』

            最近、リーダーシップ論とかばかりだったので、久々に発酵・麹に戻ります。 今日は、現代人が、趣味として『麹をつくる』ということの意味合いについて、自分なりに思うところを書いてみます。 人間には五感がある五感を通じた体験、といいますが、五感について確認しておきましょう。 五感とは 目・視覚、耳・聴覚、鼻・嗅覚、口・味覚、皮膚・触覚 となります。 それぞれ、 目は光を、耳は音波を、鼻は気体を、口は液体を、皮膚は温度や圧力といったものを、人間が認識するための器官となって

            評価を自給自足しよう

            前回の『良い努力』と『悪い努力』の話の続きと言えば続きです。 評価の自給自足と言う概念があります。 「男性」としていますが、「女性」にも起こりうると思います。ただ、2022年現在、まだまだ男性が社会の中心にいる社会構造では、『男性』の方に顕著に出やすい傾向かなとは思います。 日本人はキョロキョロする丸山眞男が著書「日本文化のかくれた形」の中で、日本人の基本的な態度は「きょろきょろすること」だと指摘しています。常に自分の外側に、自分より上位のお手本があって、いかに、そこに

            よい『努力』と、悪い『努力』を見分ける

            前回の続きっぽい記事になります。 よい『努力』と悪い『努力』を見分ける、と、タイトルを打ちましたが、いきなり結論から書くと、 「こんなに努力してるのに、、、、」という感情が沸き起こり始めたら、それは悪い努力だと思います。 自分は努力してるのに報われない、あいつの方が得してる、ずるい、と妬んだり、あるいは、「自分はこんなに真面目にやってるのに報われないなんて、世の中がおかしい」と、社会や環境に攻撃の対象を向け始めたら、自分が『努力』と信じている行動は、かえって、刃となって

            「ルール」との付き合い方を考える

            先日、大学生のインタビューを受けました。その時に、「食」の話題から流れで、私の「ルール」観を話すことになりました。 私は、「発酵食品を正しさから開放したい」とかねてから伝えておりますが、基本的に、ルールが苦手です。 日常生活の中に、ルールを設けることが苦手です。厳密には「ルールを守ることが自己目的化」することが苦手です。 食生活のルールとの向き合い方特に、「食」や「健康」は、ルールや基準が多く存在しがちな分野です。”一日30品目”とか、”夜何時以降はカフェインはとらない

            発達障害の自分が、『話すときに相手と目を合わせない理由』

            先のnoteで、発達障害を公表しました。 今日は、発達障害の特徴としてよく言われる『話時に相手と目を合わせない理由』 について書いてみたいと思います。 発達障害の方が、全員そうだというわけでなく、あくまで『私の場合』の留保ですが、それでも、同じようなタイプの人がいらっしゃるとすれば、養育者や周囲の方も含めた、独特のコミュニケーションの理解の一助になるのではないか、と考えています。 『話す相手の目を見て、表情からも、相手の発するメッセージを受け取る』というのは、大前提に『

            発達障害(ASD)当事者であることを公表します

            唐突ですが、私は、発達障害(ASD)、旧名アスペルガー症候群の診断を受けています。 公表することによるリスクもありますが、いろいろ考え、公表することにしました。とはいうものの、直接知っている身近な友人には特に隠しておりません。 そして、世代的にも、私を含めて友人の多くが親となり、「発達障害かもしれない」というお子さんを抱える友人から、当事者として、相談を受ける機会が多くなりました。 そこで、私自身が、困りごとや、困難をどう乗り越えてきたか、周囲のどのような支えや理解があ