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意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

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図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
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#文章力

書くことは料理に似ている。あなたの書けない悩みをなくす食材集めのススメ🧑‍🍳

書くことは料理に似ている。あなたの書けない悩みをなくす食材集めのススメ🧑‍🍳

文章を書くことは料理に似ています。

だから、文章が書けないとき、途中で手が止まってしまうときは冷蔵庫の中がカラッポの状態と同じ。

食材が手元にないと料理をつくるのが難しいように、情報が少ないと書くことが難しいんです。

でも、もし冷蔵庫をパッと開けた瞬間、目の前ににんじん、玉ねぎ、じゃがいも、お肉が揃っていたら、あなたなら何をつくりますか?

このように食材さえ揃っていれば、つくりたい料理がポ

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結局「おもしろい文章」は難しすぎて無理なのか

結局「おもしろい文章」は難しすぎて無理なのか

「おもしろい文章は難しい」という声をよく目にします。プロのライターの方でも「おもしろい文章なんて、そうそう書けるものではないので、目指さなくて良い」という方も、多くいらっしゃいます。実際にぼくも、書籍でそういった内容を読んだことがあるので、一般的な意見でしょう。

しかし「それって本当に正しいのかな」って、思います。

いつから「おもしろい」って、そんなに遠くて、高尚で、難解なものになってしまった

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Notion AIで文章力を上げる3つの方法

Notion AIで文章力を上げる3つの方法

前回の「AI時代の文章、誰が書いているかが重要になる」に多くのマガジン登録、Twitterシェアをいただき、ありがとうございました!
励みになります!

今回は後半編です。

私はWebコンサルタントで、大学の非常勤講師をしています。
大学ではWebライティングの講義を受け持っています。

前回、ライティングは人間が担当した方がよいと述べましたが、AIツールを否定しているわけではありません。

A

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文章力に自信がない人こそ、誰かに読んでもらおう

文章力に自信がない人こそ、誰かに読んでもらおう

こんにちは、くろめがです。
突然ですが、みなさんは【文章力】に自信がありますか?

noteなら腕に覚えがある方も多いかもしれませんが、今回は文章に自信がない…文章を書くのは苦手…自分の文章ってぶっちゃけ上手いのかどうかわからない!という方に向けて書きたいと思います。

この記事で私が言いたいことはひとつ…
自信がないなら自分でどうにかしようとしないで!ということです。

文章力ってなんじゃらほい

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文章を書く

連投の多い俺からすれば
「文章を書く」は
とても気になるハッシュタグなんだ

で、当然気になるから
それで書いている人を読みに行く
文章の書き方の本を読んだと書いてあって

その内容は肯定的で
内容としてはシンプルに書く訓練
ネット時代においては長文は読まれにくく
シンプルに書く方がいい
みたいなことが書いてあったそうだ

そうだよな?と思いながらも
納得はいかないというか

ん?それってさ。

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創作物におけるリアリティの追求

小説、エッセイ、マンガ、アニメなど、世の中には創作物が溢れています。これらが公開された際に読者や視聴者から一定数寄せられがちな「リアリティがない」「設定がぶっ飛びすぎ」というコメント。では、創作物においてリアリティはどこまで追求するべきなのでしょうか。

 はじめまして、蓮城徹です。私も物書きを目指した時分があり、とある投稿サイトでちょっとした短編小説を掲載していたことがあります。その際にもリアリ

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長文には秩序が必要になる/作家の僕がやっている文章術147

長文には秩序が必要になる/作家の僕がやっている文章術147

長文には、秩序が大切になります。

一貫性を持たせると言いかえると、イメージしていただけるかもしれません。

<文例1>
千駄ヶ谷の「鳩の森」は、もとは蕎麦屋の間借りで、ランチにカレーを商っていたところ、評判になりカレー屋を本気でやっているうちに、これだけ週替わりのメニューを展開できるなら、いっそレストランにと推されて、いまではイタリアンバーになってしまったという、わらしべ長者のような由来を持つイ

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並行する文章は分かりにくい/作家の僕がやっている文章術144

並行する文章は分かりにくい/作家の僕がやっている文章術144

並行する文章があります。

述べている内容が並行してしまっている文章です。

こう紹介しても、分かりにくいので文例を挙げます。

<文例1>
オムライスは卵で皮を作ります。

フライパンで溶き卵を皮状に焼いて、オムライスの皮は完成です。

この完成した皮でチキンライスをくるめばオムライスの出来上がりです。

料理が得意な人なら、どう作れば良いのか想像がつくでしょう。

しかし料理の初心者は、これで

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一文の長さはなぜ「40~60文字」が読みやすいとされているのか?心理学者が提唱

一文の長さはなぜ「40~60文字」が読みやすいとされているのか?心理学者が提唱

多くの書籍やWebページで読みやすい文の長さは「一文40~60文字」であると述べられています。
もちろん、違う主張の書籍やWebページもあります。

なぜ「40~60文字」なのか根拠を調べてみました。

■ この記事を書いている人
Webコンサルタントで、大学の非常勤講師。
大学ではWebライティングの講義を受け持っています。

プロフィール(2023年2月更新)>

心理学者が導き出した数字「一

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『文章を書けること』の希少性はこれからさらに高まる

『文章を書けること』の希少性はこれからさらに高まる

(このnoteは2分で読めます。約2,000文字)
皆さんは日常的に文章を書いていますか?毎日note記事を投稿している方や日常的に日記を書いている方にとっては文章を書くことは身近かと思います。

しかし、主観的な感想としては、『日常的に文章を書く方は少ないのではないか。』と思っています。

世の中的な傾向として、リモート・ワークの浸透やYoutube等の動画コンテンツの台頭を踏まえると、これから

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文章も「見た目」が大事である

文章も「見た目」が大事である

読みやすい文章を書くうえで、大事な心得の一つ。

それは「文章も見た目が大事」ということ。

文章の読みやすさには、2つの種類があります。

・文章自体の読みやすさ(質や中身にかかわる)
・ぱっと見の読みやすさ(見た目にかかわる)

今回は後者に焦点を当てて、文章の見た目をどうすれば良くできるのか?解説したいと思います。

読む前に、見られている文章を読む前に、私たちは文章の全体を目で見ています。

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あなたが文章を書けない本当の理由とは?

あなたが文章を書けない本当の理由とは?

コンテンツマーケティング

2015.04.02

皆さんこんにちは。宗像です。

コンテンツマーケティングをやる上で最大の障壁は、「書きなきゃと思っても書けない」という事だと思います。私も、ベンチャー仲間や弊社のクライアントなどと話していて、誰しもが抱える共通の問題です。コンテンツマーケティングの意義もわかる。やらなきゃいけない。だけど、「忙しくて書く暇が無い」。では、どうやって忙しい中でも、効

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主語にルールはないがテクニックならある/作家の僕がやっている文章術138

主語にルールはないがテクニックならある/作家の僕がやっている文章術138

1文を書くのであれば、必ず主語を書く。

そうしないと「誰」「何」「どれ」が、動作や行動や発言をしたのかが分からなくなる。

だから1文を書くなら、必ず主語を書くべきだ。

そうしたルールを聞いたことがあると思います。

<文例1>
私は、昨日、銀座の老舗で初めてシャツをオーダーしました。

私が選んだのは、青いストライプの生地でした。

お店の人が言うには、今年はストライプが流行になるそうです。

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「思う/思います」多用問題を徹底解決する3つの方法/類語言い換えでよいのか?

「思う/思います」多用問題を徹底解決する3つの方法/類語言い換えでよいのか?

文末表現「思う」を使いすぎることってないですか?

私が最もよく使ってしまう書き言葉は「思う」です。

拙著『一生使える Webライティングの教室』(先月下旬刊行)では12万文字以上のなか、「思う」が出現するのは2回ほどです。

見直し前:10回以上出現
見直し後: 0回(途中経過) →2回(最終)
※2箇所は「思う」にしないと違和感のある箇所でした。

「思う」を減らそうとしたのには理由がありま

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