工藤哲(Tetsu Kudo)、写真屋さん

動画非対応の写真屋です。仕事にまつわるあれこれ、出会った人や試行錯誤の連続を書いていけ…

工藤哲(Tetsu Kudo)、写真屋さん

動画非対応の写真屋です。仕事にまつわるあれこれ、出会った人や試行錯誤の連続を書いていければと思います。たまにはいい話もとは考えていますが、自分でもわかりません、行き先が。どうぞ温かい目で見守ってやって下さい。

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自己紹介。周回遅れのおじさんカメラマン、noteをはじめてみる!

使い方が分からないまま、短い投稿を5本出してしまう暴挙。今更ながら自己紹介をさせていただきます。 目次の付け方もよくわかっていないので、短めに短めに。 1:note…

空席のベンチ

これがわたしの、

それぞれの願いとささやかな幸せ、どこかで誰かが頑張っている

これ改善してほしい、五輪までには無理でも

男性の読者さん限定になってしまうかもしれまんせが、お許しを。 以前から疑問というか、違和感があったことで、先日都内のデパートに行った時に、あらためて体感したこと…

季節をおしえてくれるもの#1

和服の女性とすれちがう 梅雨のあいまに、初夏を感じる きものには着ている人を美しく見せるだけでなく、季節を知らせてくれる不思議な魅力がある 浅草にて #404美術館

元に戻らない世界で、生き残りのボーダーは

東京の新宿で7月のオープンを目指して、イタリアの有名ジェラート店が準備を急いでいる。 同じく東京の恵比寿(えびす)という場所では、9月の開店を目標にNYの有名高級ス…

ものがたり、あれこれ

お気に入りの本をご紹介ついでに、こばなしを。 2冊ともにまだ読了前だが、なかなかの良書だったので。とはいえ、この本を買う方は一部のマニアか、文筆業者に限られるで…

で、お仕事何ですか?

初対面の人が集まる場でよくあるシーンだが、「お仕事、何をされているんですか?」が、会話の入り口になることも多いですよね、みなさんも。 私はわかりやすく、カメラマ…

サラリーマンエンジニアの夢

帰路の電車に揺られながら、彼がかつて勤めていたオフィスビルが見えた。今は移転していると思う。 かなり前に取材でお伺いした、世界一のIT企業、MS社の日本法人。 その…

ナゾの集団を近所で見つける、の巻

朝の散歩に出ると、時折謎のオーラに包まれた一団を見かける。 面白いを通り越して、別の次元に突入している人たちなのだ。 若い劇団員に度胸を付けさせるためのものか、…

「残りの上映時間」、ある映画人への回想

インタビューの半ばで、その老紳士は突然怒鳴った。 「君たちの1時間と僕の1時間は価値が違うんだよ!」 聞き手の愚問だったのか、撮影担当の自分の粗相かは分からなか…

童謡をパクってみる

「そーよ、かあさんも、な〜がいのよ〜♪」。 東京渋谷区にある明治神宮。 ここの参道をお掃除されている方の、ほうきがオリジナルだった件。 柄の部分は住宅の2階にも…

雨が降ってわかること

日本の左官技術が高いことは、ご存知の方も多いはず。 自動化が難しい作業のひとつだが、出会ったこの職人さんもすごかった。 乾燥も終わった数日後に、雨が。 床に落ち…

夕刻のお散歩と占い女子

一日中PCの前で作業をして、あまりにSiriが痛くなったので散歩に出てみた。(尻へ訂正、さすがMacBook Pro)。 目的地は青山ブックセンター。 店内を歩きながら、雑誌や…

自己紹介。周回遅れのおじさんカメラマン、noteをはじめてみる!

自己紹介。周回遅れのおじさんカメラマン、noteをはじめてみる!

使い方が分からないまま、短い投稿を5本出してしまう暴挙。今更ながら自己紹介をさせていただきます。

目次の付け方もよくわかっていないので、短めに短めに。

1:noteを始めたきっかけ

 静止画のカメラマン、工藤 哲(くどう てつ)と申します。九州の福岡市にある私立大学の経済学部を出て、そのまま写真の仕事を続けています。

 スマホやタブレットで撮られる写真の数が、カメラで撮られるその数を超えて

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これ改善してほしい、五輪までには無理でも

これ改善してほしい、五輪までには無理でも

男性の読者さん限定になってしまうかもしれまんせが、お許しを。

以前から疑問というか、違和感があったことで、先日都内のデパートに行った時に、あらためて体感したことです。

男性のトイレのお掃除をされている担当者さんが、結構な割合で女性だということ。

担当者さんはしっかりとお仕事をされているし、おかけでいつも清潔な状態を保っていただいているので、業務の能力や内容に対する文句では決してないのです。

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季節をおしえてくれるもの#1

季節をおしえてくれるもの#1

和服の女性とすれちがう

梅雨のあいまに、初夏を感じる

きものには着ている人を美しく見せるだけでなく、季節を知らせてくれる不思議な魅力がある

浅草にて
#404美術館

元に戻らない世界で、生き残りのボーダーは

元に戻らない世界で、生き残りのボーダーは

東京の新宿で7月のオープンを目指して、イタリアの有名ジェラート店が準備を急いでいる。

同じく東京の恵比寿(えびす)という場所では、9月の開店を目標にNYの有名高級ステーキハウスが店舗の開発とプロモーションを本格的に始めていると、グルメな友人から聞いた。

元気な海外勢は既に長いトンネルを抜け出したかのごとく、人もサービスも国境を超えて動き始めている。さあ、チャンスだと。

かたや、近隣の町を歩く

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ものがたり、あれこれ

ものがたり、あれこれ

お気に入りの本をご紹介ついでに、こばなしを。

2冊ともにまだ読了前だが、なかなかの良書だったので。とはいえ、この本を買う方は一部のマニアか、文筆業者に限られるでしょうが、そこはお許しを。また、下手な解説よりも、Amazonレビューを見て頂くとして、重ねてお許しを。

近頃、映画やドラマを見ても、小説もしばしば、最初の設定でつまずいてしまう。

ストーリーが破綻している訳ではないのだが、まず「魔法

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で、お仕事何ですか?

で、お仕事何ですか?

初対面の人が集まる場でよくあるシーンだが、「お仕事、何をされているんですか?」が、会話の入り口になることも多いですよね、みなさんも。

私はわかりやすく、カメラマンですと答えるようにしているが、これって正解かなと、自身の返答に後になって??が付くことしばしば。

同業者でも色々。

無名で、これといった仕事もしていない若者が堂々と、写真家ですと名乗るのを聞けば、おっちょこちょいなヤツだなと思いつつ

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サラリーマンエンジニアの夢

サラリーマンエンジニアの夢

帰路の電車に揺られながら、彼がかつて勤めていたオフィスビルが見えた。今は移転していると思う。

かなり前に取材でお伺いした、世界一のIT企業、MS社の日本法人。

その人は、自動翻訳を開発するチームのメンバーのひとりだった。

インタビューの内容は専門用語の連続で、撮影で同行していた自分には先端分野の知識は乏しく、非常に難解に感じられた。私はなかば、内容を理解すことを諦めていた。

話も終わり、最

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ナゾの集団を近所で見つける、の巻

ナゾの集団を近所で見つける、の巻

朝の散歩に出ると、時折謎のオーラに包まれた一団を見かける。

面白いを通り越して、別の次元に突入している人たちなのだ。

若い劇団員に度胸を付けさせるためのものか、いや、どこかのブラック企業の社員研修に違いない。きっとブラックだ!

好奇心に駆られ、数日の張り込みをした後に、思い切ってインタビュー?してみた。

渋谷区の代々木、千駄ヶ谷、神宮前を中心に(港区青山も一部)活動している、至って真面目な

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「残りの上映時間」、ある映画人への回想

「残りの上映時間」、ある映画人への回想

インタビューの半ばで、その老紳士は突然怒鳴った。

「君たちの1時間と僕の1時間は価値が違うんだよ!」

聞き手の愚問だったのか、撮影担当の自分の粗相かは分からなかった。分からいけど、仕事が残っている。無理矢理に自分に解釈を与えた。

高名な人物が自分の立場が上だと誇示しているのか?有名人のただの気まぐれなのか?その程度にしか考えないようにした。

しかし、彼は「さっきは大きな声を出してごめんなさ

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童謡をパクってみる

童謡をパクってみる

「そーよ、かあさんも、な〜がいのよ〜♪」。

東京渋谷区にある明治神宮。

ここの参道をお掃除されている方の、ほうきがオリジナルだった件。

柄の部分は住宅の2階にも届きそうな長さ、先端は絶妙に枝の本数を減らしている。

このアイディアで、石はそのまま、落ち葉だけを集めるお手製のすぐれもの。

長さもよく考えられていて、道の端に立って掃くと、参道中央にゴミと落ち葉が集まる仕組み。

創意工夫、経験

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雨が降ってわかること

雨が降ってわかること

日本の左官技術が高いことは、ご存知の方も多いはず。

自動化が難しい作業のひとつだが、出会ったこの職人さんもすごかった。

乾燥も終わった数日後に、雨が。

床に落ちた無数の雨粒は小さな流れを作りはじめ、やがて静かに左右の側溝に落ちてゆく。

歩いただけでは決してわからない、緩やかなカーブを手の感覚で作っていた。

「スゴイですね」と言いたくて、彼をあちこち探しても見つからない。やっと捕まえたお仲

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夕刻のお散歩と占い女子

夕刻のお散歩と占い女子

一日中PCの前で作業をして、あまりにSiriが痛くなったので散歩に出てみた。(尻へ訂正、さすがMacBook Pro)。

目的地は青山ブックセンター。

店内を歩きながら、雑誌や新刊本などを眺めていたのだが、本以上に目が止まるものがあった。

占いコーナーの棚で、真剣かつ思い詰めた表情で立ち読みするスーツ姿の女性。マスクはしていたが、明らかに美形のたたずまい。

なんぞ、恋の悩みか、仕事に行き詰

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