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変化こそ進化

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2021年10月の記事一覧

「確証バイアス」の使い方

「確証バイアス」の使い方

見たいものだけを見て、聞きたいものだけを聞くのは人間の特徴です。「確証バイアス」と呼ばれる心理は、「第一印象」にも表れます。最初に強い印象を受けると、それと一致しない情報は受け付けず、一致する情報だけを拾いとって過大評価する傾向は、割と長く続くと言われています。

私たちは「変化」に敏感です。いつもは7時に起きている人が、仕事や部活などで6時に起きなければいけない日、誰もが少なからずストレスを感じ

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あなたの「居場所」はどこにある?

あなたの「居場所」はどこにある?

子どもの貧困問題について学んでいると、頻繁に出てくるのは「居場所」というワード。SOSを出せる駆け込み寺のような、ふっと一息つきたくなるときに思いつく「あそこに行こう」と言える場所です。一緒に遊んだり、おやつや食事をとりながら、日常的な時間や生活を共にすることで、失われつつある「やる気」を取り戻すことができます。

「居場所」に焦点をあてると、私のような大人にだって、拠り所になるような場所が必要で

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とどまらず、絶えず自己を変革、超越する

とどまらず、絶えず自己を変革、超越する

「失敗の本質」

はなかなか読み進められなかった本ですが、メモを紐解くと気づきが多い。というか、読書のメモは絶対に取っておくべきで、さもなくば私のように記憶力が乏しい人は何もかも全て忘れてしまうという恐怖も感じました。

さて、著書にはこんな一節があります。

「足を靴に合わせる」ような教育方法が採用。ところが、海軍で聖典視された「海戦要務令」で指示されたことが、実際の戦闘場面で起きたことは、一度

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結果よりプロセスを重視する

結果よりプロセスを重視する

大学に合格したり、思い描いていた会社に就職できたり、サッカーの試合で活躍できたり、留学できたり。人は生きていると大小さまざまな「成功」を収めます。そのとき皆さんは、どんな感情を抱くでしょうか?

「自分はできる奴だ!」

私のようにすぐ勘違いをしてしまうタイプの人間は、どうしても「能力がある」と思ってしまいます。有頂天になって、みんなに自慢したくもなりますが、そのときも「俺ってすごいでしょ」的なニ

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「目標設定」によって今の行動を規定する

「目標設定」によって今の行動を規定する

アスリートのセカンドキャリアについて、とあるコンサルタントの方からお話をお聞きしました。「アスリートじゃないから私は関係ない」なんて最初は話半分だったのですが、どっこい私のような一般人だって同じじゃないか?と思うことが多々ありました。

そもそもなぜ、アスリートのセカンドキャリアが問題になるのか?スポーツ界に足を踏み入れてはや15年が過ぎましたが、15年前からすでに話題に出ていて、明確な答えが見い

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尊重するけど無関心という姿勢

尊重するけど無関心という姿勢

心理学で言われる認知の歪みのひとつに「過度の一般化」というものがあります。たったひとつかふたつの事例をもとにして、それを汎化して捉えてしまい、物事を見誤ってしまう例です。

「先生は私のことをまったく見てくれない」

そんな学生の感想は、いろんなところで聞こえてきそうです。ですが一対多の関係性で、すべての生徒を手厚く見守ることは物理的に不可能です。先生も生徒もすべからく、使える時間は1日24時間し

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内面は揺るぎなく、外面は柔軟に

内面は揺るぎなく、外面は柔軟に

買い物が意外と?好きな私。けっこうな時間をかけて事前調査をします。PinterestやInstagramでハッシュタグを目印に調べまくります。そしてお店にいって商品を手にとって、試着してようやく購入にいたります。割と時間を使ってしまうのが悩みの種。でも行き当たりばったりで、その時々の気分やノリで購入するとたいていうまくいきません。お金が潤沢にあればそれでもいいかもしれませんが、そうじゃない私は吟味

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「不安」な気持ちは使いよう

「不安」な気持ちは使いよう

脳の可塑性、という言葉があります。

脳を構成する神経とそのネットワークは固定したものではなく、脳には自分とその周辺の状況に応じて変化する能力があること。

コトバンクにはこう定義されています。脳は筋トレと同じく、鍛えれば強化されることが近年の研究で示唆され、カナダの心理学者、ドナルド・ヘッブが提唱した法則が特に有名です。

皆さんも不安になることはよくあると思います。人間なので当然といえば当然。

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本業がない働き方がリスクヘッジになる

本業がない働き方がリスクヘッジになる

最高のキャリアは、あらかじめ計画して手にできるものではない。

ピータードラッカー氏の言葉です。「予測の無価値化」という言葉も聞いたことがあります。社会がより不安定で不確実になるということは、「予測の価値」がどんどん減損することと同義。過去に蓄積した経験に依存し続けようとする人は早急に人材価値を減損させる一方で、新しい環境から柔軟に学び続ける人が価値を生み出すことになります。とりあえず試し、結果を

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日々の行動に組み込むべき「リカバリー法」

日々の行動に組み込むべき「リカバリー法」

今日はいつもとは違うスケジュール。朝のルーチンを多少崩しての行動開始でした。それが分かっていたので昨晩は早めに寝て、仕事に出るまでの短時間を有効に活用しよう。そんな計画を立てていました。

ところが元来の怠け癖が顔を出し、帰宅後、晩ごはんを食べてダラダラしてしまった昨晩。読まなくていい本を読んだり、スマホをみたり、結局いつもより寝る時間が遅くなってしまいました。人は目先の利益を過大評価して将来の利

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「すごい人」かつ「いい人」に

「すごい人」かつ「いい人」に

人は理屈では動かない。

Noteで何度も書いてきた、人間心理を的確についた言葉です。いくら正しいことを理路整然と並べられても、心が動かなければやる気になれません。筋トレをして食事をちゃんと摂ればやせることくらい、今どき小学生でもわかる理屈です。ですが、だからといってそれを実行できるかどうかは別次元の話。

やせた自分。やせて異性からモテている自分。学校で人気者になったり、仕事でちやほやされたり。

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私が「家事」を積極的に行う理由

私が「家事」を積極的に行う理由

週末は家族と過ごしていました。運動会で応援したり、お誕生日会をしたり、ランチを食べに行ったり、スーパー銭湯でゆっくりしたり。それなりに濃い2日間でした。もちろん朝活?的ないつものルーチンも欠かさず。ランニングと英会話、そしてnoteも休まずアップデートしています。

そしてもうひとつ自分に課していたこと。それは「家事」です。皿洗い、洗濯、風呂掃除。本当はトイレ掃除もしたかったのですが、最低限の家事

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コストをカットするか?販売価格を上げるか?

コストをカットするか?販売価格を上げるか?

記憶が定かではありませんが、著名な方がこんなことをおっしゃっていました。

原価が700円の商品を1000円で販売すると、利益は300円。経費削減をして原価を400円にすると利益は倍になります。一方、原価はそのままで、販売価格を1300円にしても、利益は倍増します。

経費を削減するか、販売価格を上げるか、という議論。いずれも利益は2倍になります。

日本人の給料が30年間上がっていない。そんなニ

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「制限」は、自由の価値を高める

「制限」は、自由の価値を高める

会社員時代、起床時間は5時でした。7時までトレーニングをして、オンライン英会話を受けてから出社というパターン。独立してからは起床時間を7時に設定。2時間遅らせて同じルーチンをこなすわけですが、これがなかなかうまくいきませんでした。

「独立」は「責任」と同義です。がんばるも、サボるも自分次第。朝起きる時間も自由です。要は「なんでもできる状態」ですが、これが問題の発端でした。

独立すると自由を手に

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