マガジンのカバー画像

「感性(センス)」がビジネスの『未来』をつくる

680
人間の数多ある能力の中でも「感性(sense)」ほど曖昧模糊としたものも他にはなかろう。 ワクワク系エバンジェリストの小阪裕司は、感性を「知識や体験の集積に基づく価値判断の尺度」… もっと読む
運営しているクリエイター

#マーケティング

なぜ、ビジネスに「哲学」が必要なのか?

なぜ、ビジネスに「哲学」が必要なのか?

column vol.894

昨日、AIとの共存の流れから、これからの時代はビジネスにおいて「哲学」が重要だという話をさせていただきました。

今朝、いつものように情報収集していると、非常に分かりやすくビジネスにおける哲学の必要性を説いている記事に出会いました。

東洋経済オンラインの【なぜ今、世界のトップエリートは哲学を学ぶのか】という記事です。

〈東洋経済オンライン / 2023年1月12

もっとみる
企業のブランディングが、他者への理解力を奪ったのかも知れない

企業のブランディングが、他者への理解力を奪ったのかも知れない

最近見かけたTweetより
Twitterで、こんなTweetを見かけました。

元になった記事はこちらです。(有料)

有料記事なので、直接の引用は控えますが、鴻巣さんご自身が、下のような内容もTweetされています

さて、このような社会になった理由として、ふと思い当たることがありました。

ブランディングの基礎は共感私自身、ブランディングについては、会社経営としても学んでいますし、実際に、自

もっとみる
成功に導く「脳力」の高め方

成功に導く「脳力」の高め方

column vol.327

ここ最近の本の中で目鱗だったのが、脳内科医の加藤俊徳先生が執筆した『センスは脳で磨かれる』です。

最近、体を鍛える人は増えましたが、脳を鍛えている人はあまりいないのではないでしようか?

体同様に脳も鍛えられるということは、言われてみればそうなのですが、脳トレと聞くと幼児教育やシニアになってからするものというイメージでした。

しかし、我々現役世代こそやるべきで、

もっとみる

「それっぽいもの」がウケない

最近よく思うことなんですが、「それっぽいもの」がウケなくなってきたなーという話です。

「それっぽいもの」というのは、街中でたくさん見かけます。

たとえば、

・芝生の上でラガーシャツの学生が肩組んでる大学の広告
・空の写真に「わたしらしい毎日」みたいなコピーが載ってるマンション広告

みたいなやつです。

ネット上にもいろいろあります。

・ぬるぬる動く「DXでベストソリューション」みたいなコ

もっとみる
全てのnoteユーザーにおすすめしたい「アート・イン・ビジネス」

全てのnoteユーザーにおすすめしたい「アート・イン・ビジネス」

株式会社秤の小川と申します。

私はセールスプロモーション業界で4年、電通グループなど広告会社の営業とプランナーとして10年、データ分析を軸にしたコンサルティング支援3年強。マーケティング戦略から戦術まで幅広く関わり、2018年11月に「Excelでできるデータドリブン・マーケティング」という書籍を出版しました。

宣伝会議のマーケティング分析講座の講師や企業向け研修を行い、マーケターがデータドリ

もっとみる
「壁に穴を開けたい」と客に言われたらあなたはどうする?(搾取されない考え方)

「壁に穴を開けたい」と客に言われたらあなたはどうする?(搾取されない考え方)

突然ですが、あなたは今ドリルを手に持っている。あなたが提供できるノウハウはドリルで穴をあけることだ。

そこで、あるクライアントが「この家のこの壁に、穴を開けたいんです」と言われたとき、あなたはまずどうするだろうか? 

その問題を下にも書いていますので、よかったら続きをどうぞ。

こんにちは。
フリーゲームプロデューサーのうきょうです。

最近はゲーム制作、採用の現場、教育に関するやりとりにおい

もっとみる
文章を書くのに必要なのは、語彙力よりも「他人への想像力」だ。

文章を書くのに必要なのは、語彙力よりも「他人への想像力」だ。

「私、語彙力がないから」
「文章を書くのが苦手です」

よく言われます。

語彙力は、確かにあるに越したことはない。たくさんの言葉を知っていれば、それだけ思考は広がるだろう。

だけど、大切なことは「どれだけたくさんの言葉を知っているか」ではない。

どれだけたくさんの「人の気持ち」を知っているかだ、と思う。

「自分とは違う他人」の価値観をどれだけ知っているか
文章には読み手がいる。自分用のメモ

もっとみる

人は肩書きに影響される。部長だったり主婦だったり、その肩書きにふさわしい行動を取るようになる。ふさわしい行動を取れば取るほど行動によって意思が形成され、その肩書きを自分のアイデンティティだと思い込む。Uber eatsマスターの肩書きをもらえば出前館マスターになろうとは思わない。

なぜ、日本のブランドは負けるか

私が、様々な国で様々な企業、政府組織、商品のブランドを手がける中で、よくある負けパターンを、学術で説明しているものがあるので、そのシェアです。

ここ3年ほどは、ブランドコンサルティングの開始や、ブランド系講演に登壇するたびに、基礎ブランド論の一部として、『The Pepsi Paradox』について話します。皆さんはご存知でしょうか?
時間のある人は、私の要約より下記を見てもらった方がいいと思い

もっとみる
そのアイデアに、大義はあるか?

そのアイデアに、大義はあるか?

なんてことない雑記です。さいきん、友人、同僚とコロナ周りで何かできないか、と話す機会があった。そういう意思を持てる人がいることは本当に素晴らしい。いっぽうでアクションを起こそうとする人、起こす人以外が素晴らしくないかと言うとそんなこともない。毎日手洗いうがいをして、予防に努めている人も、同じくらい素晴らしいとぼくはおもっている。

それで言うと、サクちゃんさんのこのnoteは秀逸だった。最近じゃ誰

もっとみる
美大生に学ぶ、ブレストのときに、あえて解釈が広い言葉を使うやりかた

美大生に学ぶ、ブレストのときに、あえて解釈が広い言葉を使うやりかた

こんな記事を読みました。東工大のEDPというデザイン・シンキングのプログラムに参加した藝大の方が感じた「美大生と理系学生」の考え方の違いについてまとめられています。

takramの田川さんが、イノベーションを生むにはBTC人材が必要と言われています。(B:Business, T:Technology, C:Creative)

その意味で、東工大が藝大の学生を招いたり、東大の生産技術研究所がRC

もっとみる
「エモ消費」とは自らの幸せに直結する行動で、幸せのマイレージを貯める行動だ。

「エモ消費」とは自らの幸せに直結する行動で、幸せのマイレージを貯める行動だ。

毎度、東洋経済オンラインの連載「ソロモンの時代」の新記事が公開されました。今回のテーマは、「エモ消費」についでです。

独身を幸せにする「エモい」という感情の正体
インスタ映えに熱狂する人の心理とは?

「エモい」という言葉の意味、及び「エモ消費」というものが今までの「モノ・コト消費」とどう違うのか、なぜこれからはそれが鍵になるのか?その辺についてわかりやすく解説しています。企業のマーケティング担

もっとみる
「エモい」は若者言葉ではない?広めたのは落合陽一さん。エモ消費時代が来る!

「エモい」は若者言葉ではない?広めたのは落合陽一さん。エモ消費時代が来る!

こんな記事が日経MJに!

なんか「ヤバい」に続く若者言葉として「エモい」を取り上げているようですが…今年1月に出した拙著「超ソロ社会」の中でも「エモい」については説明しているし、私がまさに日経MJに1月16日に寄稿したものでもこれからの消費の形としての「エモ消費」と名付けて説明しています。

そもそも、「エモい」という言葉は、ネットスラングとしてすでに10年以上も前から使われています。「エモ」と

もっとみる
日本の主要SaaS50サービスの「料金ページ」の調査で分かった6つのこと

日本の主要SaaS50サービスの「料金ページ」の調査で分かった6つのこと

こんにちは!橋本 大祐(@hashimoto_pres)です!

今回は、元々業務の一環で調査していた「サービスサイトの料金ページ」について、色々気づきがありましたので、noteでまとめることにしました!

母数が橋本が選んだ50サービスですので偏りがあるかとは思いますが、ぜひサービスサイトの改修の参考にしていただければと思います!

では全部で3,000文字と少し長いですが、どうぞ!!

①78

もっとみる