Saaya|ライター

フリーランスの専業ライターです。最近までminでした。本、美術館、お笑い芸人が好き。お…

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フリーランスの専業ライターです。最近までminでした。本、美術館、お笑い芸人が好き。お仕事などの詳細はプロフィールまたは仕事依頼の記事で確認いただけます。

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【お知らせ】「min」の名前が変わります

2021年7月に「min」としてnoteを始めてから、あっという間に2年半以上の時間が経ちました。 noteを始めたての頃から、長くつながりを持って読んでくださっている方、毎日更新を続ける中で出会えた方、いつも記事を読んでリアクションをしてくださる方。本当にありがとうございます。 noteがあったことで「文章」を介し、想像していた以上にたくさんの方々との出会うことができました。私にとって、ここは間違いなく居心地のいい場所です。 さて、突然ですが今日は一つ、報告をさせてく

    • 「最高の試合」

      最近まで、リズムのいい太鼓の音、ラッパの音、応援歌が頭から離れなかった。いまだに目を閉じると、広いスタジアムに集まった大勢の人々が、試合に熱狂する光景がよみがえってくる。 3月19日に、人生で2回目の野球観戦に行った。場所は福岡PayPayドーム、ソフトバンク対阪神のオープン戦だ。 私は高校野球もプロ野球もテレビで観ることはあるけれど、野球ファンとは言えない。8年ほど前にPayPayドームで観戦したときのことは、正直あまり印象に残っていない。今回も、親がどこかでチケットを

      • 書くデトックスのすすめ

        目覚めた瞬間から憂鬱。3月に入ったくらいから、無気力状態に突入していました。とにかく何の気力も湧かない。ずっと寝ていたい。自分の仕事をするだけで精一杯。 しばらくは抵抗せず、停滞の渦に大人しく流されていたのですが、さすがにこのままだといつかベッドと一体化してしまいそうで。なんとか今の自分にできる範囲で打開策を打とう……と、今日はノートとペンを手にとりました。 やはりこういうときは「書くデトックス」に限ります。私はわりと日常的にやっているほうですが、今回はいつもと少し違うや

        • 1月・2月に読んだ素敵な本を紹介します

          2024年がスタートしてからこの2ヶ月は、いいペースで読書ができました。先月は記事を投稿しそびれたので、今回で一気に紹介したいと思います。 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50哲学ジャンルは好きだけど、本によっては挫折することも多い私。しかし「超入門」の同書は、そんな懸念を忘れて没頭できました。エポケー、ルサンチマン、無知の知……それらをただの知識として置いておくだけでなく、現代の生活や仕事にどう応用していくかを示してくれます。一周目は「哲学っ

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          京都のにおい

          「あ、京都のにおいがする」 数日前、京都の街を歩いているときに思った。お香と、八ツ橋みたいな甘い和菓子が混ざったような、そんなにおい。福岡に帰ってきた今でも思い出せる。 私は小3の頃から昨年5月までの約20年間、大阪で暮らしていた。でも学生時代に通っていた高校、大学は、それぞれ京都市内にある。 大阪から京都の、片道1時間半以上の通学は小旅行のようでも、慣れてしまえば日常になる。京都の友人もたくさんできたし、放課後はもちろん、定期券のおかげで休日も京都で遊ぶことが当たり前

          京都のにおい

          詩のように、柔らかく

          先日、福岡市南区にある「やず本や」に行ってきた。 本に囲まれたこの空間では、読書をして過ごしてもいいし、仕事をしてもいい。3時間のフリーパスを持っていた私と友人は「みっちり読書しよう」と、意気込んで足を運んだ。 やず本やさんでは、たくさんの本がジャンル別に分かれて置かれている。「社会」「旅」「アート」「エッセイ」「哲学」……直感や興味にしたがって、どんどん本に手が伸びる。気がついたら、本で両手がいっぱいになっていた。 読みきれる自信がないなと思いつつ、とった本を順番に読

          詩のように、柔らかく

          「わかる」の近道

          今日美容院に行ったら、担当の方がある本を用意してくれていた。福岡に来てからずっと同じ美容師さんにお世話になっているのだけれど、彼女は最近、雑誌用タブレットの他に紙の本も置いてくれている。 今日の一冊は、巨大な占い本。分厚くてサイズも大きい。その占いは、生年月日で12タイプに分けるもので「2024年の12種類の運勢」がたっぷり語られている。だから、そんな大きさなのだ。 この本を前に、手に取らない人なんているのだろうか。美容師さんに感謝しながら、ヘアカラーの待ち時間中に一人じ

          「わかる」の近道

          「一番好きな映画」の答えを見つけた

          「一番好きな映画は?」という質問に、昔からけっこう苦手意識があった。 映画を観て「おもしろいな」と思ったことは何度もある。でも、順番をつけようとするとむずかしい。もともと、月に1回映画館に行くか行かないか。映画との距離感が、それくらい微妙なせいでもあるかもしれない。 映画に限らず「一番好きな〇〇」を聞く質問には、その人の価値観が知りたい、みたいな意図もある気がする。だからちゃんと答えたいのだけど、いつも「しっくりこないな」と思いつつ、そのとき頭に浮かんだものを答えてしまう

          「一番好きな映画」の答えを見つけた

          「いい波」は、自分で起こすところから

          どう考えても、布団の中にいるときが一番あたたかい。「今日はこのままあたたまっていようかな」「いや、起きてやるべきことをやらなきゃ」最近は毎朝、そんな自分との戦いが勃発してしまいます。 「1月、やっと終わるのか」正直なところ、今はそんな気持ちです。久しぶりに、ちょっと長く感じました。今月は予想外のことがたくさん起こる日々だったからかもしれません。 「やった〜!」と喜ばしいことがあったかと思えば、翌日にショックなお知らせがきたり。突然めぐり会えた学習の場に飛び込んでみたら、予

          「いい波」は、自分で起こすところから

          「ぼちぼち」の精神

          この間、何気なくドラマを観ていたとき。思いがけず、小学校5年生のときに配られていた学級通信のタイトルを思い出した。 観ていたドラマは、門脇麦さん主演の『厨房のありす』。確か、主人公のありすが人から何かを聞かれるシーン。質問に対して、ありすは「ぼちぼちでんな」と答えた。 「ぼちぼち」というワードは、大阪で育った自分としてはとても懐かしい。確か、人生で最初にこの言葉に出会ったのは、小学5年生のときだと思う。 小学5年生というと、私が大阪に引っ越してきて1年半くらい経った時期

          「ぼちぼち」の精神

          オンライン才能テストを受けて、自分が輝ける場所を考えてみた

          先週、自己分析に役立てようと「クリフトンストレングス」(旧:ストレングスファインダー)に挑戦してみました。 ずっと気になってはいたものの、結果を有効活用できる自信がなくて後まわしにしていたんです。でもやっと、今後のことを考える上で必要性を感じるようになって。実際、結果を分析してみると、自分の目指したい方向性が見えてきました。 今回は、私がクリフトンストレングスを受け、自己理解を深めるまでのプロセスを記録しました。やったことのある方も多いかもしれませんが「興味あるけどまだや

          オンライン才能テストを受けて、自分が輝ける場所を考えてみた

          「失敗を恐れずに」

          今年に入ってまだ2週間も経っていないけれど、さっそく一つ後悔していることがある。1月1日の0時ごろに行った初詣のことだ。 今年、家族や親戚と初詣に出かけるとき、私は最高に機嫌が悪かった。お正月の準備がいつも以上に大変だったことと、家族に対してイライラしてしまうことがあったからだ。 毎年楽しみなはずの初詣なのに、全然楽しい気持ちになれないわ、雨は降ってるわで、テンションはどん底に近かった。そんな中でお参りするという、罰当たりな初詣だったと反省している。せっかくなら、気持ちを

          「失敗を恐れずに」

          min的2023年ベスト本を紹介します

          もう遅いかな?と思ったものの、やはりこれを書かないと気が済まない!そんなわけで、2023年に私が読んだ本の中で、特に印象に残ったものを紹介させてください。 今回は「フィクション」「エッセイ」「ビジネスライフ」の3部門に分け、1冊ずつ紹介していきます。 【フィクション】華氏451度/レイ・ブラッドベリ『華氏451度』は、選書サービスがきっかけで11月に読みました。不朽の名作と言われ『100分de名著』でも紹介されています。とはいえ、同書は1953年に生まれた海外文学。翻訳さ

          min的2023年ベスト本を紹介します

          2024年1月3日

          今朝、年末年始にいただいた連絡を見返していた。とある方からのメールに書いてあった言葉が忘れられない。 メールが届いたのは、おおみそかの夜だった。その方はすでに実家で、年末のひとときをゆったりと過ごしていたらしい。年末らしいご挨拶とともに、こんな一文が添えられていた。 「今年も忙しかったですが、こうして穏やかに年末が迎えられただけで、ありがたいことだとしみじみ思います」 私がこのメールを最初に読んだ2023年12月31日と、2024年1月3日の今では、感じることがまったく

          「そういう人」がいてもいい

          今期のドラマもいつものように、後追いでのんびり観ていた。そのなかで、いちばん最初に最終回にたどりついたドラマが『いちばんすきな花』だった。 脚本は、生方美久さん。生方さんのことを知ったのは、昨年の同時期に放送されたドラマ『silent』を観たときだった。 『silent』を観ているとき「このドラマは『誰に共感したか』で語り合いたいな」と思った。実際、作品を観た後にSNSでハッシュタグをたどっていると、それぞれの登場人物に対する思いをつづっている人がそれぞれいて、すごく納得

          「そういう人」がいてもいい

          他者という鏡

          フリーランスになってから、新たに「記録する」習慣ができた。 「いつ何をしたか」「何を食べたか」「何時間働いたか」「その日嬉しかった3つのこと」などを手帳に毎日書く。今年使った手帳の大半のページは、我ながらびっしり細かく記録されている。 そんな新しい習慣は、自分の状態異常にも気づくのにも役立つ。というのも、12月に入ってから急に手帳が余白だらけ。「記録する」という習慣が見事にぶっ壊れているのだ。 たしか、今年の引越し直後も同じような状態になった。どうやら私は、余裕がなくな

          他者という鏡