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瞳に勇気、背中に未来 ―やがて冒険の世界に巣立つ君へ―

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おとなはかつて子どもだった。 しかし、そのことをおぼえているおとなは少ないものだ。  ――サン=テグジュペリ『星の王子さま』 ◆すべての少年少女は、やがて大人となり、社会の構成…
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#エッセイ

新入社員の採用内定には「オヤカク」は必要と言うのが人事の常識らしい!人生劇場に「ヒシャカク」は必須でも、「オヤカク」は人生選択劇場には必要ない!

新入社員の採用内定には「オヤカク」は必要と言うのが人事の常識らしい!人生劇場に「ヒシャカク」は必須でも、「オヤカク」は人生選択劇場には必要ない!

こんにちは、DJムッチーです。
最近の新卒採用人事では、親の意見で内定辞退する学生が増えているというレポートが発表されました。内定辞退を食い止めるために、人事は「オヤカク(親に確認)」をする必要があるらしいです。
大学が成績表を親に送り付ける時代なので、さもありなんと思うけど就職活動にまで親が出てくるとは、この国の親はどこまで子供につきまとうのでしょうね。先が思いやられますね・・・
僕らの世代の親

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「やりたいことがない」には2パターンあって

「やりたいことがない」には2パターンあって

「やりたいことがない」と悩んでいる人は、けっこう多い気がする。

実は、わたしもその一人だった。
成し遂げたいことや、やってみたいことなんて、まったく思いつかなかったのである。

だからこそ「やりたいこと」にまつわる思考を深めてきたのだけれど、いつしか「やりたいことがない」には2パターンあると思うようになった。

ひとつは、本当はあるのに気づいていないパターン。そしてもうひとつは、行動で考えるのが

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自分の中にあるものって何だろうって探し始めたあの日

自分の中にあるものって何だろうって探し始めたあの日

「これじゃ、ダメだよ」
そんな言葉ばかり、繰り返された。

昨日から新年度。
新入社員が社会に飛び立った日。

もうずいぶん昔の、自分の入社式は緊張したことしか、もう覚えていない。

記憶にあるのは、そのあとの自分の失態。

原稿を間違えて印刷所に入れたこともある。
確認が夜中に来て、タクシーで会社に戻った。

「こんな失敗をしたやつは他にいない」
断じられて、しょげ返った。

数々の失敗と、厳し

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1/100の作り方について

1/100の作り方について

noteで「とはいえ100分の1って大変だよなぁ」という記事を拝見しました。

ボクの「1/100をつくろう」という記事と「アートの教養を身につけたい3つの理由」という記事を読んで引用していただきました。ありがとうございます。

記事の内容については、それはその通りですね。
大変は大変だし、また、99人の側でいる生き方も全然ありだと思います。

よく誤解されますが、ボクはかなりの面倒くさがりです(

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1/100を作ろう

1/100を作ろう

10年くらい前から、若い人たちにいつも伝えていることがあります。

それは「 1/100(100分の1)をいくつか作るといいよ 」ということ。

ほとんど同じようなことを藤原和博さんも言っていて(たぶんボクと同じころに言い出されたと思う)、その後それを受けてキンコンの西野亮廣さんも言及し話題になりました。

ボクはこの考え方をとても大事にして生きてきたんです。

特にこの「変化の激しい時代」におい

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「本当にやりたいことをやるっていうのは実は勇気がいることなのかもしれない」の話

「本当にやりたいことをやるっていうのは実は勇気がいることなのかもしれない」の話

「自分よりも、自分が愛しているものを傷つけられる方が辛い。そうは思わないか?」
 老人は淹れたばかりのコーヒーを口にしてから言った。
「だからね、本当にやりたいことをまっすぐやれている人は意外と少ないのかもしれないなんて思うことがあるよ」
「まっすぐやるのが難しい? どういうことですか?」
 私は老人に聞き返す。愛するものを傷つけられると辛いという言葉と、やりたいことをやれないという話が、自分の中

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GAFAを突破する英文履歴書と面接

GAFAを突破する英文履歴書と面接

個人の方のキャリア相談もしておりまして、2020年、11名の方のGAFA受験!?をサポートさせていただきました。

まず英文履歴書ですが、どれほど経歴が長い方でもA4レターサイズ1枚に収めることが求められます。WORDの余白を多少いじって、書くスペースを広げるなど工夫して1枚にしてください。10年以上前の経歴は他の会社でもあまり重視しないので、薄い記述で大丈夫です。そうは言ってもフォントサイズ9な

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次代をしょって立つ若者の、活き活きした顔をこれからもずっと見たい

次代をしょって立つ若者の、活き活きした顔をこれからもずっと見たい

前職は愛媛の山中で20年間、村おこし。
その間15年にわたってインターンシップを担当し、深く関わった学生は150名を数える。

用意したプログラムは2週間の住み込みで、自分探しが目的。
慣れ親しんだ環境から隔絶されて、自分の内面を見つめ直す2週間だ。
愛媛だけでなく関西、関東から集まった学生たちは、いきなりの共同生活の中、昼は仕事、夜はディスカッションを繰り返し、自分を探し続けた。
ほとんど修行僧

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次代の未来に繋ぐ責務が大人にはある

次代の未来に繋ぐ責務が大人にはある

前職では、中学生や高校生を前にして講演することが度々あった。

当時、商品開発を軸とした村おこしをおこなっていたが、教育委員会や校長からの依頼となると、話す内容は営業的なものではない。
地域の誇り、自分の役割、使命、大切にすべきもの、興味、関心。
話したのはだいたいそんなところだ。

横文字で言えば、ブランディングということになるのかもしれない。
地域のブランディング、自らのブランディング。

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まだ面白い本に出会ってないだけなのかも

まだ面白い本に出会ってないだけなのかも

先日、お気に入りのガジェット系YouTuberの方の動画を見ていたんです。すると動画の中で「昔から活字読むのが嫌いで、漫画すら文章長いと読み飛ばしちゃう」とおっしゃっていました。

読書好きとしては「そうなのか……」と勝手に切なくなってしまいました。学生時代の国語の授業も、苦痛に感じていたのかな。コメント欄を見てみると「わかる」なんてご意見もちょこちょこある。

ふと、教員時代に読んだある教材の文

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「好きなことで生きている人は好きなことの範囲が広いのかもしれないよ」の話

「好きなことで生きている人は好きなことの範囲が広いのかもしれないよ」の話

「好きなことだけで生きていきたいけど、それができるのって本当に一部の人だけなんですかねぇ」
 好きなことで生きていく、みたいな言葉は、もうリサイクルしきれないんじゃないかってくらい、町中にあふれてる。誰かが覚えやすいワードをつくったせいなのかもしれないけど、好きなことだけで生涯生きていけるなら、そういう生き方のほうがいいなという気がする。でも、本当にそれが実現できてるって思える人は、自分の周りには

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恵まれていてゴメンなさい

恵まれていてゴメンなさい

僕の家は裕福です。自慢するほどではないですが、お金に余裕があります。小さな頃からおいしいご飯を食べ、長期休みにはどこかに旅行に行き、兄弟二人とも浪人して大学に行きました。奨学金は借りていないです。

僕の親はどちらも一流大学卒で賢いです。僕もそれを受け継げたのか大学自体は有名大学で賢い部類に入るのかなと思います。

まあそんな感じでお金と才能に関しての悩みで深刻なものは一度も経験したことがありませ

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マッチョ思想の昭和世代とオタク気質の平成世代が、ともに生きてゆくことについての考えごと

今時の高校生に「Facebookって使ってる?」と聞けば「使ってない」と返ってくるという。

「どうして?」と聞けば「お父さんとかお母さんが使ってるものだから(年上世代が使うものという認識で興味ない)」だそうで。

こういうエピソードを聞くと「ああ、時代はこうやって移り変わってゆくのだな」などと、安直に思う。

事実、今年で、平成が終わる。

「昭和だろうと平成だろうと関係ない。西暦だけ分かればい

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一人暮らしや実家から離れて何かを見つけたい!冒険の始まりの作法とは。

一人暮らしや実家から離れて何かを見つけたい!冒険の始まりの作法とは。

わたしが立ち上げた新しい住まいの形「ギルドハウス十日町」。この6年間で国内・海外から延べ8,800人以上の訪問を受けました。

ギルドハウス十日町にやってくるのは、観光客ではなく、冒険者です。何かしらの事情で勇気ある一歩を踏み出し、ここで経験値をためたり仲間を得たりといった様々なきっかけを経て、次の場所へ旅立つ。そんな冒険者たちの拠り所になっています。

コロナ禍が一年以上続き、梅雨入りからの夏至

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