鈴木 美加子(グローバル人材塾)
25年の外資生活やオーストラリアで体験した、異文化話を短いエッセイでお届けします。喜怒哀楽すべてが貴重な体験になりました。
帰国子女でも海外駐在組みでもなく英語では苦労したので、これから学ぶ方のお役に少しでも立てばの想いから、お勧め教材やマインドの持ちようなどを書きます。
1万人を面接した元・外資の人事部長が、自身の8回の転職経験も踏まえ、外資への転職についてコツをまとめます。外資はどんな人材を求めているのか、外国人と仕事をするコツ、英文履歴書を書く際の注意点、面接で企業側は何を見ているかなど、実践的なノウハウをまとめます。
平日8:15~8:30、Clubhouseでグローバル朝活を開催してます。外国人と対等に仕事ができるようになるコツを、海外経験あるビジネスピープルと対談してます。朝の短い時間でサクッと学べることを目的にした、シリーズをまとめたものです。 土曜日の19:30から、Clubhouseで「英語で話そう」を開催してます。勇気を出して人前で英語で話せるように、利害関係のない安全な環境で楽しく会話しましょう。
主宰しているオンラインサロン「グローバル人材塾」のイベント部分から、楽しそうだったり、学びになりそうなパートを抜粋して記事にしています。異文化コミュニケーション・ロジカル思考・アサーティブネス・英語についての学びや、時には懇親会の様子もお届けします。
「英語がペラペラでないと外資に入社できない」は誤解です。実際には、英語力が求められる部署や職種もあれば、あまり必要ないケースもあります。よく聞かれる外資系で求められる英語力の目安について、25年間、9社の外資系でたくさんの社員の方を見てきた肌感覚を共有します。 私はTOEIC信奉者ではありません。点数が高くても話せない人がいることは、もちろん理解しています。ただビジネス英会話に問題ない方で、TOEIC850点以下の方にお目にかかったことがないのも事実です。 英語で必要とさ
文化を測る目安の一つに、どのくらい精度の高さを求めるかがあります。日本は常に完璧を求める国ですが、世界は広く同じ価値観ばかりではありません。 写真は、オーストラリアでセミナーをしたときのもので、プロジェクターから投影したスライドが曲がっています。10年前の機種なのかなと思うほど年季が入った機械で、台形補正の機能がついておらず、雑誌や本を挟んでなんとか補正しようと、開始前あたふたしていました。 在豪5年の日本人コーディネーターが入ってきて、「あっ全然大丈夫です。今日の参加者
昨日は、4人の方とキャリア相談をさせていただきました。適職についているけれど業界を変えた方が良い人、迷うのが当然、適職は別にある人など、お悩みは本当に十人十色です。 転職を考える前にはまず、現在の価値観の優先順位を見直した方がいいです。 転職先を選び間違わないようにです。今、自分にとって本当に大事なのは何か? 年収・裁量権・残業がないことなど、さまざまな価値観の中で譲れないトップ3を理解しておくとぶれないですみます。 ブレるとは、面接官が素晴らしい人で思わず会社も素晴ら
今朝はClubhouseの朝活が100回を迎え、いつものお持ち帰り知識・スキルがある15分ではなく、私に質問していただく時間になりました。 いろんな質問が出たのですが、「1万人を面接する中で、今も記憶に残る人物はいますか? もしいたら、どういう人ですか?」というご質問をいただきました。 3人います。「20年後のこの人に会ってみたい」と思った人が。 1人は、最初の職場GE Japanで私が24歳の時に巡り合った、当時23歳だった六川ヒロコさん。アメリカの次にフランスで仕事
昨日は友人と英語にまつわる、今だから笑えるエピソードを話して大笑いしました。 24歳の時、私は初めてGEでNY出張になり、勢いこんで行ってはみたものの、米国東海岸の英語の早口さに圧倒されていました。日本にいる本社からの駐在員アメリカ人は、ネイティブのスピードで話すと日本人が理解できないので、だんだんゆっくり話すようになるとまるで知らなかったのです。 1日中、ほとんど聞き取れない状態で会議に貢献するどころではなく、正直かなり落ち込みました。「私の英語、まだまだ全然ダメじゃん
今日はグローバル朝活で、18年前の元部下2人とclubhouse出演しました。懐かしかったです。スマホすら無かった時に同じ職場で働いた3人が、18年後に音声SNSで共演すると誰が考えたことでしょう。今でも人間関係が続いているご縁を有り難いとかみしめました。 18年前、3人の職場での上下は、 人事責任者の私 → 研修担当マネジャー Aさん → 研修担当スペシャリストのBさん)でした。 それぞれに転職して、4年ほど前に、AさんとBさんは違う職場で上下関係が逆になります。人事
転職活動は、採用したい企業と転職したい候補者、さらにその間を取り持ってくれる仲人さんのような転職エージェントの3者で成り立っています。悪意はなくても誰かが反則をすると、話が進まなくなり最悪は内定取り消しになってしまいます。 困った候補者にはどんなタイプがいるでしょう? 筆頭は、経歴詐称です。悪意はないのかもしれませんが、ブランクの期間が長いと印象を少しでも良くしようと、実際の在籍期間を少し調整したりしがちです。 どうかやらないでくださいね。プライバシー保護法が厳しくなり
15年前、私はシリコンバレーに本社があるIT企業の日本法人で人事の責任者をしていました。常に最先端を行きたいシリコンバレーの企業では、今でいう「ダイレクト・リクルーティング」を当たり前のようにやっていました。ダイレクト・リクルーティングとは、企業が転職エージェントや求人サイトを通さずに、直接、候補者にアプローチして面接、採用する手法です。 日本法人でもやるようにと、本社から指示されましたが15年前です。企業が直接声をかけるような時代ではなく、候補者から怪しいと思われメールの
英語で会話している人の輪に入っていくのは勇気がいりますよね。私はかなり社交的なので今でこそ、誰かれ関係なく声をかけますが、英語力が今よりずっとなかった頃は、できませんでした。そもそも、英語を頭の中で組み立てているうちに、話題は次に移っていてタイミングが遅かったなんてことも多かったです。 今朝は、ビジネス英語の著者のマヤ・バーダマンさんがグローバル朝活に来てくださって、お話を伺いました。 まずは話に割り込むタイミングですが、 1. 相手が息つぎをしている時 2. センテ
今朝のグローバル朝活では、リクルートRGFのディレクター邦さんにお話を伺いました。長い間、人事に在籍し会社としても候補者としても、転職エージェントのお世話になりました。重要なのは会社名ではなく、個人だとわかっています。 邦さんによるとジュニアなエージェントが、マネジメント歴のある管理職の人材としてのレベルを「目利き」するのは難しいそうです。社内で目利きの研修をするとのこと。全ての会社がしてるとは思えないので(コンサルによるバラツキがものすごく大きい会社もあるので)、素晴らし
先日のグローバル朝活のテーマは、外国人と一緒に楽しめるイベントでした。コロナでイベントはしばらく開催できそうにありませんが、トンネルの向こうの灯が見えるようになったらやりたいです。 幾つか話は出たのですが、意外だったのが「習字」です。 汚れるイメージが強く、社内イベントに適してるとは咄嗟に思えなかったのですが、日本に100均があることを忘れていました。立食パーティの隅にスペースを作り、机とイスを用意。あとは、レジャーシート・レインコート・半紙・墨汁・筆を100均で用意しま
今週末も個人のお客様のキャリア相談が多く、充実していました。皆さん、ZOOM会議に慣れているので、2019年まで対面でのご相談を望まれる方が多かったことが遠い昔のようです。 転職を成功させるためには幾つかポイントがありますが、本日は業界が持つ「スピード」について話します。よく「考えたことがなかった」と言われますが、職種的に業界に制限がなく、業界をまたいで転職しないと気がつかない大きなポイントです。 人には生まれつきのナチュラル・スピードがあり、何をするのも速い人、ゆっくり
平日月曜〜金曜 8:15 ~ 8:30 a.m. Clubhouseで朝活をしています。外国人と対等に仕事ができるようになるために必要な、スキルやマインドセットを15分で学んでいます。 今朝のゲストは王堂るみさん。 モルガン・スタンレーのエグゼとして香港に赴任、現地で起業したのち帰国してシティバンクのエグゼ、最近、アセットマネジメントの会社に執行役員として転職されました。 シンガポール・NY・香港で仕事をした経験があるモルスタ時代からの友人です。 今朝は、外資でキャリ
なんとなく英語がスムーズでない踊り場、結構長くありますね。ここを抜けるのに役に立つ1冊を今日はご紹介します。2016年10月に発売された「会話もメールも英語は3語で伝わります」(中山裕木子著、ダイヤモンド社)です。 日本人の英語は、ともすると複雑でわかりにくいという視点から、 My job is to teach English. より I teach English.の方が知的で理解されやすいという考え方が根本にある本です。 学校英語の延長で社会に出て、職場でメールを描
今週もお天気が良くない土曜日で、ちょっと残念。こんな日は家で読書をしたり、Clubhouseを楽しむのも良さそうです。 土曜日の19:30から「英語で話そう」roomを友人3人と毎週開いています。 本日のお題は、「習慣化〜どうやって継続してる?」です。 英語、筋トレ、ヨガ、なんでも良いのですが、続けることはなかなか大変です。そういう私も生涯に続いたものは「英語」しか、ありません(笑) お部屋の目的は、アサーティブネスを身につけることです。人前で話すことを学校で訓練され
今朝の朝活のゲストは、さかもんさんでした。外資のIT&金融に30年、大ベテランです。英語力向上に余念がない彼から、英語のシャドーイングについて伺いました。 まず、なぜシャドーイングかというと、英語ネイティブのリズム感・発音を体が自然と取り込んでいくからだそうです。題材は、小説でも映画でもなんでも良いですが、継続するためには自分が興味あるものを選ぶのがコツ。 今は速度をアプリを使って速度を遅くしたりもできますが、英語力中級以上にお勧めです。30ものアプリを試された、さかもん