立花実咲|Misaki Tachibana

何につけても「そもそも」を考えがちな編集者。いまはラトビア大学の文化人類学の大学院生。…

立花実咲|Misaki Tachibana

何につけても「そもそも」を考えがちな編集者。いまはラトビア大学の文化人類学の大学院生。月額購読マガジンで社会人大学院生の日記を(ときどき小説も)毎週月曜日に更新中。

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「どうにかなる」と「どうしよう」の乱高下/ラトビア日記 #1

◎ 2023年8月からラトビア大学の大学院に留学を始めました。毎日つけたひとりごとみたいな日記を、毎週1本更新したいと思います。なるべくそのとき感じた言葉や感覚をとらえておきたいため、ネガティブな発言もあります。そのため、一部有料にしています。 まえがきみたいなnote 2023年8月25日 電車に揺られ心も揺れ どうかしている、という気持ちと、なんとかなる、という気持ちを行ったり来たりしている。泣きそうになったり、ウキウキしたり。  いくつか、事前に準備しておかなければ

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    • スーツケースの半分を占めるのはアレ #交換留学日記1

      2024年8月19日 戦いの幕開け 新学期開始まで、あと二週間を切った。  ラトビアとオランダから、次のセメスターに関する連絡が立て続けに届いた。  新学期が始まる10日前なんて連絡するのが遅くないかと思ったが、思ったところで状況は変わらないので目を皿にしてメールを読む。  すると、交換留学に必要な書類が新たにいくつか見つかる。  この手続き関連が、本当に毎回肝を冷やす。国をまたぐ場合は、授業登録と共にビザの手続きと連動していることも多いため、日本の大学での手続きや仕

      • オランダではじまる新学期まで2週間を切り、にわかに学生生活の準備が活気付くと共にテンパリ案件も増えてきたため、週間日記を再開したいと思いますワーイ

        • 1人でできることなんてあるのかとか、たった一つの事実を知ったところでどうにもならないとか、その無力に諦めたくなる気持ちもわかるけどもし自分が助けを求める側だったら1人だけでも自分の想いが届いて欲しいと、わたしならおもう。

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        「どうにかなる」と「どうしよう」の乱高下/ラトビア日記 #1

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        • オランダではじまる新学期まで2週間を切り、にわかに学生生活の準備が活気付くと共にテンパリ案件も増えてきたため、週間日記を再開したいと思いますワーイ

        • 1人でできることなんてあるのかとか、たった一つの事実を知ったところでどうにもならないとか、その無力に諦めたくなる気持ちもわかるけどもし自分が助けを求める側だったら1人だけでも自分の想いが届いて欲しいと、わたしならおもう。

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        • 平成生まれの自由帳
          初月無料 ¥296 / 月
        • 2023/01〜/日記、記憶、メモ
          26本
        • 2022/01〜/日記、記憶、メモ
          68本
        • 2021/01〜/日記、記憶、メモ
          89本
        • たるメモ
          36本
        • 一見さんお断りの秘密の地下室
          91本
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        記事

          オランダ・ユトレヒトの家探し奮闘記 - 詐欺に遭った話 -

           ラトビア大学の大学院生ですが、2024年9月から約半年間、Erasmusプログラムという交換留学制度を活用し、オランダのユトレヒト大学に行くことになりました。  わたしが日本にいたときは、Erasmuというプログラムの名前すら聞いたことがありませんでした。  ヨーロッパでは歴史のある制度で、長年活用されているようです。  初めて見かける学生が授業に突然現れたことがあり、彼・彼女たちは「Erasmusの学生だ」と言っていました。  Erasmusのプログラムについては

          オランダ・ユトレヒトの家探し奮闘記 - 詐欺に遭った話 -

          石川県珠洲市に行ってきた

           2024年元旦に起きた能登半島地震で、被災した地域の一つ・珠洲市に行ってきた。  ラトビアから一時帰国したら、必ず行こうと思っていた。  現地へ赴いたところで、何ができるかは分からない。地震が起きたまさにその時、ラトビアは6時間差で、曇った朝だった。  地震発生直後も、現在も、ニュースで切り取られた事実の周りで、何が起きているのか自分の目で見ておきたかった。  好奇の意味ではなく、誰かの言葉で語りたくなかっただけだ。  天災は、いつ、どこで起きるかも分からないし、

          石川県珠洲市に行ってきた

          東京都がスポンサーで熱中症への注意喚起のCMをやっていたけど「沸とうきょう」というコピーをつけてて「しんど」ってなった……。品も危機感もない感じを受けた。 気候危機に対応していくって、興味を持ってもらうって、そういうことなの? 分からない🙄

          東京都がスポンサーで熱中症への注意喚起のCMをやっていたけど「沸とうきょう」というコピーをつけてて「しんど」ってなった……。品も危機感もない感じを受けた。 気候危機に対応していくって、興味を持ってもらうって、そういうことなの? 分からない🙄

          「大学院を卒業したら、どうするの?」

           移動に次ぐ移動で、すっかり落ち着いてnoteを書く時間が取れなくなってしまった。  ひたすら、友人・知人に会いに行く日々。  1年の間に再訪すれば必ず顔を合わせる人たちもいれば、数年ぶりの再会を懐かしむこともあった。  やっと、どこか遠くへ行くこともなく、粛々と日々の業務を行う日常が戻ってきた。  と言ってもフリーランスだから、自分で働く時間は調整できる。  出かけたい時に出かけたり、集中力が途切れたら昼寝をしたり、実家のいぬを好きなだけもふもふと撫でまわしたり、

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          「大学院を卒業したら、どうするの?」

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          変わらないものと変わってゆくもの

           何度も、下川町には帰っているけれど、なぜか今回「久々の下川は、なにか変わった?」という質問を、何度も受けた。  いままでは、こんなこと、無かった気がする。  「最近どう?」とか「インスタで〇〇を見たよ」とか、そういう入り口からお互いの近況報告や、最近考えていることを分かち合うのは自然な流れ。  帰るたびに「下川、なにか変わった?」と聞かれてもおかしくない。  けれど今回は、その質問が、特に目立っていた気がする。  町の変化に関する質問の頻度と関連するかどうかは分か

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          恋しいのは寿司や天ぷらではなく余ったおかず

           日本に戻ってきて、約二週間経った。  高い湿度で、気温は低いのになぜか汗ばむ空気も、梅雨の曇天も、寝てばかりで人懐こい実家のゴールデンレトリバーも、先月もそこに存在したかのように、なんの違和感もない。  ラトビアに約一年住んで、すっかり髪がギシギシになってしまった。実家のシャワーで髪を洗ったら、ラトビアにいた時のギシギシ感が半減した。  特に何かケアをしたわけでもないのに、水が変わるだけで、髪質が変わって、やっぱりお腹の中にいたときから摂取していたものの馴染みには勝て

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          社会人になって海外へ飛び出す意味 #ラトビア日記 44週目

          2024年6月24日 遠足、のちHUNTER×HUNTER 友人と、おやつを買ってMežaparkという公園へ遠足へ。  いつか行きたいなと思っていて、けれどなんとなく機会を逃して行けなかった公園。トラムで一本で行ける。  彼女は子どもの頃、何度も来た思い出の公園らしい。  いろんな話をして、公園の近くのカフェでお茶して帰宅。20,000歩近く歩いた。  帰ってきてからはパッキングの続き。荷造りをしていると不安で荷物を出し入れしていた渡航前を思い出した。  最近改

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          本格的な夏至祭に参加! #ラトビア日記 43週目

          2024年6月17日 長い髪 朝起きたら、なんとなく気分が重い。  どうしてかは、分かっている。  朝ごはんを食べて、もう一回ふて寝してしまおうか、とベットの上に座る。  いやいや、書かなきゃいけない原稿もあるし、明日は修士論文のテーマのショートプレゼンだ。  外は晴れているし、なんとなくゆううつな時こそ外に行かなくちゃ。  と、街中をまた散歩。  店員さんや店内の雰囲気が明るい「Rocket Bean」というカフェへ。リガ市内で店舗数を増やしているカフェだ。こ

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          本格的な夏至祭に参加! #ラトビア日記 43週目

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          心の安定の保ち方 ラトビア日記 42週目

          2024年6月10日 移民局の塩飴対応 半年前に見た光景、再び。  新しい居住許可を取る手続きのため、移民局へ。月曜日は10時から開くため、開館前にはやはり長蛇の列。  ただ、ウクライナとロシアの戦争が始まったばかりの頃は、ウクライナから避難してきた人が移民局に殺到したため、日本人や他の国の人の居住許可は後回しになり、なかなか手続きが進まなくて大変だったらしい。  当時のことを思えば、窓口対応まで1時間半待つなんて、お安いご用である。  居住許可が取れるか確証を得られ

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          一時帰国まであと2週間! #ラトビア日記 41週目

          2024年6月3日 そういえば最近 眠くて眠くて、たまらず、久々に一日中家にいた。  思えば、あたたかくなってから、ずっと日中は外出していた。  なんとなく陽が出ていると「外に行かなきゃ」という気持ちになっていた。  それくらい、冬が暗かった。  寒さより、暗さが堪えた。  北欧に暮らすのは、わたしは向いていないかも、と思ってしまった。  寒さはいくらでも我慢できるけれど、暗いのは、どうにも自分で調整できないし、明らかに体調を崩す。  ラトビアに来てからしばらく

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          一時帰国まであと2週間! #ラトビア日記 41週目

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          夏だから20時間くらい活動している気がする #ラトビア日記 40週目

          2024年5月27日 お疲れ エッセイを書くのにくたびれて、しばしSNSのタイムラインを眺めていたら、「あらしのよるに」という絵本をベースにした歌舞伎公演の宣伝が流れてきた。  歌舞伎っていろんな演目に挑戦していて、もちろん技術や舞台芸術としての型を極めたり継承したりするのも重要だけど、時代に合わせて新しいことに積極的に挑戦しようという心意気そのものを体現して継いでいこうという姿勢を感じるんだけど、それはわたしが無学なだけなのかな? 2024年5月28日 覚醒気味 朝4

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          夏だから20時間くらい活動している気がする #ラトビア日記 40週目

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