「私に育てられてどうだった？」 私は22歳の長男に尋ねてみた。 試験やクイズには答えというものがあり、チャレンジした後はたいてい答え合わせをする。自分の回答が当たっていたら喜び、外れていたら残念だとがっかりする。それが答え合わせ。 私の子育ては果たして正しかったのだろうか。身長、体重、知力、体力、時の運、モテ。もはやほぼすべての面で私を越えた息子に気まぐれに尋ねたわけだが、すぐに思った。待てよ、これは意外と返事を聞くのが怖い類の質問でなかったか。 ・・・・・・・・・・・・
子育ては選択の連続だ。 毎回どっちに進めばいいか、悩みと迷いのどん底に突き落とされる。 私は子供と親は“同期“だと思っている。子が生まれた瞬間に親は親になるから、親子は会社の同期の仲間。親子関係をそんな感じでとらえている。子どもが悩んでいれば親も悩んでいる。自分が親になってみてそれがよくわかった。だから親が言うことが正解とは限らない。 わかったふりして親の顔してるけど本当はわからないことだらけ。 子どもたちが小学校に上がった頃、ひときわ選ぶのが難しい選択肢が現れた。
2月24日（土）晴れ 手帳を買いに行く。 これまで100円ショップの薄っぺらな手帳でごまかしてきた私だが、「そういうところから人生変えていかなあかんな」 と関西弁を使って反省し、ついにきちんとした手帳を買うことにした。 そんな私を見て嬉々として手帳選びアドバイザーとして乗り出してきた人がいる。その人とは長女である。彼女は5年以上みっちり手帳ライフを謳歌している。私より26歳も若いのに。 「手帳は絶対に、手に取って選んだほうがいいよ」 貫禄あるアドバイスに私はネットショッ
2月23日（金）祝日 小雨 冷たい雨だった。 冷たい雨はきらいじゃない。 ちょっとしゃべっただけで口から白い息がこぼれ出て機関車になった気分だ。 「そんな感じ出してたって結局動けば暑くなるんでしょ」と温暖化の地球をなめてやや薄着で出かけたらとても寒かった。 地球、本気出せば冬っぽくできるんじゃん。 数日前の暖かさにつられて咲いてしまった大きなしだれ梅の木も震え上がっている。 俳句に、「春寒」という季語がある。 春になった後で寒さが戻ったことを表す。立春を過ぎているの
2月21日（水） 母（88歳）の病院に付き添う。 平日午前中の整形外科クリニックには高齢者しかいない。それも女性がほとんど。平均寿命の男女差を如実に感じさせる空間である。 この空間において私は最年少。圧倒的若さ。待合室の椅子に座ることもためらわれるほど若い。 そこへ突然現れたのがエグザイルのATSUSHI（と同じ髪形と口ひげの他人）。 ATSUSHIがクリニックに入ってきたとたん井戸端会議に花を咲かせていた常連患者たちが口を閉じた。彼女たちは異質に敏感だ。異物と言って
2月20日（火） 手帳がない。 1月に手帳を買いそびれたらあっというまに店頭には4月はじまりの手帳しか置いてくれなくなった。4月は遠い。あまりにも遠い。 世の中はすべて前倒しで、当日になってから実感がわいて明日から頑張ろうと思っても頑張らせてくれない。当たり前だそんなのはよく知っている。先に準備しておいた人のほうがえらいのだ。 2月14日はバレンタインデーだった。 店はそういう雰囲気を醸すようなディスプレイをしてお客を呼びこむが、翌日には全部そんなのウソだったみたいに
気持ちがさめる時の擬音が「さーっ」なのか「すーっ」なのかはわからないが、いずれにしろさめることはだれしもあるだろう。 小学生の頃、Kくんという走るのが速い男子がいた。足が速いだけでなくクラスでいちばん背が高く大きな目は切れ長で性格も穏やかな人気男子だった。それで私もなんとなく憧れていたが、さらに家がケーキ屋だったこともポイントが高かった。この人と結婚したら好き放題にケーキを食べられると思ったのだ。なんと子どもらしい考え。 ある日の給食の時間。ケーキ屋のKくんが自分の席に座
#毎日書こうとしています 1月12日（金） 本日は1月12日だ。これはもう・・・決して正月とは言えまい。 おとといは1月10日で、日付けが二桁となってしまったからには「もう正月とは言えまい」気分が盛り上がっていたが、昨日が1月11日だったため、うっかりまた正月気分に戻っていました。 さてここで改めてご覧ください、1月11日を。 1月11日 じぇじぇじぇ！ ほら。1月1日よりも1月1日っぽいでしょう？ 正月のアイデンティティである「１」の文字が「1月1日」よりも1つ多い
#日記書いてます。 1月11日（木） 友人がSTAND.fmというサービスを利用して音声配信をしている。 昨年末ぐらいから時々そこでおしゃべりさせてもらっている。 ゆうべも参加させてもらった。 音声配信というよりは電話でおしゃべりしている感覚でとても楽しい。電話と違うのは世の中にしゃべった内容が流れ出ていくということ。 独身時代、私は何よりも居酒屋でバカ話をするのが好きだった。本当に本当に好きだった。あんなに大好きだったのに、「居酒屋でのおしゃべり」という概念と結婚する
＃日記書いてます。 1月10日（水）晴れ 本日は1月10日である。 もう正月とは言えまい。二桁に突入してしまったのだからもう正月は取り返しがつかない。まだ目標が立ちきっていないのに。今年は人生後半に向けて色々と頑張るぞという気合いは十分で、十分すぎて、あれもいいな、これもいいなとか思っているうちに今年が終わってしまいそう。今年中に今年の目標を立てることが目標です！とか言う人になるのが目標です！ 毎年思うことだが、お雑煮っておいしいですよね。 そんなに作るの大変じゃないし
1月8日（月） 子どもが成人式だった。 快晴で雲ひとつない。できれば空には雲がいくつかあってほしい。 寿という文字を白絵の具で描けそうなほどのっぺりした青空。 成人式の会場に近づくにつれ華やかな振袖姿が増える。ただでさえ美しい年頃の女の子たちが腕によりをかけて美しく装う。絵画のキャンバスのような大きな袖を重そうに揺らし慣れぬ草履でぎこちなく歩く彼女たちはディズニーランドのアトラクションのように可愛く物珍しい。ランナーも道を譲ってくれるし、消防署の裏手ではしご車練習中の消防士も
はじめに こんにちは。 みたかの小さなプリン屋さんです。 私は時によって「いよかん畑」と名乗ります。 いよかん畑の大喜利仲間のばさつさんがXで開催したサイバーパンク大喜利・冬の陣。こちらに寄せられた回答に対するばさつさんのアンサーコメントが内容・文章量ともに異常にカロリーが高くてもりもりだったので、noteにまとめました。よかったら寄ってたかって寄ってって！ お題はこちら 「西暦20024年のことわざを教えて下さい。」 ※サイバーパンク大喜利とは： 私もよくわかりませ
はじめに こんにちは。 みたかの小さなプリン屋さんです。 私は時によって「いよかん畑」と名乗ります。 いよかん畑の大喜利仲間のばさつさんがXで開催したサイバーパンク大喜利 お題 「"西暦20024年のお正月あるある"を教えて下さい。」 に寄せられた回答&返信コメントが面白かったのでまとめました。 よかったら寄ってって！ ※サイバーパンク大喜利とは：私もよくわかりません 主催者のばさつさんもよくわかっていません 未来っぽければいいみたいです そんなノリでどうぞ ※す
11月22日は「いい夫婦の日」とされている。 夫婦はもともと他人同士である。 親子、きょうだい、祖父母などは血縁関係にあるが、夫婦は他人。 私は夫と知り合ってから30年が経つ。 30年だ。 すごい。 すごい、と思うでしょ。 でもね、これがまだ。 まだまだ。 知らないことが出てくる。 びっくりだけど。 元々他人だから。 8年付き合って結婚する時には 「8年か。ついに結婚か」 という気持ちだったわけです。 散々付き合って結婚するんだなあって。 ちがいました全然。
こんにちは。 みたかの小さなプリン屋さんです。 私は時によって「いよかん畑」と名乗ります。 いよかん畑名義のX（元Twitter）で募集した #小学生の時してた変なこと選手権 に名回答&珍回答がたくさん寄せられたのでジャンル別にまとめました。 よかったら小学生時代を思い出して読んでみてね～！！！ ✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦ 小学生グルメ ・カルピスの原液を口に含み、蛇口で濃さを調整。（ばさつさん） ・クリームコロンのクリームだけ吸う（ばさつさん） ・
最近自分の中で流行ってるミニパイン。 商品にに付いてるこういう輪ゴム付きのラベル、子どもが小さかった頃はみんなで取り合いになったものでした。
