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フムフム納得、心に響いたnoteを集めてます。
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#教育

親が子どもに教えるのは「抽象度」の高いことがいい。

親が子どもに教えるのは「抽象度」の高いことがいい。

親が子どもに教えるのは「抽象度」の高いことがいいんじゃないかなと思う今日このごろです。

「抽象度の高いこと」とはなにかというと。

たとえば、「食べる作法」よりも「食べる楽しさ」
「上手に絵を描く方法」よりも「絵を描くことの自由さ」
「早く計算する方法」よりも「数字と戯れる面白さ」

これらって、「方法を教える」のではなくて「わくわくを刺激し続ける」ってことかもしれません。

でもこうしたわくわ

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ひろがる仕事と子供の未来【エッセイ】

ひろがる仕事と子供の未来【エッセイ】

「びっくり仰天、テストは0点、つるつる食べるはところてん」

うちの4歳がこの前、突然言いたした。
もちろん彼はテストで0点を取ったこともなければ、ところてんを食べたこともない。聞いたこちらが、びっくり仰天で問いただしたところ、何やら恥ずかしそうにしながら教えてくれた。

「ユーチューブで言ってた……」

◇◇◇

調べればすぐにでてきた。

子供むけの有名Youtuberが使うフレーズらしい。

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対話の選択肢(手札)を増やすための流れ。

対話の選択肢(手札)を増やすための流れ。

小学生のA君とB君が喧嘩をしていた。
どうも、A君が調子にのってやり過ぎてしまったのが喧嘩の原因のようだ。でも、A君は絶対にそれを認めない。以前にも同じようなことが何度もあったのに、A君に何と言えばいいんだろう?

そんな話を妻としていた。
細かな子どもの性格やなんかは、一旦置いておいて、どう対応するのがいいのだろうか。



どうも、ケンカのキッカケはやはりA君にあるようだ。だがA君にしてみれ

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ぼくが親としてできる唯一の教育って。

ぼくが親としてできる唯一の教育って。

自分が楽しそうに生きている姿を子どもに見せることが、
ぼくが親としてできる唯一の教育なのかもな、と考えています。

教育に関する情報って、世の中に溢れかえっていて、
どのような教育を子どもに与えていくのかは、
多くの親が悩んでいると思います。

ぼくも色々と考えたし、夫婦でたくさん話もしました。
その結果、自分の娘の教育を飛び越えて、学校をつくりたい、
なんて話になったり、東京から京都へ移住をした

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デジタル時代のウェルビーイングを考える

デジタル時代のウェルビーイングを考える

先日、設計させてもらった三鷹の美容室で髪を切ってもらっているときにdマガジンでWIREDを読んだ。特集は「DIGITAL WELL-BEING」というお題目。

いま人類が必要とする「ウェルビーイング」の意味を問い、その可能性を更新する今号。

その世界観を描写する表紙のロボットは弐瓶勉によるデザイン、そしてCGに白組によるオリジナル。自然を積極的にハックする「WIREDリトリート」からスタートし

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もしも自分の娘が障碍児をみて「怖い、こうなるのは嫌だ。」と言ったら?

もしも自分の娘が障碍児をみて「怖い、こうなるのは嫌だ。」と言ったら?

cakesの有料会員になってもう数年たつのだけれど、入れ替わり立ち代わりの連載の中でも楽しみにしているものがいくつかある。

その中の一つが写真家 幡野さんの連載だ。同年代であり、近い年齢のこどもを持つ父親。そして、僕が父を失った白血病と同じく血液ガンである多発性骨髄腫を患われている。

そんな幡野さんの写真もだけれど文章の切れ味も鋭くて、そして質問の選球眼も毎回唸らされてしまう。今回のは特に色々

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子どもたちに「してあげられること」

子どもたちに「してあげられること」

わたし、就活していたころの志望業界って、教育業界と医療業界だったんです。当時のわたし、子どもと病院が嫌いだったんですが。なぜか。笑
やっぱり、嫌うほど執着があって、嫌うほど真剣に向き合って、どう嫌ってもそこは人間にとって大切な分野だと思っていたんでしょう。教育と医療っていう分野が。
(今は嫌いじゃないです。子どもも、病院も。)

今でも教育のことはよく考えます。教育というか、子どもを取り巻く環境の

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つい読んでしまう文章とは?文章力はインプットとアウトプットの掛け算なのかもしれない説

つい読んでしまう文章とは?文章力はインプットとアウトプットの掛け算なのかもしれない説

昨日の続きで、うまいと思う文章を書く人にある秘訣がなにかを探ってみよう。

まず、僕が思う文章がうまい人をいくつかあげておく。

前提としてこのnoteの運用上で役立つヒントが欲しいので、SNSで発信している人であり、基本的には小説家やエッセイストというよりはもう少し目指しやすく親しみやすさを感じるコピーライターさんなどに狙いを絞っている。

ほぼ日の糸井重里さん

cakes連載のBarBoss

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目を養い、手を練れ

目を養い、手を練れ

常々ず〜っと思っていることなのだけれど、デザインのうまさと絵のうまさや表現技術のうまさは比例しない。

絵のうまさとは何か?の定義にもよるけれど、いわゆる細密描写やリアルな絵を描ける再現技術と、そこに個性を付加する表現技術は似ているけれど若干違う。

そこをはき違えると、いつまでたってもパッと見は上手な絵だけど心が動かないコピーを量産するだけになってしまう。

かたちをとれることは重要ではないデッ

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「10代の過ごし方」の重要さ

「10代の過ごし方」の重要さ

けんすうさんのこの記事、とても良いことを言っているとは思うのですが、「いろいろなものに手を出して、自分が何が得意なのか、何なら夢中になれるのか」を探すのに絶好な時期って、実は10代だ、と私は思います。

幸いなことに、私は高校が付属校だったため、無駄な受験勉強など一切せずに、映画を作ったり、硫酸を自宅で合成しようと試みたり、4色問題に真剣に取り組んだり、相対性理論を理解しようと本を読み漁ったり、自

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親以外の大人が、できることは?

親以外の大人が、できることは?

電車で、「お受験」らしき女の子とお母さんが私の前に立っていた。2人とも紺色のワンピース。お受験本に「お手本」として出てきそうな親子。女の子は電車移動にすっかり飽きてしまったようで、お母さんの裾を握りながら、ウネウネと体を動かしている。

それに気づいた、お母さん。
「○○ちゃん、そんなに落ち着きなくちゃダメよ。面接ではしっかりしてね!」
あぁ、どうやら本当にお受験本番のようだ。お母さんは緊張か

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愛情はきっと、隠し味くらいでちょうどいい。

愛情はきっと、隠し味くらいでちょうどいい。

先日、Twitterに流れてきたこの記事にずいぶん色々と考えさせられました。

何よりも、タイトルに大きな共感を覚えました。
「愛情」よりも「安心感」。娘と共に過ごしていたり、幼稚園の子ども達を見ていると本当にそう思います。

”愛情”という不確かな罠愛情って言葉ほど、不確かで曖昧でうつり気で、しかも主観的な言葉もない。1,000年も昔から読まれている数々の詩や歌も、その不確かさや曖昧さを表現した

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「自分らしさとはなにか」中高生と対話をしてみた。

「自分らしさとはなにか」中高生と対話をしてみた。

福岡県みやこ町で行われている「三四郎の学校」に参加してきた。ここは、中学生・高校生が、答えのない「問い」に向かって、話し合う対話の場だ。

毎回テーマが変わるんだけれど、今回は、「ワタシらしさと、アナタらしさと。」だった。ゲストは田崎智咲斗さん。性的マイノリティとして、ひとりの人間として「自分とはなにか?」に向き合ってきた田崎さんのお話を伺うことで、私たちはどう変容していくのだろう。

■対話の

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個性と普通とオヤゴコロ

個性と普通とオヤゴコロ

親になると、大概の人は我が子にいくつか願いを託す。

健康で元気に暮らしてほしい。
明るく誰からも好かれる人であってほしい。
好きなものや夢中になれるものをみつけてほしい。
苦労の少ない、順風満帆な人生であってほしい。

他の人にはない、その子だけの強みや特技、「個性」という名の武器を持ってほしいと望む。
ごく自然なことだ。

そのほうが人生が楽しくて、夢中になれるもの、この道だと確信できるも

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