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2024年6月の記事一覧
第10回W選考委員版「小説でもどうぞ」 千早茜さんインタビュー
第10回W選考委員版「小説でもどうぞ」の募集がスタート!
ゲスト選考委員は直木賞作家で、新刊『グリフィスの傷』が話題の千早茜さんです。また、季刊公募ガイド夏号(2024/7/9発売)では、千早茜さんのインタビューを掲載しますが、ここではこのインタビューの別バージョンをお送りします。応募前にぜひとも熟読ください。作家志望者必読の内容になっています。
テーマを象徴するモノが見つからないと書けない―
【キャラづくりが設定になってない?】人間性が見える表現を重ねて初めてキャラは活きてくる(2012年9月号特集)
※本記事は2012年9月号に掲載した大沢在昌先生のインタビュー記事です。
「小説 野性時代」(角川書店)連載中から大きな話題を呼んでいた小説講座が、単行本になって大好評発売中の大沢さん。ミステリーを含む「売れる小説」を書くための技術について、お話を聞いてみた。
できる人が、さらに努力を重ねて到達する世界――小説講座を始めてみようと思われたのは、どんな理由からですか。
月刊の小説連載の仕
【インプットもアウトプットも大量に】本気で作家を目指す人に必要な行動とは(2012年12月号特集)
※本記事は2012年12月号に掲載した山本甲士先生のインタビュー記事です。
文学賞の選評は宝の山――作家を志したのはいつでしょうか。
また、それにはどんなきっかけがあったのでしょうか。
地方公務員として仕事を始めて三年目ぐらい(91年頃)に、仕事兼用でワープロを購入したことが直接のきっかけでした。
せっかくワープロがあるので、趣味で読んでいたミステリーを自分も書いてみようかなという、割と
「1冊から印刷できる!」オススメ同人誌印刷所さんまとめ
下のような呟きをしたところ結構反応があったので、
「1冊から印刷できる」同人誌印刷所さんを集めてみました。
クリアorマットPP加工が標準仕様が嬉しい「ポプルス」さん表紙カラー&本文モノクロの「スタンダードセット」も、表紙&本文カラーの「本文フルカラーの本」も、セットは全て1冊から注文できる印刷所さんです。
少部数×多ページの本を作りたい人にはピッタリ。
一番標準的な「スタンダードセット」では
【推敲の極意は「削る」ことにある】推敲のスケジュールと最後にチェックしたいこと(2017年11月号特集)
推敲というと、最後にざっとー読することと思っている人も。もちろん、誤字脱字も修正するが、細部も含めて徹底的に再考していくのが本来の推敲だ。
200枚の作品なら最初は220枚書く 最初に原稿が書き上がったら、しばらく寝かす。期間は好き好きだが、できれば1か月欲しい。その間、原稿は一切見ない。
1か月後、推敲に入り、少なくとも3 回は修正する。
1回目。「要するに何が言いたい?」と自問しな
【独りよがりではつまらない】「面白い」と「面白くない」の境界を探る(2012年11月号特集)
※本記事は2012年11月号の柏田道夫先生インタビュー記事を掲載しています。
説明が多いとつまらない――まず、おもしろくない書き方の特徴についてお伺いしたいと思います。
説明が多いとつまらないですよね。人物をうまく動かして、物語を追うほどに何をしているのかが観客、読者に伝わるのが理想的なんです。物語の背景だったり、情報的なことだったりというのは説明しなくてはいけませんが、いかに説明を説明と感
【夕焼けがきれいという人には美しい作品は作れない】作品の中で自分の感性を開放するためには(2015年1月号特集)
公募ガイド2015年1月号掲載 穂村弘さんインタビュー一度もマンガを読んだことのない人は『ジョジョの奇妙な冒険』が読めない。でも、われわれは読める。短歌も同じです。
――短歌をはじめたきっかけについて教えてください。
大学生のとき、図書館で短歌雑誌のバックナンバーをみつけたんです。ちょうど短歌が、百人一首のような何とかなりけりといった文語調から、現代風の言葉に切り替わるぎりぎりの時期だった
【作家には「絶対文感」がある?】小説家になれる人はここが違う!(2014年1月号特集)
※本記事は公募ガイド2014年1月号に掲載した阿刀田高先生のインタビューを再掲載したものです。
自分しか書けないものを模索――国会図書館で司書をされていたときに、ライターをされていた?
友人が出版関係で働いていたこともあり、小遣い稼ぎのために雑文書きをしていたんです。ちょうど様々なPR誌が盛んになった頃で、広告案、翻訳、アンカーなど、字を書いてお金もらえる仕事なら何でもやりましたね。
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ホラー小説の書き方とは。織守きょうやさん×背筋さん×梨さん #創作大賞2024
創作大賞2024で、新設されたホラー小説部門。挑戦したいけど、いまいち書き方がわからない……と、思っている方はいませんか?
今回はいま活躍中のホラー作家3名をゲストにお招きし、「ホラー小説の書き方」についてうかがうトークイベントを開催しました。ゲストは織守きょうやさん、背筋さん、梨さん。それぞれのホラー観やキャラクターのつくり方について、くわしくお話しいただきました。
ホラーは非常に懐が深いジ
【なぜ「小説」という表現を選ぶのか】小説にしかできない表現を考える(2023年10月号特集)
文字ならではの表現 小説という手法を選んだ以上、小説でしかできない表現、小説ならではの表現をしたいものですが、では、小説ではどんなことができるでしょうか。
読者の想像に委ねられる。
心理が直接書ける。
あとで「ない」と書ける。
映像の強みは、なんといっても現物を指し示せることで、画面にりんごが出てくれば、それを見る人の脳に寸分違わずりんごの絵が再生されます。
一方、「りんご」という文字
【有名な短歌にもパターンがある】情景が浮かぶ短歌を詠むためのパターンとレトリック(2017年5月号特集)
1:上の句と下の句の組み合わせの3つのパターン景→心:清水へ祇園をよぎる桜月夜→こよひ逢ふ人みなうつくしき(与謝野晶子)
初心者には意外と長く感じられる五七五七七。心にあふれた詩情なり、おや! と思った心の動きなどを歌にしようとして、どこからどう書けばいいのか戸惑ったりします。
そんなときは、とりあえず目の前の情景を五七五でスケッチしましょう。スケッチ、つまり写生です。
作例として出し
海堂尊「ジェネラル・ルージュの凱旋」「ジェネラル・ルージュの伝説」
海堂尊「ジェネラル・ルージュの凱旋」「ジェネラル・ルージュの伝説」読了。
儲からない救急医療で悪戦苦闘する外科医の、倫理について。
「ナイチンゲールの沈黙」の裏で同時並行で起こっていた話なので、場面が被るところがある。
「…伝説」の方に、著者のデビュー時の話や創作秘話があるのですが、架空の小説世界を作り込むこと(虚数空間の統一…!)は当初から「差別化になる」と意識していたそう。
さらに、「
【経験はそれだけで価値がある!】あなたの体験を価値ある作品に昇華する方法(2017年10月号特集)
ここでは1つの体験から、川柳、エッセイ、小説にする方法を考えていく。
そんなことあったな…という記憶がよみがえる例えば…
「似顔絵」というテーマを与えられて、そこから連想される出来事をあれこれ考えていたら、遠い昔、子どもが幼稚園で似顔絵を描かされ、そのとき、妻の似顔絵に角をはやしてしまったことを思い出した。
川柳にするなら…
川柳にする場合は、まず出来事のどこに焦点を当てるかを考える。川