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好きな記事、好きな小説、好きな文体

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個人的に好きな記事や小説や文体。個人的に注目している書き手、活動。
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#写真

コーヒーの起源「エチオピア」。美味しさのわけとコーヒーができるまで。

コーヒーの起源「エチオピア」。美味しさのわけとコーヒーができるまで。

こんにちは。川野優馬です。

前回の投稿から少し間が空いてしまいました。エチオピアに行っていました。

そこで見てきた様子、あまり知られないエチオピアでコーヒーが作られるまでをご紹介したいと思います。

コーヒーの起源コーヒーがもともとあった場所、エチオピア。奇しくも人類もエチオピアで誕生したとも言われています。

4000m級の山々が多く、アフリカの中でも圧倒的に標高が高い国です。

コーヒーの

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娘の弁当作ってました。       高校三年の秋

娘の弁当作ってました。       高校三年の秋

高校行かない娘、根性は、ある。たまに行くその学校で絵は描いているらしい。夏休み終わっても始業式にも行かない。もう後半年なんとか出席で卒業、でも行かない。お父さん弁当は作るで。

どや、オムライスやで。明日はどうするんや。

モッツァレラ入れといたぞ。

娘の担任の先生電話くれる、今のままで来年卒業出来るには奇跡が起こるしかないと言う。先生も辛い。

行ったんか、良かったか?

頑張るね、無理するな

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息子の自炊に鹿が出てくる(鹿が出る編)

息子の自炊に鹿が出てくる(鹿が出る編)

大学2年生になった長男・J男。一人暮らしも2年目となり、自炊に拍車がかかっている。

最近J男の自炊に「鹿肉」という単語がよく出る。

鹿肉?

真相を確かめるためJ男に電話取材を試みた。
※文中では息子をJ男(自炊なので)とします。

・・・・・・・・・・・・・・

憧れの自給自足生活今年3月のこと。
大学の同級生SくんがJ男に新鮮な鹿肉を譲ってくれた。
なぜ鹿の肉を? 

京都から35キロ離れ

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「あー、これを食べるときが一番幸せ」

「あー、これを食べるときが一番幸せ」

今一番好きな食べ物を聞かれたら、たまご焼きと答える。
それも卵2つに醤油だけで味を付け、少し多いかなと思うくらいの油を熱したところへジュッと一気に入れたら箸で大きく混ぜて、なんとなく形作っただけの適当なのが一番で、自分にとっておいしければそれでいいもの、それが好きな食べ物かなと思う。

これまで直に接した中で最も尊敬する料理人の1人に、料理屋での修行を一度も経験せず、本からの知識と自ら歩いて得た体

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大切なひとをうまく撮れないと思っているひとへ

大切なひとをうまく撮れないと思っているひとへ

妻を撮った写真を妻に見せたとき、ほかのひとはきれいに撮れるのに、わたしだけ何故こんなに無防備な瞬間を撮るのかと問われることがあり、それについて、たとえば、赤ちゃんはどの瞬間もかわいいではないか、僕はあなたのすべての瞬間をよいと思っているが、今日撮ったなかでは、この写真は自然な感じがしたし、この表情が好きなんだ、というようなことを伝えたところ、妻はやれやれ…というような顔をしていた。

きれいな写真

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自分のルーツとタール砂漠の眠れぬ夜

自分のルーツとタール砂漠の眠れぬ夜

【海外写真放浪記】 INDIA 12  ジャイサルメール

ツアーのジープは宿の前で僕だけを載せ走り始める。どうやらこのツアーには僕しか申し込まなかった様だ。

街の郊外はすぐに砂漠になっているが、想像している砂漠とは違い岩交じりの荒野が広がっている。

この一帯には野良ラクダが居て道路に堂々と横たわったりしているのでスピードを出しすぎるとかなり危険だ。

車を1時間程走らせ、見渡す限り何も無くな

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旅という見かたを変えた、今年の夏休みとは|# K5

旅という見かたを変えた、今年の夏休みとは|# K5

今年の夏休み、
日本橋にあるホテルK5に宿泊した時の思い出について。



「なんで、東京に住んでいるのに、わざわざ東京のホテルに泊まるの?」

去年の夏休みとなんら変わらない、いつもの夏休みだったら、こう答えていたであろう夫も、今年の夏だけはちょっと事情が違う。

なんてったって今年は、
夏休みだとはいえ東京から旅行などで県外に出ることに対して、
人からあまり良い顔はされないのだから。
そんな

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写真展「どこまでも」 16年続けた中での小さな気づき①

写真展「どこまでも」 16年続けた中での小さな気づき①

残念ながら今年の写真展は中止になったけど、
本来なら写真展の期間中なので、写真について書いてみようと思う。

これまでの写真展の振り返りと小さな気づきについて。

ぼくが写真を撮るようになったのは、写真展をやることになったからだ。
写真展をやることが決まって、初めてちゃんとしたカメラを買った。

それで始めた写真展、1回目は2004年6月だった。

「どこまでも1」(2004年)

最初の写真展は

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砂男さま、登場。

砂男さま、登場。

noteを始めて2ヶ月が経過した。
とにかく最初はある程度のクオリティを保ちながら、2日に1度は書くことを目標にした。

書き終えると、当然のことながら記事の反応が気になり、3分に1度のペースでチェックし、反応がないと溜息を漏らした。
自分の記事が少ないことが恥ずかしくて、書いては予約投稿、書いては予約投稿を繰り返し、明日が来るのを待ちわびた。

少しずつコメントがつき始め、皆さまの記事を読める余

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すべてさびしさと悲傷とを焚いてひとは透明な軌道をすすむ

すべてさびしさと悲傷とを焚いてひとは透明な軌道をすすむ

常に金欠な俺がそれでも何処かへ逃れようとして縋り付くのは、いつも一番安い便の一番安い席だった。ヨーロッパ周辺の航空券を注意深く探すと、稀に貧乏学生でも手の届きそうな価格のものが見つかるのだが、そのほとんどは深夜か早朝の発着便であるため、俺にとって旅の始まりは気怠い体と半分閉じた目とセットで記録されているものなのだ。

何処にも行けなくなって久しい。3月にイギリスから日本へ帰って来てから国を跨ぐ移動

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西荻を愛してやまない西荻スーパーラバー俺龍が、もっとみんなに広めたい「俺龍的西荻名店録」シリーズ。vol.3

西荻を愛してやまない西荻スーパーラバー俺龍が、もっとみんなに広めたい「俺龍的西荻名店録」シリーズ。vol.3

久しぶりに西荻に帰ってまいりました!私!(ここのところ阿佐ヶ谷にお邪魔する機会が多かったので…)

少し間が開いてしまいましたが、俺龍さんシリーズ、実はまだ続いております!

(俺龍さんの西荻スーパーラバーっぷりは、俺龍さんInstagramからどうぞ!俺龍さん企画についての詳細はこちらの記事をご覧いただけたらうれしいです。)

今回お伺いするのは、俺龍さんから「まさに俺龍のホーム」とご紹介いただ

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カメラにいざなわれて (#カメラのたのしみ方)

カメラにいざなわれて (#カメラのたのしみ方)

「写真が好きで、旅をしているんです」

そんなふうに説明しながら旅をしていると、カメラは随分と遠くまで連れて行ってくれる。

僕は(意外と)引っ込み思案で、すでにできあがったコミュニティの中に飛び込むのは得意じゃない。粗相がないようにせねばと、誰から話しかけてよいのかも分からない。

でも、カメラ片手に街を歩いていると「すてきなカメラですね」とか「日本人ですか?」みたいな会話が始まることがある。

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