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サプライチェーンを素材から切り上がって経営迄 その3 新規分野での大型受注で外様が社内を動かせる 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 大きなお客様を使って狙った提案をして受注に漕ぎ着ければ、いとも簡単に会社を動かせますという件(くだり)です。

 私の仕事の心掛けは充分な理解を基にお客様にプロフェッショナルとして対応することです。

 モノからサービスへと続くサプライチェーン。
初めに入社して定年まで勤め上げると思っていたのに。望んでいた事業企画·経営企画担当となり、所属していた半導体事業を超大手IT企業の半導体部門に事業譲渡する所まで担当し、私自身もその企業に移籍。

 しかも運良く3年を待たずにサプライチェーンを切り上がるスタートラインに立てたのでした。

 社内のソフト·サービス部門と連携することで電子デバイスからソフト·サービスまで(B to C)見渡せるポジションに。
サプライチェーンの末端に居るコンシューマーさん迄見通せるところまで来ました。

 同じ学窓の方々に支えられつつ道が開けたのは信州の大企業の方からIT大手なのだから認証センサーではなくソリューションで提案してくれと言って貰えたことでした。米国の最大手IT企業からのトレンドでコンサルティング部門まで有ったので事業開発コンサルティングからその実現のためのセキュリティソリューションを差別化ポイントとしたサービスプラットフォーム(生体認証ソリューションを含む)と一気呵成に提案しました。何と望外にも受注できてしまったのでした。当然事業コンサルティングを担当し略全ての大企業、行政関係、医療関係、学校関係等に担当営業が居ることも利用し一大プロジェクトに仕立て上げました。当時はまだ新規部門であったコンサルティングを含む大型の新しい形の受注でした。社長同士の顔合わせ迄成功させました。
 これを見ていた同窓の先輩がソフト·サービス部門で活躍する場を用事して下さりました。鉄鋼会社とIT企業では給与水準が余りに異なっていた為、私を含めて鉄鋼会社からの転籍組は関連会社を作ってそこに在席していました。先輩の手配で転社し親会社の社員として仲間として受入れて貰いました。

 これで半導体部門の鉄鋼会社から来た外様から本体のど真ん中にいきなり。しかもシステムインテグレーションからサービスソリューションという全社的な流れに、大手企業の大型新規受注を引っ提げて。

 半導体部品から認証ソリューション、サービスプラットフォーム、ビジネスコンサルティングと。お客様のフンドシを使って短期間でそのIT企業のバリューチェーンの頭迄上り詰めたのです。

 一旦転籍で途切れたものの、何とか運と勘としつこさで立て直し、持てる力も総動員してプロフェッショナルとして対応した結果だと思っています。

 新規分野での大型受注で外様が社内を動かせたというお話でもありました。

続く。

 宜しければこちらも(この件はその8〜その11辺り)お楽しみ頂ければ幸いです。

 
 


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