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意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

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図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
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2022年7月の記事一覧

ジャーナリングについて学びたい時にオススメの本4選

ジャーナリングについて学びたい時にオススメの本4選

こんばんは!Kanaです!

今日はよくイベントの時に「ジャーナリングについてオススメの本はありますか?」や「テーマはどうやって見つけたらいいですか?」と言われるので、まとめた記事を書こうと思います!

オススメの本を4冊ご紹介ジャーナリングについて学べる本を順番に載せていきます。

1:「手で書くこと」が知性を引き出す

この本は吉田典生さんというマインドフルネス界隈では有名な方が「ジャーナリン

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【アーカイブ公開中】Webから生まれた大ヒット作『Re:ゼロから始める異世界生活』の長月達平さんのルーツに迫る!  #物語のつくりかた RADIO 第2回

【アーカイブ公開中】Webから生まれた大ヒット作『Re:ゼロから始める異世界生活』の長月達平さんのルーツに迫る! #物語のつくりかた RADIO 第2回

小説や映像、マンガなど、ストーリーの最前線で活躍するクリエイターをお招きし、創作のルーツや執筆スタイルから、個人的な趣味・野望までを深掘りするトーク番組。

第2回のゲストは、小説『Re:ゼロから始める異世界生活』の作者、長月達平さんです。

配信アーカイブは以下リンクからお聞きいただけます

note上で聞くとバックグラウンドで再生できます!

YouTubeで聞きたい方はこちら

▼こんな話が

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"自分の記事をオマージュしてみたらキラキラしていた話"

"自分の記事をオマージュしてみたらキラキラしていた話"

【1056むすび】キラキラ(浜松町)たらこ《連続1112日目!》

えっ。書くネタがない!?

noteの中では、よく聞かれる悩みですよね。

そんな時に使えそうなネタづくりの裏技を教えちゃおう。

それは、自分の過去の記事を検索して見つけて、それをオマージュすること。

えっ。
よくわからないって?

それでは、試しに自分がやってみる。
今日は木曜日だから…

「木曜日 ハスつか」と打ち込んで、

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「つまり何が言いたい?」と思われる文章を書かないために

「つまり何が言いたい?」と思われる文章を書かないために

過去に自分がSlackで投稿した内容を読み返すと、「何が言いたいのか分かりづらい」文章に出くわすことがある。自分では(無意識のうちには)伝えたいことがあるのに、テキストだけを読むと、読みづらい。もしくは、読み解くのに時間がかかったり、一意に捉えられない文章になったりしている。

この記事では、数日前にやってしまった失敗例を元に、そうならないように意識している今の話を書きたいと思う。

・・・

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シナリオが迷走しがちな時は、ベンチマーク作品のログラインを書くといいかもしれない。

シナリオが迷走しがちな時は、ベンチマーク作品のログラインを書くといいかもしれない。

Webtoon作品のシナリオ原作をやりたくて、いろいろ試行錯誤しています。Webtoon作品を読むこともそうなんですが、売れてる作品の傾向を意識しながらシナリオを考えるっていうのも大事なんですよね。

もちろん「自分が好きなお話を書く」というのが一番情熱がこもると思うのですが、好きなジャンルってみなさん1つじゃないと思うんです。創作している時点で、自分の好きなものでないとなかなか書くのは難しいので

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並行する文章は分かりにくい/作家の僕がやっている文章術144

並行する文章は分かりにくい/作家の僕がやっている文章術144

並行する文章があります。

述べている内容が並行してしまっている文章です。

こう紹介しても、分かりにくいので文例を挙げます。

<文例1>
オムライスは卵で皮を作ります。

フライパンで溶き卵を皮状に焼いて、オムライスの皮は完成です。

この完成した皮でチキンライスをくるめばオムライスの出来上がりです。

料理が得意な人なら、どう作れば良いのか想像がつくでしょう。

しかし料理の初心者は、これで

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読めたもんじゃない文章。

読めたもんじゃない文章。

できることならわたしは。

たとえば毎日書くここの note には、読んでたのしいことを書いていたい。誰かを攻撃するような文言だったり、誰かを傷つけるような文言はなるべく避け、かといって真面目ぶった話題に流されることなく、毒でも薬でもないおのれの日常を記すだけでもなく、(笑ってもらう必要はないものの)読んでたのしいなにかを書いていたい。じぶんの意図しないところで誰かを傷つける結果になることは、当然

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1000冊の 本を積みあげ 夢の橋

1000冊の 本を積みあげ 夢の橋

何年かごとに、

「デビューするためには最低限1000冊くらいの本は読まなければならない」

という言説を見かけるような気がする。
この言説の正しさは知らない。ただそれなりに本を読んでいないと、いい文章が書けないのは確かなのだろうと思う。だからある程度定量的な指針があってもおかしくないのだろう。「この資格を取るには何時間勉強が必要です!」みたいなアレだ。

これに対して、「そもそも自分が何冊の本を

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作家に必要な最低限

作家に必要な最低限

◉Twitter上で、小説家を目指すなら最低1000冊は読んでおかないとという意見が出て、それに対する異論反論が出て、今も活発な議論がされていますが。そこで自分が思い出すのが、ボクシングの名トレーナーとして知られる故エディ・タウンゼントさん。なにしろ、7人もの世界チャンピオンを育て上げた名伯楽。この方に、関根勤さんだったか、王者を育てるコツはと聞いたところ、「ケース・バイ・ケースね」と即答されたと

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超初心者向け:文章で食べていけるようになるには?

超初心者向け:文章で食べていけるようになるには?

こんにちは!すいません、コロナで倒れておりまして、久しぶりの新規記事投稿です。

今日は「文章で食べていけるようになるには?」的なテーマで書いて見ようと思います。

きっかけきっかけは借金玉さんという方のTweetです。個人的にはインターネットで文章を書く人の中では、借金玉さんの表現力、言葉の独自性などは非常に高く、どうしてこういう表現を思いつくんだろう・・・と参考にさせてもらっています。

で、

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事実を書くことの冷たさ(森鷗外について)

事実を書くことの冷たさ(森鷗外について)

 我々は平素から、大小さまざまな悲劇に遭遇し、また見聞する。しかし、些少な事件はもちろんのこと、いかなる社会の重大な悲劇も、放っておけばいずれは風化して忘れ去られてしまう。人間はそれが大きな悲劇であればあるほど、このような記憶の風化に抗し、事象を埋もれさせまいとする。そして歴史が書かれなければならない必然へと転化する。すなわち歴史というものは、ある人々にとっては忘れて欲しい汚点であっても、社会が「

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【商業出版する方法+α46】読まれる発信を行なっていくために大切なこと

【商業出版する方法+α46】読まれる発信を行なっていくために大切なこと

渡邉です。

SNSで発信することに「構え」を見せている人が今だに多いことにとても驚く。これだけもうSNSが社会に浸透し、一般化しているのに関わらず、だ。
でもこれって、まだまだSNSやブログを”日記”と考えているからなんじゃないか。

おまけに、よく聞くこととしては「他人の日記なんか、誰も読まねーよ」ってイメージ。。

でもね「日記」も「書き方」によって「読まれる日記」と「読まれない日記」がある

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自分の心を揺さぶる文章を書くべき理由

自分の心を揺さぶる文章を書くべき理由

文章を書くとき、よく思い出す漫画がある。

「魔人探偵脳噛ネウロ」っていう漫画なんですけど、ご存知でしょうか?

見ての通り、独特なタッチのイラスト。
読み進めてくとわかりますが、この絵がまたクセになるんですよ・・・
ちなみに、漫画の内容は文章と全く関係ないです。

で、この作品に「アヤ・エイジア」という歌姫が出てきます。

アヤ・エイジアは、「人の脳を揺さぶる歌声」の持ち主でした。聞く人の脳を直

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