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不登校にお悩みの方へ

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不登校に関する記事をまとめています。不登校って悪いこと?いや、全然違います。まず、読んでみてくださいね♪
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#子ども

波に乗れる子を育てるには

波に乗れる子を育てるには

 なんだか、子どもたちが毎日呪文を浴びせられている気がしてならない。

「もっとできるはず」
「お前ならこの学校に行ける」
「一体どうしたの」
「すぐ楽な方ばかりいっちゃうから」
「ちゃんと本も読まないと」

 言葉だけ見ると当然のアドバイスの様にも捉えられるし、激励の様にも見える。でも比べられ、過度にけなされ励まされする中で子どもたちの思考はストップして自分の価値はこの程度、って決めてしまう。う

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大人の影響力は不要

大人の影響力は不要

 私は先生だけど、子どもたちの様子を眺めていることが多い。でも、これは誰にでも許されることではなくて、私の場合は自分が責任を持って管理している場所だから、出来ていることなのかも知れない。

 実際日本で教育を受けていると「大人がなんとかしなくちゃ」って気になってしまうし、「徹底的に管理しなさい」と言う先輩教育者もいる。それに囚われたら、子どもたちの一挙手一投足を管理したくなる。管理出来ちゃうから、

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勉強アレルギー

勉強アレルギー

 私は結構な子どもの頃から、かれこれ40年以上酷い花粉症持ちだ。
そしてこの40年以上ずっと周りの人が私に「これ、食べてみたら」「あれ、いいらしいよ」「あそこの病院が効くらしい」…とアドバイスをくれた。若い内はそうかそうか、といろいろな食べ物や薬を試したり、遠くの病院に行ってみたりしていたけれど。ある日ふと気付いた。

誰かに合う方法が必ずしも自分に合うわけではない、と。

 それからはアドバイス

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たとえ話

たとえ話

 私はたとえ話が好きだ。
自分自身が考える時に、もっと噛み砕いて考えたいとたとえ話をよく作るから。だからかな。私はいつも自分の中に3歳児を抱えていて。
「どうして?」「なんで?」がいつも心の中を占領してる。
だからだろうね。

 それが自分が育児をする時、そして今の仕事に大いに役立つなんて、誰が想像したでしょう?
本当に役立ってる。そして相変わらず私の中にいる3歳児にも、もちろん。

 めちゃくち

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評価地獄の住人たち

評価地獄の住人たち

やり方が強引な方、圧力に頼る方を見ていると、自信がない方が多い。だからこそ、余計に人を寄せ付けない厳しさや説得力のない圧力になって、人を遠ざける。

教育者を追い詰めると、危険。
子どもたちに寄り添うどころか、力任せに動かす方を選んでしまう。そこで育つ子どもたちは苦しそうだ。

まずは大人が周りからの評価から距離を置かないと、自分の評価で潰れてしまう。

特に先生、特に親。

自分がうまくやってい

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相手によって変わる敬意

相手によって変わる敬意

 ALTが言っていたけれど、教育委員会の訪問や、研究授業の見学等、教室に授業の見学に入る時は、アメリカでは最初に先生が「今日はこの先生がこういう事情で入られます」って生徒に紹介して本人もきちんと挨拶するんだって。

 黙って授業中にゾロゾロ入ってくる日本の状況、不思議だって。誰かも知らされず観られるだけ。自分自身は慣れてしまっていたから気づかなかったけれど、言われてみたら改めてこの状況自体、表して

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「ごんぎつね」を忘れない

「ごんぎつね」を忘れない

 子どもの頃、勝手に人のことを決めつけて叱る大人が嫌いだった。そんなつもりない、って子どもの立場では言えない関係性を作っておいて、頭ごなしに叱る。とんでもない話。

 しかし大人になってみて、その大人の事情もわかる様になってしまった。大人としての責任を背負い過ぎている時こそ、その状況に陥りがちだ。大人を背負い過ぎている人は、子どもからバカにされないか、なめられないか。いつもドキドキしてる。そして、

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夏休み明けのSOS

夏休み明けのSOS

毎年この時期にニュースのトップに上がってくる言葉。

「辛さの度合いがわからない」とよくご相談があるけれど。子どもそれぞれ。一概にこの期間があればこうしてこうして...というものはない。だから一緒に確認していくもの。心は揺れるものだから、1+1=2では測れない。

大事なのは、どんな自分でも世界に一人でもただ味方になってくれる人がいること。安心感は全てのベース。子どもが心身いずれも不安や違和感を覚

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管理慣れ

管理慣れ

「夢」を持たせよう、語らせよう、という角度からの教育を見ながら、なんとなくモヤッとしていた。

夢って「持て」って言われて持てるもの?
優しさって「優しくなれ」って言って得られるもの?

「こうすべき」「するのが普通」ってが溢れ過ぎて、子どもたちは夢を語る時も大人に尋ねてくる。

小学校英語で将来の夢のスピーチを作る時

「先生、夢はこれでも良いですか」
「は?!」

誰かに認められて初めて自分の

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「なんで?」の正しい使い方

「なんで?」の正しい使い方

 私の英語教室では、まず英語のマインドをゆーっくり一緒に体感していく。全員が小学校に入ったばかりの1年生のクラス。学校に馴染んでいけばいく程、「みんな一緒がいい」という価値観を学んでいく。
それはそれで良い。

 でも週に一度の50分、この場所では「みんな違ってみんな良い」を本気で体感する。

私:Do you like rabbits?
Students: Yes, I do. / No, I

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物申す〜たまりかねて〜

物申す〜たまりかねて〜

 近隣の小学校の宿題がめちゃくちゃ増えました。少なくとも自分の頃とは格段に、でも数年前の我が子の時より更に。

それも中学準備らしい。

 生徒が嘆いていたので、「自分で先生に言って、無理だったらおうちの方に学校と相談してもらいなさい」と言いました。

 小学生は遊ばなきゃ。

いつ遊ぶの?準備で大事な遊ぶ時間削るって?

 その中学、我が子が通っていましたが、宿題があまりに多い上に、子どもたちは

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子どもを伸ばす親の行動

子どもを伸ばす親の行動

 私は英語教室を運営しながら小学校の英語指導、親子えいごサークルを企画して日々多くの子どもたちとコミュニケーションをしています。そこで見える子どもたちの姿、そして保護者の方から寄せられるお悩みや不安を通じて今子どもたちに必要な環境は何かを考えています。

 毎朝子育て関連や教育関連の記事や本を読むのが日課になっていますが、その中でも今朝見つけた記事に心が大きく動かされたのでこちらにシェアさせていた

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さよならの前に

ずっと昔ふとテレビで見たインタビューで、お子さんを突然亡くされた方のインタビューがあった。

「こんなに早くお別れがくるなら、もっと優しくしておけば良かった」

その言葉が今も頭から離れない。
また、海外の友人が送ってくれた詩の中にあった言葉もとても好きで、ずっと心に留めている。

「大好きな人と分かれる時は、一番の笑顔で。それがその人との最後になるかも知れないのだから」

我が子に八つ当たり。売

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