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自分の性格を知る

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ほとばしらない

ほとばしらない

まだこれからやりたいことはそこそこある。今になっても、初めて知って関心を持つことも沢山ある。しかし、若い頃と何かが違うと感じていた。そこに、年に一度しか会わず4年間離れていた娘が帰って来て、しばらく一緒に時間を過ごすうちに、気づいたことがあった。

若い時には、小さな一つひとつのやってみたいこと、関心のあることについてもっと知りたいという気持ち、想う人に対する感情、すべてにおいて「ほとばしる」エネ

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「ニワトリのあたま」の話

「ニワトリのあたま」の話

最近まったく聞かなくなったが、私が子どもの頃、「エスカレーター式」だから楽ね!とよく言われた。エスカレーター式だから、というのは、私立の小中高大学と一貫校だから、ということで、受験が無いから受験勉強のための塾に通ったり、そのために他の習い事を途中で止めたりしなくて済む、とか、それほど勉強しなくても、そこそこの大学までそのまま進学出来て、ラッキーね、というような意味で使われていた。

確かに、水泳、

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なんでも楽しくやるということ

なんでも楽しくやるということ

夢を語る時間(ヒマ)がある人は、夢の実現からまだまだ遠く、夢の実現の最中にいる人は、とても忙しい、とつくづく感じる今日この頃。

これからのことを多いに語り合いましょう!というのは、20年前に沢山やっておいたので、それが今に繋がっているかどうかは別にして、今は、語っているヒマなどない、ただやるべきことをやりたいという気持ちに従うことにしている。

そんな中、気になることがあったので書き留めておく。

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継続は力なり?

継続は力なり?

小さい頃に母から繰り返しきいていた言葉、「継続は力なり」。水泳、ピアノ、習字、テニス、何を習っても特段上手くなることもなく、後から始めた人や年下の人にもどんどん抜かれていき、やる気などどこにもなく、でも止めたいと言い出すほどの理由も勇気もなく、一緒に通う友だちとのおしゃべりの時間、というくらいの気持ちですべて惰性で続けていた。

母は、いいのいいの、続けててごらん、やっていてよかった、と思う時がい

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~ Last Friday Night その2 ~

~ Last Friday Night その2 ~

※ 7年くらい前に書いていたことの記録(つづき)

こんな私的な過去の話を書こうと思ったのは、その時の気持ち、考えたこと、感じたことが、その後の私の人生に非常に大きな影響を与えているということを伝えたかったから。

15歳の私に訊ねれば、恥ずかしかったです、痛かったです、辛かったです、嫌でした、と答えるだろう。しかし、18歳の時には、あることに気付いていた。この嬉しくもなんともない、嫌でたまらなか

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~ Last Friday Night その1 ~

~ Last Friday Night その1 ~

※7年くらい前にFBで書いていたものが出て来た。ここに記録しておこうと思う。

最近、娘が聴き出したKaty Perry。Last Friday Night という曲で、彼女は「イケてない」女の子を演じている。その姿は、髪はぼうぼう、鼈甲色の大きなメガネ、暑苦しいスモークピンクのタートルニット、極め付きは、口から顔の外の飛び出している針金ワイヤー付の歯列矯正装具。確かに、超イケてない。

これ、私

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豹変す

豹変す

マレーシアで、Covid-19によるMovement Control Order「活動制限令」が発令されたのは、昨年の3月18日だった。あの日からちょうど1年。方向転換をせねば前進不可能ということを認めることにした。

愛猫3匹に「すぐに戻ってくるからね、お留守番お願いね」とギュッと抱きしめながら話しかけ、キャメロンハイランドの山の上の家に置いてきてから数えて、10カ月が経過した。その間ずっと、必

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実感

実感

いつかマレーシアで「一仕事」終えた暁には、日本の中をあちらこちらのんびりと旅してみたいと考えていた。しかし、コロナ禍が降ってわいて来て、一仕事も、その完了後という時代も、先延ばしになってしまった。と、考えると、このコロナの時間が、いつまで続くのかわからず、断続的にやってくる外出や移動の自粛期間に気を奪われているうちに、思考さえも停止するような、無駄な時間に思えてしまう。

留学先から帰国する娘を日

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「やる気」と「本気」の巻

「やる気」と「本気」の巻

「やればできるんだけどね」と言いながら、「やっていない」「やる気が無い」という時点で、「できない」「やる能力が無い」のと同じ、と高校時代に仲良しの友だちに言われたことがある。もっともだな、と思った。そして、自分がまさにソレだな、とも。何事も、できないなー、とは思わないものの、めんどくさいし、やらなくてもいいかな、という方を選ぶんだな、私は、と。

その高校時代から、じゃ、いつ本気出すんだ?今風に言

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私の背骨のはなし その9

私の背骨のはなし その9

最近は、肩が凝ったり腰が痛くなることもなかったが、久しぶりに、首にそっと触れるだけで痛いところがあることに気づいた。確かめるように首の骨に沿って触れていくと、左側が腫れているようにも感じた。こういうときは、すかさず目黒のおじいさん先生、ということになっていたが、今はもういらっしゃらない。ご長男とその息子さんが継いでいらっしゃるではないか、若先生のところへ行くべし。と思い立ち、お電話すると、急がない

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留学⇒客観視

留学⇒客観視

留学って、なんで留学というの?と思い続けて、早ン十年。そこに留まって学ぶ?なんとなく、わざわざ外に出て行って勉強してくるのにそぐわないな。と思いながら。自分の出身地から離れた場所・国にしばらく留まって勉強すること、なのだろうけれども。それはさておき、何のために留学するのか?

日本人目線で考えると、古くは、海によって地政学的に隔たれていて、外交や通商の扉が閉ざされていた先進国に優秀な人材を送り出し

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考える・感じるは3次元?

考える・感じるは3次元?

よく考えろ、と言われても、よく考えていない(ように見える)人がいる。よく考えてみたんだけどねー、と言いながら、大して考えなかったでしょう、というような考えを披歴してくれる人もいる。これ、単に嫌みで言っているのではなく、私から見ると、とか、誰か他の人から見ると、そう見える、ということだ。

もちろん自分でも、なんでもっと「ちゃんと」考えなかったんだろう、と思うことがある。そして、「考える」の場合の、

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昼間の歯ぎしり

昼間の歯ぎしり

昼間の歯ぎしりが止まらない。というより、止められない。寝ている間に口をあいていびきをかいていることはよくあるが、歯ぎしりを指摘されたことは、無かった。年齢とともに、元々弱かった歯や歯茎、歯根など、折れたり緩くなったり、何やかにやでここ数年、日本に帰国するたびに口元のお掃除と小さな治療を続けて来てはいた。その結果、なんとなく、歯並びすらも変わってきて、自分では普通に口を閉じているだけなのに、以前とは

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私の背骨のはなし その8

私の背骨のはなし その8

脊椎側彎症だとわかる以前から、運動はあまり得意ではなかった、と思う。運動神経が鈍い、という以前に、早生まれで、5歳までは一人っ子。のんびりしていたので、今となって考えてみると、人と競う雰囲気のスポーツにピンと来ていなかったということもあるかと思う。それにしても、幼稚園の運動会では、よーいドンの太鼓が鳴っても、スタートしてこないわが子を見つけて、走りなさーい!と念を送ったり、たらたらと走り出したと思

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