#黒人
【分野別音楽史】#09-3 (コンテンポラリー)R&B の系譜
『分野別音楽史』のシリーズです。
良ければ是非シリーズ通してお読みください。
前回は、ドゥーワップからソウルやファンクを経てディスコまでの流れを追いました。さて、この次にどの分野を取り上げるべきか?というのは、実は非常に様々な見解があると思います。
具体的な選択肢を言えば、ディスコのあとを継いだハウスやテクノなどの「クラブミュージックの系譜」、もしくはブラックミュージックの重要な1ジャンルとし
【分野別音楽史】#09-2 ドゥーワップ、ソウル、ファンク
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1940~50年代は、ジャズ/ブルースからロックンロールやソウルミュージックへとジャンルが派生していった時期なのですが、ややこしいのは、「ソウル~ファンク~ヒップホップ・R&Bポップス」といったいわゆる「ブラックミュージック系」の源流となる分野と、「ロック史」のルーツとなる「ロックンロール」周辺の分野が、同じ「リズム・
【分野別音楽史】#09-1 ブラックミュージックのルーツとしてのゴスペルの系譜
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ロック前史としてブルースやカントリーを紹介した記事(→ #08 -1)にて、19世紀アメリカにおけるルーツミュージックの1つとして黒人奴隷たちによるプランテーションソングを挙げました。
前回までは、そこからブルースやカントリーを通過してロック史に至る流れを見ていきましたが、プランテーションソングから発展したルーツ音楽は
【分野別音楽史】#08-5 「ロック史」(1980年代)
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1970年代までのロック史は、様々な本やウェブサイト、ロックファンの方の紹介などを見ていても、おおむね共通見解があるように感じますが、80年代のロックに関しては、人によって触れられる分野にバラつきがあるように感じます。
ロックというジャンルを「当事者」として捉えている方にとっては、どうしても「商業化」を過度に嫌う視点
【分野別音楽史】#08-4 「ロック史」(1970年代)
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ここまでの記事でも繰り返し主張している通り、筆者のスタンスとしては「ロック史」というのは数あるポピュラー音楽史の中の単なる1分野、という位置づけです。
特に、70年代はロックのサブジャンルが非常に細分化して語られる一方で、ソウル、ファンクなどのいわゆる「ブラックミュージック」と呼ばれる分野も盛り上がり、さらに現在のク
【分野別音楽史】#08-3 「ロック史」(1960年代)
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今回の内容は一般的に「音楽史のメインイベント」のような立ち位置になっていると思います。ポピュラー音楽史を調べている方にとっては、必修事項のような感もありますが、前々から書いている通り、ロック史だけがポピュラー音楽史ではなく、同時期にロック以外の重要な系譜もたくさん存在しています。
分野別音楽史なのでこの記事ではロック
【分野別音楽史】#08-2 「ロック史」(1950年代後半~1960年代初頭)
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今回はいよいよロック史に突入していきます。音楽ファンの方の中でも詳しい方が多くなってくる分野だと思いますが、当noteのスタンスとしてはここまでたくさんのロック外の系譜も提示してきました。今回の記事で触れる範囲と同時期に存在した別のジャンルの音楽も既に過去記事でたくさん触れています。その視点も忘れないようにしながら、引
【分野別音楽史】#08-1 ロックへと繋がるルーツ音楽の系譜(ブルース、カントリー)
『分野別音楽史』のシリーズです。
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今回はブルースやカントリーの系譜について見ていきたいと思いますが、その前にここで、筆者のスタンスを再表明しておきたいと思います。
現在一般的に「ポピュラー音楽史」といえばその中心にある視点が「ロック史」となっていて、「ポピュラー音楽史」を調べるとルーツミュージックからロックへと連なる物語は非常に多くの方が語っています