クローズド・サークルなミステリー本

クローズド・サークルなミステリー本

お読みいただきありがとうございます。 10月27日から11月9日は読書週間です。 秋の夜長に読書を。 独断と偏見で選んだ本を紹介していきます。 実は昔、クローズド・サークルの小説が好きで、よく読んでいました。 外界から遮断された場所、絶海の孤島、外界から離れた屋敷、吹雪の山荘・・・そこで次々起きる怪事件。 手毬唄や童謡、詩になぞらえて一人また一人と・・・などの流れがくると 読む手が止まらなくなるのであります。 それでは、クローズド・サークルミステリー本を紹介しよう。(語

小説【束縛】act.4 秘密の文通編7(まるであしながおじさん)

小説【束縛】act.4 秘密の文通編7(まるであしながおじさん)

中学生編のテーマは「あしながおじさん」 「父ちゃん、誰かに殺されたんだと思う」 結婚十年目の夫婦関係は冷え切っていた。それでもあやめが夫との生活を維持するのにはある理由があった。夫と二人で父親の葬儀に向かう新幹線の中、弟からの電話であやめは過去を遡っていく。 ←前の話 目次 次の話→ 小説【束縛】秘密の文通編7 「素敵! まるで『あしながおじさん』みたい」 日が暮れかけた六月の空の下、住宅と林に囲まれた通学路を歩きながらの帰り道、麻衣子が言った。 目を輝かせて話すそ

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おれたちの歌をうたえ 呉 勝浩 文藝春秋

おれたちの歌をうたえ 呉 勝浩 文藝春秋

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版画展とミステリー展を堪能しました。
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版画展とミステリー展を堪能しました。

お昼でも冷たい風がスースー通る季節になってしまいました、秋はどこに逃げちゃったんでしょう…。 さて、10月21日、山梨県立美術館と文学館におじゃましてきました! 山梨県立美術館では『新版画 -笠松紫浪を中心に-』という版画の展示が行われていました(10月24日まででした)。 並んでいる作品は「本当に版画なの!?」というくらい繊細で、思わず鼻がつくくらい見入ってしまうものばかりでした。 こちら、『〇〇な女』シリーズ。 女性の色っぽい表情の瞬間を繊細に捉えられていて素敵

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溜まっていくもの

溜まっていくもの

かなりつらい状態で、全然noteを開けませんでした・・・ 息もできないくらいぐったりしていたんですが、 やっとちょっと動けるようになりました。 どんどん溜まりますね。 吐き出さないと、どんどん溜まりますね。 溜まっていくのはヘドロなんですが、 それをヘドロのまま吐き出すんじゃなく、 ヘドロを利用して、 何かを作ろうと思います(笑) また少しずつ小説を書きます。 ちょっとでも読んでもらえたら嬉しいです。

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子供からオススメされた小説

子供からオススメされた小説

もう何十年も前の話になるけれど、私が高校1年生の時に友達から「これ、面白いから読んで!」と半ば強引に手渡された貴志祐介さんの黒い家。 私はそれまで小説より漫画派で稲中卓球部を読んでいた頃。w 渋々読み始めた私だったけど、小説ってこんなに面白いの?!と驚くぐらい保険金殺人がリアルに描かれていて、文字だけなのに背景や登場人物まで勝手に頭の中で完成しているのだから衝撃でした。 そこから貴志祐介さんを筆頭に東野圭吾さん、宮部みゆきさん、湊かなえさん、横山秀夫さん、松本清張さんなど

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小説【束縛】act.4 秘密の文通編6(2度目の手紙)

小説【束縛】act.4 秘密の文通編6(2度目の手紙)

中学生編のテーマは「あしながおじさん」 「父ちゃん、誰かに殺されたんだと思う」 結婚十年目の夫婦関係は冷え切っていた。それでもあやめが夫との生活を維持するのにはある理由があった。夫と二人で父親の葬儀に向かう新幹線の中、弟からの電話であやめは過去を遡っていく。 ←前の話 目次 次の話→ 小説【束縛】秘密の文通編6 ************ 相田幸助様 お返事ありがとうございます。もらえると思っていなかったのでとてもうれしいです。 この間の手紙では書きませんでしたが、じ

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小林由香「まだ人を殺していません」

小林由香「まだ人を殺していません」

秋は読書です。ただ暇だからと言う理由は決して延べたくない、AYAMIYA45です。今日も元気です。今回も東野圭吾さん好きのミステリー好きな人にお勧め本を紹介します。 小林由香さんは、言わずと知れた「ジャッジメント」で鮮烈デビューをされたミステリー作家さんです。この「ジャッジメント」は短編小説なので、本を読むのが得意でない方でもスラスラと読めてしまいます。しかしながら内容としては結構重いです。小林さんの作品は、子供のいじめ、虐待、等をベースに話が進むケースが多く、そこに近未来

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小説『死神さんの自殺用品店』二章 疲れた者 第二十三話

小説『死神さんの自殺用品店』二章 疲れた者 第二十三話

あらすじ 〇月×日。私は自殺した。 はずだったのに、私が目覚めたのは、アンティークショップのような小洒落たお店の中だった。 「ようこそ。自殺用品店、スーサイドへ」 そう言って迎えてくれたのは、黒いローブを着た美人の女性、死神さん。 自殺者の動機を聞くことで、より良い死を提供することを生業にする死神さんは、自身が仕立てた特別な自殺用品を自殺者に提供してくれる。 しかしそれを得るためには、嘘偽りなく、正直に自分のことを話さなくてはならない。 「あなたはウソをついていますね」 死神

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小説【束縛】act.4 秘密の文通編5(初恋の記憶)

小説【束縛】act.4 秘密の文通編5(初恋の記憶)

中学生編のテーマは「あしながおじさん」 「父ちゃん、誰かに殺されたんだと思う」 結婚十年目の夫婦関係は冷え切っていた。それでもあやめが夫との生活を維持するのにはある理由があった。夫と二人で父親の葬儀に向かう新幹線の中、弟からの電話であやめは過去を遡っていく。 ←前の話 目次 次の話→ 小説【束縛】秘密の文通編5 下の階の、引っ越してしまった大久保さんのことを彼は「おば」と言っていた。だから大久保さんの親戚であることは確かだろう。 何度も大久保さんに聞いてみようと思った

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